朝の通勤電車を待つ主人公は、人が混雑しているはずのホームから人々が消え、その中で一人の少女と出会う。一瞬の出来事ではあったがこのことがきっかけで主人公は非日常の世界に足を踏み入れていくことになる。本作の前半は3人のヒロインが同軸上に存在し、それぞれのシナリオが複雑に絡み合っている。前半部分での選択肢が後半部分の各キャラクターの個別シナリオに反映され、ヒロインによっては物語の核心そのものと向き合うことになるが、別のヒロインでは核心に触れることなく、ストーリーが展開していく場合もある。誰もいない街、自分だけに残された記憶、日常に潜む「パンドラプロジェクト」…など多くの謎を秘めた作品として、コンシューマで話題になったパラレルノベルのPC版が満を持しての登場です。