尊王の志士から幕臣となり、異国の地パリで明治維新を迎えた渋沢栄一。<br />維新の英傑たちとの交流や、新政府官僚を経て実業家となるまでの紆余転変を余すところなく語る。<br />渋沢思想やそのエネルギッシュな生涯の原点に迫る傑作自伝。<br />■目次雨夜譚はしがき少年時代志を立てて郷関を出づ浪人生活一橋家出仕兵隊募集の苦心産業奨励と藩札発行幕府出仕外国行帰朝と形勢の一変静岡藩出仕と常平倉明治政府出仕在官中の事業退官と建白書