月刊ゲイ雑誌・G-men No.216に掲載された、ゲイ小説作品を配信開始!男×男の露出小説を数多く発表する、人気作家・夏田涼介が描く、風俗案内所で知り合った変態ノンケ青年2人が過ごす、ディープな一夜。一七八センチ。九〇キロ。二十九歳。いかつい元ラグビー部の男が、股間をいきり勃たせたまま、案内所で自分に合う風俗店を探していた。そのあからさまな勃起を周囲の客達に見られながら…。「見ろよ! あいつのチンポ」「うへぇ! ギンギンやんけ!」しかし、そこに純白のロングタイツ姿の男が現れる。競輪選手のように逞しい下半身と丸刈りの頭。一斉に彼に注がれる視線。「見ろよ。あいつ」「何だよ。あれ。陸上用のタイツか?」タイツ男は案内所のスタッフにたずねる。「浣腸されて、我慢して。でも我慢しきれずに。クソまみれになって。そのままケツ掘られたいんスけど」そのタイツ男が眺めていたアナル性感専門店の紹介文から、M男であることを見抜いた男は、彼に声をかけた。「見られて興奮する男、だろ?」互いの性癖に共感した二人は意気投合する。「去年の夏でした。いつもの駐車場で素っ裸になって歩いてたんス。そしたら、六人くらいの男に追っかけられて」タイツ男はノンケながらも、過去の様々な変態的な性体験を告白する。そして、二人は破廉恥なプレイと、男同士の過激な性行為にのめり込んでいくのだった…。「こういう店、詳しいんスか?」「そうだな。まぁ、俺が行くのはM女のいるヘルスがほとんどだけどな」「でかいっすね!」と、男が言ってきた。「お互い様だ」俺は男のタイツを見おろす。「こんなエロい格好でこんなとこ来て。勃起チンポ晒すのが好きなんだろ?」男は鋭い瞳で俺を見返した。「そうだろ? そういうことして興奮してんだろ?」「………」結ばれていた男の唇が柔らかく開く。俺は追い討ちをかけた。「見られて興奮する男、だろ?」男の太い首に汗が伝う。そして、俺は目撃した。純白のロングタイツの股間で、男の性器が急激に膨らむのを!(本文より)」