【ルポ・エッセイ・自叙伝】タグのライトノベル・小説
自分の思考が文字となって紙の上に形をなす。自分の頭の中から、自分の思考をもっとも良く引き出してくれるペン、インクの色、そしてノートブックとは―。作家・片岡義男が道具から「書く」という仕事の根幹について考えた刺激的な書き下ろしエッセイ。
本や新聞、PCやモバイルなどで毎日、目にする文字。当たり前のように存在しているが、じつは読みやすさや美しさを追求するデザイナーの手によって生み出されている。フォント制作会社「字游工房」の代表にして、書体設計士の著者は、どのように文字作りの道を目指し、歩んできたのか?これまでに制作した文字。その文字に込めた思想。理想の文字。影響を受けた人たちとの交流…。「水のような、空気のような」書体を目指して活動してきた37年間を振り返り、これからの文字作りにつなぐ思いをつづる。
本屋さんはおもしろいか? いや、この稼業ははたでみるほどのどかじゃない。注文・返品・立ち読み対策、リュック背負って買い出しにも行く。追いまくられる毎日だけど、楽しくしていくのが仕事なんだ──小さな町の小さな本屋のあるじが綴る書店日記。「素直に語れる心のしなやかさがある。成功の高みから書かれた立志伝には求めがたい光沢が見いだせる」(朝日新聞評)「出版が直面する様々な問題を考え直す上で役に立つだろう」(日本経済新聞評)
ぼくは下町の不良だった──つねに新しいことに興味を持ち、過去を振り返るのは年寄りの証拠というJ・J氏も、読者の強い期待に答えて、子供時代のことを書かないではすまされなくなった。甚一少年の青春を育んだ下町の情緒を伝える、自伝抄を一冊にする。
NHK「100分de名著」で出会った約100冊より、伊集院光が、心に刺さった3冊を厳選。名著をよく知る3人と再会し、時間無制限で新たに徹底トークを繰り広げる、100分de語りきれない名著対談! ■川島隆(京都大学准教授)と語る、カフカ『変身』 ──’虫体質な僕ら’の観察日記■石井正己(東京学芸大学教授)と語る、柳田国男『遠野物語』 ──おもしろかなしい、くさしょっぱい話たち■若松英輔(批評家、随筆家)と語る、神谷美恵子『生きがいについて』 ──人生の締め切りを感じたとき出会う本
「どうしたら娘は助かったのか?」 4歳の少女は、熊本地震により倒壊の恐れがある病院から緊急転院した末に亡くなった。本震から5日後のことだった――。東日本大震災、熊本地震、新潟県中越地震など阪神・淡路大震災以降の国内の災害で「災害関連死」とされた人の数、5000人以上。死者たちの残した声なき声をきく。10年にわたる取材で災害支援の道を照らすノンフィクション災害の多い日本に暮らす私たちは、誰もが被災者になり、命を落とす可能性がある。避難中のエコノミークラス症候群、転院移動後の死、鬱を患い自死、復旧に奔走した末の急性くも膜下出血……どんな支援があれば命を救うことができるのか?遺族、弁護士、医師、行政関係者、研究者ほか、災害関連死を亡くなった人たちの「最期の声」ととらえ、次に来る災害の教訓にしようとしている人たちがいる。
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。今までに食べた最高のごちそうは、長男出産後の産院のおにぎり。 はじめて母になった幸せのおいしさだったんです―― 幼少期のふたりの息子さんとの思い出から、育児と仕事との付き合い方やレミさん流の料理哲学まで、子育てと料理の喜びがたっぷり詰まったエッセイ集。47品のオリジナルレシピに加え、上野樹里さん、和田明日香さんとの「和田家の嫁姑鼎談」も収録。
「国語辞典とはどういうものか、どう利用すればいいかということは、知られているようで、実のところは、あまりしられていません。」(「まえがき」より)/生活の中で出会う言葉を丹念に集め、「要するに何か」を説明する辞書、『三省堂国語辞典』。人生のほぼすべてを辞書づくりに捧げる著者が、国語辞典の魅力あふれる「ひみつ」をあれこれ書き綴った辞書の話。/第一章『三省堂国語辞典』はこんな辞書/第二章 誤りと決めつけてはいけない/第三章 新しいことば・古いことば/第四章 気がつきにくいことばと意味/第五章 語釈を書くのはむずかしい/第六章 『三国』の使い方の極意/電子版おまけ 中野の街で用例収集 ――電子書籍版にあらたに一章を書き下ろした「おまけ」付き。
――惚気(のろけ)でバズって一生忘れられない彼女になりました。TikTok & YouTubeチャンネル『彼女の愛が重すぎる』を運営する恋愛系インフルエンサー’彼女’の初エッセイ! 彼氏への愛をSNSで発信し、SNS総フォロワー数は30万人を突破。バレンタインのチョコレートはカカオ豆から作り、ハロウィンには彼のために手作り衣装を用意するなど、彼女の重すぎる愛の原動力とは? 遠距離、長続きする方法、復縁など、恋に悩むすべての人に捧げる恋愛エッセイです。
いにしえより、鳥、蝶、蜜蜂、心臓などに託されてきた魂の形象。それらは、人間が無辺際の虚空を宿し、宇宙の反映でもあることの表れとして捉えることができる。例えば、水鳥は、その自在な動きにおいて、肉体の束縛を離れた魂のありかたと照応するものであっただろう。古人は、そこに単なる比喩にとどまらない、確かな実感を込めたのではなかったか。夢のようでありながら、しかし真実でもある霊魂について、明澄なまでに想念をめぐらした詩人の代表的エッセイ。
おもしろくてためになるバラエティ・エッセイ。ミニスカートをはいてると逮捕だと!? ーー「豚を飼うときは地面掘りができるようにすること」(スイス)、「月で戦ってはいけない」(月協定)、「ミニスカートをはいてると逮捕?」(軽犯罪法)、「日曜日に子どもが遊ぶには免許証が必要」(米テネシー州)など……。世界中を旅した夫婦が各国のおかしな法律・条令をつっこみまくる、書下ろしバラエティ・エッセイ!
世の中なかなか侮れん! 未体験ゾーン48カ所、原田見学隊が行く! 「ノーパンしゃぶしゃぶ」を堪能し、「恐竜」から「百円ショップ」と……。爆笑ルポ・エッセイーー行きます! 見ます! 楽しみます! 原田見学隊ご一行が見聞した数、なんと48ヵ所。「占い喫茶」「ノーパンしゃぶしゃぶ」「Tバックカジノ」と風俗に挑み、「国会議事堂」「新宿未広亭」に独自の観察眼をふるう。体当りだけど、腰が引けてるオヤジ1年生の爆笑ルポエッセイ! まだまだあるけど、後は中を見ちくり〜。
近年、地球環境や経済・社会の持続可能性への世界的な危機意識の高まりを受け、SDGsの流れが加速的に進んでいる。その流れの中で、これから観光はいかに対応していけば良いのか?オーストラリアで20年以上のエコツアーの経験を基に実践と理論を提案。サステナブルツーリズムとは何か、SDGsとの関係性とは何か、初めての人にも丁寧に分かりやすく解説。観光業に携わる人、観光業を目指している人に読んでもらいたい一冊。
ベテラン市民ランナーの目線で、初心者から中級ランナーのために、マラソン大会に関する100つのテーマについて、楽しみ方、経験談、失敗談、想いを語ります。 より早く走ることや楽に完走するためのノウハウ本ではなく、マラソン大会に参加してより多く深く「走る」ことを楽しむための本です。
超大作・『源氏物語』執筆の裏側、病と闘った晩年、恋愛について、被災地への慰問……30年以上ともに歩いてきた著者だから知りえた、寂聴先生のエピソードが満載! 笑いあり涙ありのライトエッセイが誕生。「人は自由に生きる権利と幸せになる権利があります」「恨んだら、自分に毒が回って、器量が悪くなるわよ」「うちは宗教では稼がない」……寂聴先生の金言がここに! 【目次】第一章 寂聴先生、最期のときまで 第二章 寂聴先生との出会いと寂庵の八十年代 第三章 寂聴先生の気迫とパワーと、優しいお心 第四章 寂聴先生の「源氏物語」への意気込みと愛着 終章 寂庵を去る日
『指輪物語』『ドリトル先生物語』『少年キム』『黒馬物語』など名作の読み方や、ファンタジーの可能性を追求する評論集。「子どもの本の動物たち」「ピータラビット再読」など。
「たいていのオカマは明るくも強くもない」「多くの人が凡人であるように、オカマもまた凡人なのよ」自分もそんな凡庸な「しんどい」オカマのひとりと語り、昼はふつうの会社に勤める主人公は、夜はゲイバーで働きながら、お客さんのお悩みに答えている。今回のお悩みは、ダメ男しか好きになれない、夢か安定か選べない、食の価値観が合わない。誰もが抱える悩みをしっとり前向きに解きほぐす。オトナのためのコミックエッセイ、第4話。
作文得意な少女は作家になる夢を追いかけた。全三章の構成。第一章「〈希望〉を書く」――小学生時代の作文修行から作家デビュー、数度の挫折を経て直木賞受賞までを描く半生の記に始まり、「武道館で見たくらいに小さいけれど、でも見える」という愛に満ちた長文の忌野清志郎論など。全21篇。(第一章は全体の半分を占める)第二章「旅の時間・走るよろこび」――〈旅のエッセイ〉と見せかけて実はフィクションという見事な短篇小説「それぞれのウィーン」で幕を開け、「永遠、という美」と題したシャネルN゜5のドキュメントがつづく。そして台湾・韓国・バリ・スペインへの旅、さらには那覇マラソンと西表島マラソンの鮮やかな記録。全12篇。第三章「まちの記憶・暮らしのカケラ」――これはUR都市機構の雑誌に連載された17篇を一挙収録。住んでいる町の素顔から東日本大震災で失われた町、そして日々の暮らしを生き生きと描いたエッセイまで。全17篇。2012年から2019年までに書かれたエッセイの中から厳選した充実の一冊。そのなかでも冒頭に収録した半自伝は女性誌に連載された15ページに及ぶ感動的な名篇である。※この作品は単行本版として配信されていた『希望という名のアナログ日記』の文庫本版です。
売れないタレント・おかえりこと丘えりかは、依頼人に代わり旅をする「旅の代理人」。秋田での初仕事を終え、次なる旅先は北海道──ある動画に映っている人物が、かつての恋人かを確かめてほしいという依頼だった。依頼人には、初恋を巡るほろ苦い過去があって……。ベストセラー『旅屋おかえり』未収録の、幻の札幌・小樽編、さらに北海道旅エッセイ「フーテンのマハSP(スペシャル)」、おかえりデビュー前夜を描いた勝田文さん描き下ろし漫画も収録したシリーズ特別編! あなたのふるさとはどこですか?
したたかでアンフレンドリーな、アルプスの小さな山国スイス。在住20年にもかかわらず、いまだここが「居場所」とはいえない――。そんな悶々とした中で出会ったのは、妙に謎めいた、多国籍な仲間たちの合唱団だった。悪戦苦闘の日々、少しずつ謎がとけてゆく仲間たちと、声を合わせて歌いながら「スイスという国」に根を張ってゆく、異文化合唱エッセイ。(本書「あとがき」より) 居場所ってなんだろう。歴史のどの時点で、世界のどの地点に生を受けるかなど、偶然の出来事でしかない。たまたま居合わせた場所や状況や歴史的時間の中で、人はどうやって居場所を探し、それを耕していけるのだろう。居心地の良い場所が築きにくい時に、息苦しい時に、仲間に入っていけない時に、どこにどうやって慰めを見つけたらいいのだろう。 花の種が風に吹かれてどこかの土に着地する。よく知らない両隣の人たちと共に声を合わせて歌いながら、そんなイメージを私は度々思い浮かべていた。小さな種が、着地したその場所でむっくりと芽を出し、固い土の中にじわりじわりと根を張っていく様を想像した。
遅すぎることはない。今が人生でいちばんいいチャンス!あなたにとって、本当にやってみたいこと、 好きなことはたくさんあるはず。多くの人たちは、人から認められたりほめてもらったりするために、毎日いろいろなことをしています。そして、自分が好きでもないことをして努力している、苦労していると思っている。けれどもそれは、実は楽をしているんだと僕は思います。「するべきこと」「しなければいけないこと」ばかりやって、「したいこと」に目を向けない。自分の人生を自分で創る責任から逃げているのじゃないかと思うのです。この世の中には、あなたにとって、本当にやってみたいこと、好きなことがたくさんあるはずです。あなたは何をしてもいいのです。そして、本当に好きなことをしていくためには、常に責任がついてくる。世の中がよくないといっても、逆に素晴らしいと言ってもいい。すべてはあなたの自由です。あなたが自分で選んだ行動に、責任をとる覚悟さえできていれば。(「はじめに」より抜粋)
どきっとする「言葉」もいいけれど、少しだけ長い文章を、という方に、伊藤守が、軽快に、ときに鋭く語る34章。人との関係を楽しむために、自分の心を楽しむために、目の前の現実を楽しむために、人生を楽しむために、そして、いまのあなたを楽しむために。
問題や悩みを悪いものとしてとらえることから、不幸が始まる一問題があってもご機嫌に暮らすための50のヒントにイラストを添えてお届けする、人生が軽快なものになる大人の絵本。「いちばんの問題は、あなたが、それがあるからうまくいかないと思うこと」
いま、自分が感じている、この世界で、自分だけが感じている、「この気もち」伝えたい。いま、きみが感じている、この世界できみだけが感じている、「この気もち」聞いてみたい。
生きること、生き残ること、それが、わたしたちに課せられた人生の目的です。わたしたちばかりではありません。およそこの世に生きるもの、すべての目的は、「生存する」ことにあります。わたしたちは、基本的には、ひとりでも生き残れるようにプログラムされていますが、ふたりなら、生き残れる確率は、もっと高くなるはずです。ところが、現実には、ふたりでいることによって、ひとりでいるよりもずっと悪い結果が生じることがよくあります。そうしてみると、他の人といっしょにうまくやっていける、つまり、自分も相手も、我慢したり無理したりしないでいっしょにいられるとしたら、それが成熟した人間であることの証明になるのではないでしょうか。ひとりよりふたり。それは、そのことばのもつイメージほどロマンティックなものでも心穏やかなものでもありません。ひょっとしたら、ふたりでいるよりひとりでいるほうがずっと楽だと感じる時間の方が長いのかもしれない。けれども、ときとして、それを体験しない人には決して想像すらできないほどの喜びがそこにあり、それは、たとえつかの間のことだったとしても、ふたりでいることから訪れる悲しみやいたみ、怒りや嫌悪の経験を、十分に補って余りあります。互いの領域を侵さないという暗黙の了解のもとに群れ合うのと、誰かとほんとうにいっしょにいることとはまったく異なる体験です。群れるのも悪くはありませんが、やはりときどき、自分が孤独ではないこと、誰かとつながっていることを思い出していただきたいと思うのです。
わたしたちはみな、目に見えないゲームの中に生きています。つまり、誰かが勝ち、誰かが負けるということ。勝つために、あらゆる手段が持ち込まれます。多くの仲間や支持者を集めるという手段、相手の問題を暴き出すという手段、スケープゴートを創り出すという手段。このゲームは、ほとんど自動的に、無意識のうちに繰り広げられます。互いに互いを利用しようと躍起になり、利用されまいと必死になります。このゲームの中で、人間の価値とは、全体の中のパーツのひとつであり、その利用価値であり、ゲームの勝敗そのものです。本書は、いわば、わたしたちが、このゲームに参加しないことの「権利宣言」です。わたしたちの価値とは、ゲームの勝敗によって外から判断されるものではなく、すでにあるものだからです。わたしたちは、組織や社会のパーツではなく、ひとりの価値のある人間として存在するからです。あなたが生きていることの意味に、あなたがいまここに存在することの価値に、疑いをはさむ権利は、誰にも、もちろん、あなた自身にもありません。
「どうせ愛なんて......」と言いながらも、やっぱり心のどこかで、愛を信じたい、誰かをほんとうに愛したい、愛に満ちた人生をおくりたい、と願っているあなたに、伊藤守が愛を込めておくる32の断章。愛を正面からとらえるだけで、必ず何かが変わります。
愛を探しに行くのを、ちょっと止めてみてください。そこにありますから、あなたの内側に。何もしないで、ただそこにあるのを見ていてください。 あなたは、ときどき、それを見逃しているかもしれません。でも、それはそれでいいのです。愛のほうは、あなたをずっと見ていますから。
リアル過ぎるほどにリアルで率直な言葉が、読む人の新しい視点とそれに基づく行動を呼び覚まします。シリーズ累計40万部のベストセラー第3弾より3年ぶりの刊行です。あなたとともに’進化’した’100の言葉’をどうぞ。
自分の人生を創るのは自分。あなたの今日を変えるのはあなた。伊藤守が人と関わること、ご機嫌に生きることなどについて語る実践的なショートメッセージ集。誰かのように生きなくていい。あなたが「いい感じ」ならそれがいちばんいいのですから。