『デビルズライン』の花田陵が描く、自由と愛のダークファンタジー、ついに完結!突如現れた化け物「ショウジョウ」に、世界は蹂躙されていた。凶暴な力で人に牙をむき、少しでもショウジョウに傷つけられた者はあるウイルスに感染し同じショウジョウとして蘇ってしまう。人々は「空中都市」を作り、「ガルド」と呼ばれる討伐部隊を組織してショウジョウに対抗していた。自分のために生きるのか、愛する人のために生きるのか。あるいは、死を選ぶのか──。誰もが自分と向き合いもがく中、’飛行型’を一掃するための「アリアケ作戦」が始まった。川上の「声」でショウジョウたちを焚きつけ、翼が生えたクリスが空を飛び飛行型を誘導する役を担う。そして、クリスを地上から援護するのは南。危険だが成功すれば成果の大きい作戦の行く末は──。そして、週末へと向かう物語が辿り着く先は──。「自分のために生きろ。私たちは自由だ」