【ルポ・エッセイ・自叙伝】タグのライトノベル・小説
誰にも見せたことがなかった私の「秘密」。世界を旅してきた行動派女優が飾ることなく普段着の生活を綴った! ――仕事のこと、私自身のこと、ふりむきたくなったのは、私がそんな年齢になったからかもしれない。はたして本物のかたつむりは、クルリとふり返ったりするのだろうか――。異国でのハッとした出来事、普段着の暮らし、そしてテレビ業界の内側を、女優・星野知子がストレートな目線で書き綴る、魅惑のエッセイ。
砂漠のデコボコ道をゆくロケバスの中でも、隙間だらけの安宿でだって、ぐっすり眠れる。それに食べることが大好きな私は、どこへ行っても現地のもので大丈夫! でもトイレは……。ブータンのお寺で見た巨大トイレ、中国の奥地で体験した草原トイレ、哀愁のペルー・アンデス、シベリアの大湿原など、世界の辺境をかけめぐる女優がつづる、笑いと涙がいっぱいの、ときめきの旅本。
昔のことが、いま新しい! ――明治29年の生まれで、もう90歳にもなるおばあちゃまが、じぶんの娘である著者に話してきかせた、昔の思い出。おてんばで多感だった少女の頃の遊び、様々な暮らしの風俗、家事と家のとりしきり、ハイカラ・ファッション……明治の女性たちの姿が、生きいきとキラキラ輝いて甦る。楽しい読みものであるとともに、当時の生活や時代考証のための貴重な証言となっている。
遊びの天才がゴルフに挑戦するあくなき闘い! ――はじめてのパー、はじめてのバーディ……。一所懸命やればやるほど、ゴルフは悦楽を与えてくれる。遊びの天才がゴルフに取りつかれ、我流のフォームを解体し、シングルの悦楽を味わうまで。リー・トレビノ、アーノルド・パーマーらとプレイする黄金期、そして…。懐かしいイレブンPMでもお馴染のゴルフ狂の、30年余にわたるシングルへのあくなき闘いの貴重な記録。
会社を捨てられますか? 国を捨てられますか? ――人生80年、後半生をどう生きるか? 会社や仕事にしばられず、好きに生きてこそ人生。健康、パートナー、趣味、財政計画の優先順位を守る、快適生活を実現させた、巨泉流生き方のススメ。国や会社、家族のために働いてきた同胞へ、「本当の幸せ」を見つめ直す手がかりに贈りたい名著!
こんな案内(ガイド)ない! ドジで楽しい11日間――シャンゼリゼのアパルトマンで、クロワッサンとコーヒーの優雅な朝食……とは程遠いのが、私たちの旅。焼タラコにアジの開き、沢庵(たくあん)まで隠して税関「突破」。部屋では、パリ住まいの妹と子供のため、おふくろの味を作る。そんなドタバタ家族が、11日間のパリ旅行で気づいた、素顔のフランス。ドジで楽しい、てんやわんや日記。
父の実存主義と母の死、再婚、セミ・リタイア……巨泉流生き方の出発点! ――「自分の後半生は自分で演出したい」と、56歳、順風満帆の中でセミ・リタイア。健康第一で、妻とともに冬はオセアニア、夏はカナダで趣味を謳歌……。巨泉流生き方に最も影響を与えた実存主義者の父・武治、弱者の論理を諭した作家・山口瞳など、『巨泉 人生の選択』の出発点がここにある。<『愚直』『こんな民主主義いらない』を再編>
何を食べるかじゃない! どこで食べるかだ! ――ラマダン(断食月)に訪れたシリア。食べない案内人に気兼ねしながらも、美味しかった「アラブ料理」。標高5000メートル、世界一高い高原で呼吸した「酸素」。毎日食べたいほど大好きな「マンジョーカ芋の唐揚げ」は、パラグアイの思い出。アイスランドの「苔」、インドの「危険な美味」など、世界の気になる味を「いただきまーす!」
懐かしくて恥ずかしい! でもナウだった70年代。世相×自伝エッセイ――大阪万博で大行列し、よど号ハイジャックに腰を抜かし、浅間山荘事件に釘付けになってしまった、1970年代。ホットパンツ、ジーンズ、スプーン曲げ、長嶋茂雄引退、ピンク・レディー……。どこか浮いていて、でもエネルギッシュ&サイケだった時代を、著者自身の青春とクロスオーバーさせて回想する面白エッセイ。
本郷菊富士ホテルの出逢いで始まったX子との関係は、泥沼のような生活を強いた。真杉静枝の誘いで出かけた、脱出にも似た台湾旅行から起こす下巻は、敗戦の日、8月15日の感情で終る。戦時下の暗鬱と苦悩のなか、志賀直哉、青野季吉、中野重治らとの交流を通じ、みずからの辛い日常、作家たちの風貌を鮮明に描く、自伝的文壇回想記。野間文芸賞受賞『年月のあしおと』の続篇。上下2巻完結。
世界に散らばった、化石みたいな恋とセックスの欠片に捧ぐ(まえがきより)?。この世に男と女がいる限り、恋だの愛だの修羅場だのは永久に避けられないもの。そして、わが国ニッポンにおいては、なんだか独自の男女生態系がハッテン中。愛しているのに腹立たしいとはこれいかに? 女は本能で体感できることが男は10回生まれ変わっても理解できないのはこれいかに? 時代が流れようと事件が起きようと、進化してるのか退化してるのかどうかも曖昧な現代男女の実態を気鋭の書き手が分析。もはや「涼美節」ともいうべき、独特の視点と描写と文体が浮き彫りにする男と女の最新エンサイクロペディア。
人間は好きなことをやるために生きている!人間は我慢するためではなく、楽しむために生きている!人生のゴールは死。笑ってゴールできたらそれでいい。80代と70代の著者が、老化や骨折、死に方さえも楽しもうと、貪欲に語り尽くす。二人にかかると、ボケも老化も骨折も介護も死さえも、すべてが楽しみに変換される。曰く「老化もボケも成長の過程」、「骨折は人に優しくされて嬉しい」、「介護は互いを知りあう最後の時間」、「死に方は生き方。笑ってゴールできればいい」などなど。「でも人生、そんな楽しいことばかりのはずはない」という反論が聞こえてきそう。そんな反論も一瞬で吹き飛ばす、愉快で痛快な老いの奥義です。読めば必ず元気が湧いてきます。
[グラビア]この災厄に思うこと 朱野帰子・荻原 浩・黒木 渚・後藤拓実急激に世界が変わったとき、表現者たちはそれをどう見ていたのか。物語とエンタテインメントに携わる、十一人による書き下ろし。(グラビア・本文ページに収録)[発表]・第66回江戸川乱歩賞発表・受賞の言葉 ・選評 綾辻行人 新井素子 京極夏彦 貫井徳郎 月村了衛・第67回江戸川乱歩賞募集[対談&短編]・松居大悟×又吉直樹 「人とは共有できないことを言葉にする挑戦」 ・松居大悟 「お父さま」 [特別掲載]・米澤穂信 「里芋病」 [特集]・特集 この災厄に思うこと堂場瞬一・徳永圭子・中脇初枝・葉真中 顕・原田マハ・姫野カオルコ・藤井太洋・パリュスあや子 「ふたりのサラ」 ・湊ナオ 「牧神の午前中はビープ音」 ・小原周子 「明日のことはわからない」 [読み切り]・鯨井あめ 「ブラックコーヒーを好きになるまで」・朝倉宏景 「雨を待つ」 ・一穂ミチ 「ネオンテトラ」 ・清水裕貴 「きみは光」 [シリーズ]・長浦 京 「NOC 緋色の追憶」 [新人賞]・第14回小説現代長編新人賞奨励賞受賞作一挙掲載中 真大 「無駄花」 ・ILLUST DAYS特別企画 受賞作の冒頭をコミカライズ! ・「無駄花」書評 細谷正充 ・師弟対談 中真大×T-TRIPPIN’(DAZZLE 4 LIFE )[エッセイ]・岸田奈美 「2億パーセント大丈夫」 ・後藤拓実(四千頭身) 「これこそが後藤」・新井見枝香 「きれいな言葉より素直な叫び」・藤谷 治 「小説から聴こえる音楽」[コラム]・〆切メシ 伊吹有喜 ・武田砂鉄 「もう忘れてませんか?」[漫画]・益田ミリ 「ランチの時間」 ・ジェントルメン中村 「ようこそ! アマゾネス☆ポケット編集部へ ―NOW―」[書評]・書評現代 青戸しの・三宅香帆・田口幹人・高橋ユキ ・読書中毒日記 池澤春菜・今月の平台 ※ライト版には窪美澄『私は女になりたい』は収録されておりません。※電子版では紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページがあります。
内容紹介下ネタとはどういうものなのか? どう扱うべきなのか? どう向き合うのか?「ちんこ謎かけ」で話題を呼んだ芸人・紺野ぶるまが、下ネタへの熱き思いを語る。自分の下ネタのルーツから、コンプライアンスの厳しくなる中での下ネタの未来、下ネタの使い方まで、芸人が語るまさに「下ネタ論」。
てやんでェ! 下町じゃこれが常識よ! ――下町のオキテだぁ? こむずかしいことを言う前に、うまい洋食屋を探訪し、花街・吉原に人生を学び、浴衣でキメて銭湯へくりだし、納豆・もんじゃの食べかたで殴りあいの喧嘩をする。三社祭だ、朝顔市だ、年中行事にシャシャリ出る。するってぇと、さあ見えてきた! 下町の流儀・奥義がてんこ盛りの爆笑エッセイ。
日本のサル学として世界にその水準の高さを知らしめた好著――高崎山のサルの群れを、長期間にわたる徹底的なフィールドワークによって観察し、ついにその生態の全貌を捉えた、貴重な記録である。ボスザルを頂点とする群れの社会構造は、本著によってはじめて明らかにされ、世界の霊長類研究に先駆的業績をあげた。まさに「ニホンのサル学」を記念するにたるモニュメント的書である。
予知成功回数「ゼロ」、特定は「不可能」―― これが科学的な結論だ! 地震予知がはじまって、50年以上。莫大な予算を使いながら、いまだかつて一度も予知は成功していない。しかも、予知開始時に「およそ現実的ではない」とされた巨大地震が、「起きる可能性は低い」とされた場所に起き、原発集中地域を襲っている。予知における役人と学者の予算獲得競争から国際的な評価までを、日本を代表する地震学者が語る!
汗と涙と感激と、私のワイン修業――輝くワインに魅せられて、飛び込んだケラー醸造所。極寒のワイン畑、枝の剪定から私の修業は始まった。ムクドリの大群と戦い、実を間引き、収穫を祈った日々。静かにワイン誕生の音をきき、夢にまで見た試飲の日がやってきた。ラインヘッセン、ケラー家で過ごした至福の1年間!
日米格差が生む笑いの渦! チャンバラ映画で日本研究、ブシドーに憧れ、ニンジャに会いに来日したアメリカ青年の珍体験の日本漫遊記――「スシが食べたい」「ニンジャに会いたい」と、心の底から願ってやってきた純朴なアメリカ青年が、ニッポンの地を踏んだことから始まる、大エンタテインメント。チャンバラ映画のビデオでブシドーを研究した、開拓魂(フロンティア・スピリット)あふれる男に、現代日本の真の姿はどう映ったか。異文化に接すれば笑いが生まれる。清水ワールド真骨頂!
ふと心に不安を感じた時どうしたらよいか。人はだれでも苦しみや哀しみの中で、常に安心を求めている。不安について、隠さず素直に語ってみよ。現代人の不安からの解放を体験的告白で追求した救いの書――すべてが虚しくなるような虚脱感を、あなたは感じたことはありませんか。心の不安に襲われ、自信喪失に陥ってしまったような経験はないだろうか。現代人を突然に襲うそうした「精神の危機」を痛切に体験してきた著者が、自らの心の病いを隠さず、素直に語る。不安からの解放を体験的告白で示した救いの書。
設備投資なし・即導入可能な生産性アップのノウハウ小さな見直しで、業績は大きく変わる。規模や業種を問わず、多方面にわたった事例を紹介。経営コンサルタントとして数々の事業を再建してきた著者による、真の生産性向上を遂げ、経営改善を成功させるための手引書。
作詞家としても活躍する著者の小説、エッセイ、詩作品を収録。恋人に別れを告げられた憲治は、傷心しながらもあるジャズバーのドアを押す。そこに待っていたのは……。表題作を含む小説4篇、エッセイ6篇、詩24篇を収録した作品集。「ドリームジャンボ」「大樹」など、ストーリー性に富んだ小説、「ブレンドコーヒーとカレーライス」など、日常の出来事を切りとったエッセイ、「さくら」「街ん中」など、リズミカルな詩を掲載。「三人兄妹の私は、内気な少女でしたが、胸の奥には熱い何かがあり、それを表現したいという衝動がいつもあったような気がします。時に歌であり、時に演じることであり、胸の孤独部屋で言葉をあふれさせたり……。 夢見る乙女であった昔と、今もたいして変わっていないね、とは、もう一人の自分の声です」(あとがき)
本書は、前作『言葉が鍛えられる場所』の続編であり、これまでわたしが書いてきた本の中でも、特に愛着のある一冊になりました。というのは、いかなる制約もなしに、大好きな詩人たちのヴォイスを聴きながら、書きたいことだけを自由に書くことができたからです。その静謐なヴォイスの向こう側に、見たこともないような風景が立ち上がってくるのを目撃するという体験を読者と共有できれば、これ以上の喜びはありません。――――― 平川克美「何の役にも立たない」から読みたくなる。珠玉の言葉、魂の言葉が詰まったエッセイ。われわれ人間にとって見えないものとの対話とは何を意味するのか?
うつろいゆく季節の匂いが呼びさます懐かしい情景、ゆるやかに紡がれるうつつと幻のあわいの世界。じんわりとおかしみ漂う、味わい深い第一エッセイ集。〈目次〉困ること/蛇や墓や/祭の夜/秋の空中/かばん症/豆腐屋への旅/あめつちにつづく道/丸四角/嫌/蹴ってみる(ほか)
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。■書評掲載■ ・朝日新聞 (2020.6.20) | 下手に描いたら単なるパロディーにしかならないが、この作品はオリジナルの魅力を活かしたまま、みごとにネット時代に適応してみせた | ササキバラ・ゴウ氏 #戦前から続く超長寿マンガ × #スマホ中毒 = #笑撃のアップデート 全世界が共感(いいね) 故・原田治も愛した伝説のアメリカン・コミックのヒロインがスマホを片手に大暴れ。 ナンシーってだぁれ? ■脇役から主人公に抜擢?愛されて80年 1922年に連載が始まったアメリカの新聞マンガ『フリッツィ・リッツ』に、主人公の姪として1933年初登場。しだいに人気を集め、1938年には彼女を主人公にした『ナンシー』の連載が開始。以降、作者の代替わりを重ねながら今日まで連載が続いている。 ■世界のクリエイターたちを魅了 歴代作者のなかでも、特にナンシーの生みの親であるアーニー・ブッシュミラー(任期: 1938?82年)による作品が有名。『ナンシー』の一場面を題材にした作品を遺しているアンディ・ウォーホルなど、クリエイターたちのあいだでも親しまれた。日本ではイラストレーターの故・原田治が偏愛したことで知られる。 ■スマホ大好き! ?今どきの女の子に生まれ変わって大反響 2018年、本書の著者オリヴィア・ジェイムスが歴代初の女性作家として6代目に就任。連載開始から80年以上の月日が経ち、近年はすっかりマンネリ化していたが、オリヴィアは先代までとはうって変わり、スマートフォンやSNSなど現代的な話題をふんだんに取り入れ、ネットで一躍話題に。 簡素な描線ながら、ときにメタ表現を用いた切れ味鋭いギャグがアーニー・ブッシュミラー時代を彷彿させるとして、ニューヨーク・タイムズ紙やワシントン・ポスト紙など数々の媒体で賞賛された。 〈収録内容〉 2018年4月9日から2019年1月13日のあいだ新聞紙上に掲載されたマンガ全277話を収録。 さらに、謎多き著者の正体に迫る「ミステリアスな『ナンシー』のマンガ家、オリヴィア・ジェイムスのレアなインタビュー」や、米コミック界のジェンダー不均衡を考察したコラム「ナンシーを経験する――アーニー・ブッシュミラーからオリヴィア・ジェイムスへの長い道のり」、ご存知『美少女戦士セ○ラ○ム○ン』とナンシーのコラージュ作品(!?)を含む「ファン・アート」など、スペシャルなコンテンツも満載。
贅沢な時間をすごすための150冊+α。海外文学における少女探偵、新乙女クラシック、昭和のロマンティックコメディの再発見、ミランダ・ジュライと比肩する本谷有希子の女たちの「リアル」…など。著者14年ぶりの、愛おしい本にまつわるエッセイ・ブックガイド。伝説のRomantic au go! go!や、積読日記、気まぐれな本棚ほか、読書日記も収録乙女でありたければ聡明であることだ。この本を参考にして。――花田菜々子(HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE)本屋や古本屋で本を漁り、買って、読み、語り、愛でることでひろがる世界。そのユニークで熱心な研究と軽快なレポート。――清野龍(ふたば書房御池ゼスト店) まどかさんは好きな本の内容を語って泣く。そのように読まれる幸せな本たちをぎっしり紹介した本書は、宝さがしの手引書だ。登場する本だけでなく自分独自の宝物を発見するコツをもつかめるだろう。本屋が、そして本屋のある街がキラキラと輝きだす。――花本武(BOOKSルーエ)
角田光代が読んだ、至福の350冊!「本のなかに書かれた言葉、そこで起きたできごと、そこで生きる人々、そこに漂う空気を五感と感情で体験すること、それが、本を読む、ということなのだ」心に残る、あの本この本を、なんと350冊! 直木賞作家・角田光代のとびきりの読書案内。全三章の構成。第一章「物語に出合う」――少女時代に読んだ『長くつ下のピッピ』『100万回生きた猫』から、太宰治・林芙美子・開高健・向田邦子、そして大島弓子・岡崎京子の漫画作品までを愛をこめて描く、感動的なエッセイ16篇。第二章「心に残る、あの本この本」――ジョン・アーヴィング、イーユン・リー、ベルンハルト・シュリンク、ミランダ・ジュライから井上荒野、伊坂幸太郎、江國香織、奥田英朗、桐野夏生、佐野洋子、橋本治、吉田修一、綿矢りさ、など、小説からエッセイ、ノンフィクションまで、多彩な作品を語る書評(感想文)。読むだけで思わず本屋さんに走りたくなる、熱い読書案内60本。第三章「わたしの読書日記」――2007年秋から2018年夏までの幸福な読書の日々を描く29篇。まさに〈本がわたしを呼んでいる!〉。 *《どこでも本を読む。ソファでもベッドでも風呂でもトイレでも読む。外に出るときも鞄に本を入れる。入れ忘れると途方に暮れる。旅に出るときも日数に合わせて何冊かの本を持参する。この本の冊数選びを間違うと、これまた旅先で途方に暮れる。》――「あとがき」より
ヒット作『具体と抽象』に続く第二弾。努力が報われないメカニズムを可視化し、思考のコペルニクス的転回を努力が報われず、抵抗が無駄に終わるのはなぜか。本書では、「世の中」と「頭の中」の関係を明らかにし、閉塞感や苛立ちの原因に迫ります。抵抗が無駄に終わる原因の一つは、「自然な流れや法則に逆らっている」ことにあります。つまりどこかに「無理」があるということなのでしょう。本書では、読者の頭の中の「コペルニクス的転回」に挑戦します。―「まえがき」より本書のタイトル、〈「無理」の構造〉は、〈理(ことわり)なきことのしくみ〉、あるいは〈理不尽さのメカニズム〉です。【著者】細谷功著述家、ビジネスコンサルタント。1964年、神奈川県に生まれる。東京大学工学部を卒業後、東芝のエンジニアを経てビジネスコンサルティングの世界へ。問題解決や思考に関する講演やセミナーを国内外の大学や企業などに対して実施している。著書に『地頭力を鍛える』(東洋経済新報社)、『メタ思考トレーニング』(PHPビジネス新書)、『会社の老化は止められない』(亜紀書房)、『具体と抽象』『自己矛盾劇場』(以上、dZERO)などがある。
「おもしろい文章が、読みたーい!」コロナ禍の東京で辛い日々を過ごしていた作家・岸田奈美の魂の叫びから、noteを舞台にした文章コンテスト「キナリ杯」が爆誕! おもしろい文章の書き手に10万円を贈ろう…と始めたら、続々と協力者が集まり【賞金総額100万円&50賞】という一大イベントに!?どこかの誰かの人生の一部が綴られた多彩な受賞作品を、岸田奈美のコメントと共に一部収録。「文章」を通してつながり励ましあった、あの春の記録です。【著者一覧】パン子、ヨッピー、おおがきなこ、西智弘、長谷川未緒、とらみな、ice|家永初美、島田彩、理、森のカルロス大根、優まさる、かのうおりがみ 令和の電車男、mauchii_、スイスイ、nomi3、青野鉄平/SFM!店主、村上牛、とだっち、カラエ智春、サンシャイン 坂田光、大塚拓馬、浜田綾、あらしろひなこ、グミが好き、のりまき、飯尾早紀、みやまなつみ、かえるさん@エンタメ企業人事、いちとせしをり、小林美鈴、コニシナツコ、momo、フクイチ、ひらいめぐみ、小山コータロー、なべとびすこ、サトウカエデ、氷壁にアイスアックス、しりひとみ、Sae、たろべえ@脳損傷母と一緒!、伊吹天花、はる華、みずのつくる、橘、したら領、ひさとみなつみ、バイク川崎バイク、ひろおみ、5歳
はみだしを許すまいとする体制が、学校でだんだん強くなっている。オトナの「常識」にコドモを巻きこむ機能だけの教育に、どうつき合っていくか? ――学校に束ねられた若者を、現代の呪縛から解く、「屈折のすすめ」+「うしろめたさのモラル」+「フマジメ流受験技術」……の15章。学校のためには、学校からはみだしかけた人間の存在が必要なものだ。それを「非行」といって切り捨てようとすると、学校は「ファシズム」になる。管理の下、自分を騙さないで生きる法。たかが学校くらいで、ガタガタするな!