陰陽師の解剖図鑑
鬼を祓い、人を呪う星を観測し、暦をつくる彼らは何者か日本を裏で支えた異能の者たち、陰陽師の謎に迫る。
古代中国で生まれた易(えき)や陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)の考え方が日本にもたらされたのは六世紀のこと。
それが陰陽道(おんみょうどう)という思想となり、国政に取り入れられて「陰陽師」という存在を生んだ。
科学技術の乏しい時代、陰陽師は天文から災異を知った。
暦をつくり、人々の生活を支配した。
明治時代に廃止されるまで、陰陽師は科学者であり呪術者だった。
陰陽師の歴史を辿るとき、それは同時に日本を知ることなのだと気付かされる。
もしかすると今の世にこそ 陰陽師が必要なのかもしれない――
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