一億総下流社会
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【本当の自由を手に入れていない日本。
戦後日本の復興は幻だったのか?】はたして「日本の貧困化」はどこまで進んでいるのか──。
その実態を掘り下げていき、背景を探っていくと、底流にはひとつのファクト(事実)が見えてくる。
日本の貧困化をもたらしている主たる要因は、新型コロナウイルスやロシアのウクライナ侵攻だけではない。
ましてやGDP(国内総生産)で日本を抜いた中国でもない。
米国に従属してきた日本のスタンスこそが、「貧しい国ニッポン」を加速させているのだ。
取材するユーチューバーの異名も持つ経済ジャーナリスト・須田慎一郎が、政財界から大手行員、銀座のホステス、山谷の住民までを全方位的に取材。
いまある日本の現実と未来に警笛を鳴らす。
〈本書の主な内容〉まだ本当の「自由」を手に入れていない日本「コロナ」に「ウクライナ危機」、そして「インフレ」、「円安」などさまざまな出来事が日本を取り巻いている。
そのなかで、時には目に見える形で立ちはだかり、時には目に見えない力を働かせてくる存在に気づく──。
「米国」だ。
だとするなら、少なくとも「米国」の動きを見ておけば、これから世界がどう動くのか、自分たちの生活がどう変わろうとしているのか。
それも見えてくるはずだ。
それを見なければ、「一億総下流社会」は現実のものとなるかもしれない。
■二極化のひずみ〜極限まで進んだ日本の貧困格差■目の前にある日本の金融問題■金融とエネルギー問題は表裏一体■世界金融戦争勃発〜知られざる金融制裁■日本の進むべき道〈著者プロフィール〉須田慎一郎(すだ・しんいちろう)経済ジャーナリスト。
1961年、東京生まれ。
日本大学経済学部卒。
経済紙の記者を経て、フリー・ジャーナリストに。
『夕刊フジ』『週刊ポスト』『週刊新潮』などで執筆活動を続けるかたわら、テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』、読売テレビ『そこまで言って委員会NP』、DHCテレビ『真相深入り!虎ノ門ニュース』、文化放送『須田慎一郎のこんなことだった!! 誰にもわかる経済学』、YouTubeチャンネル『別冊!ニューソク通信』他、「取材するユーチューバー」としても多方面で活躍中。
政界、官界、財界での豊富な人脈を基に、数々のスクープを連発している。
また、平成19年から24年まで、内閣府、多重債務者対策本部有識者会議委員を務めた。
主な著書に『下流喰い』(ちくま新書)『投信バブルは崩壊する』(ベスト新書)、『コロナ後の日本経済』(MdN新書)などがある。
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