「あたしは皇帝になる。あなたの叡智が必要なの」。剣も弓も苦手で、本ばかり読んでいる落ちこぼれ軍人のレジス。左遷された辺境で、彼は運命を変える少女と出会う。赤い髪、紅い瞳を持ち、覇者の大剣を携えた皇姫アルティーナ。落胤が故に、十四歳にもかかわらず、辺境軍の司令に任じられていた彼女は己の境遇を嘆くことなく、とある大望を抱いていた。そして、軍師として求められたレジスは少女と共に次々と立ちはだかる困難へと立ち向かっていくのだった――。覇剣の皇姫と読書狂の軍師が織り成す覇道戦記譚、登場!※本書籍はファミ通文庫版「覇剣の皇姫アルティーナ」1巻・2巻を大幅改稿し書き下ろし短編を追加。更にイラストも新規に描き下ろした内容となっております。