フーゾクの現代史 元情報誌編集長が見た「歴史の現場」
伝説のフーゾク情報誌『俺の旅』編集長「イコマ師匠」が、取材・研究の成果を総決算!古代から昭和までの歴史研究から、コロナ禍の歌舞伎町のルポまで……「生き証人」が記録した平成風俗史の決定版!今はなき全国の名店の取材体験記も掲載日本の性風俗に関しては、分厚い研究蓄積があるが、平成時代以降の歴史的な分析は皆無に近い。
吉原や飛田新地、渡鹿野島といった著名な風俗スポットに関する概説はいくつも見受けられるのだが、平成から令和時代全体を俯瞰したものとなると、極めて乏しい。
平成から令和にかけてのフーゾクの歴史を、時代を代表する風俗店と、そこで実際に遊んだ風俗客、そして風俗情報誌の編集記者という視点から可能な限り実証的に検討することは、日本の性風俗研究において、社会的な意義を有しているだろう。
(「おわりに」より)フーゾクは生きている。
現場に出ると、それがよく分かる。
答えは現場にある。
私は23年以上、ひたすらフーゾク取材を繰り返してきた。
その過程で、フーゾクが社会を映す鏡であること、そして、深く学ぶべき教養であることを実感してきた。
本書は、「最強」と呼ばれた風俗情報誌『俺の旅』の編集長を務めた私の、総決算的な一冊である。
これまでの取材をもとに、日本の性風俗産業の歴史を、平成時代から令和時代にかけての現代史を中心に紹介するものとなっている。
(「はじめに」より)
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