人気漫画家で夕奈の母親でもある、雪月ノエル先生の手違い(?)によって、ホテルで一晩を共にした夕奈と花村さん。その日は、夕奈が花村さんとの関係について深く思い悩むきっかけにもなってしまう――。そんな時、夕奈の友人の一人、のこに好きな人ができたことがわかる。ところがその相手が、見た目は大人、実際は中学生の黒柳光だと判明!?恋した相手が中学生男子だと、のこに伝えられないまま、花村さんも一緒に4人でWデートをすることになった夕奈はその事実がバレないかやきもきするが、のこは歳の差という障害を知っても前向きに光との関係を築いていく。その様子に勇気をもらった夕奈もまた、花村さんとの関係を深めるために一歩踏み出そうとするが、その時に一本の電話が――。伝えられたのは、担当編集の交代だった。新たに担当編集になったのは、会社内でも「新人潰し」の異名をもつ、多賀という男性。実績もある多賀が夕奈に告げたのは、連載中の作品『来い恋』を畳んで、新作を作るという提案だった――。(担当より)乗り越えるべき壁があると恋は燃え上がる、と言いますが、それは何も恋に限ったことではないかもしれません。第3巻では各々の登場人物がそれぞれの壁にぶつかります。光とのこの恋模様も気になりますが、タピ岡先生こと夕奈には多賀という最大の壁が現れます。いきなり連載打ち切りの窮地に追い詰められたタピ岡を救うのは花村さんのカチコミュ力…! と思いきや花村さんと多賀は既に面識があり、事態は思わぬ方向にいってしまって…?高校生ながら恋と仕事の両方で試練がおとずれてしまったタピ岡先生の運命やいかに――!? 様々な「成長」と「変化」が詰まった第3巻、お楽しみください!