【ノンフィクション・ドキュメンタリー】タグのライトノベル・小説
日本のおよそ6人に1人の子どもが貧困線下に暮らしているというデータが発表され、話題を呼んだ。 しかし現状は目に見えにくく、貧困世帯への社会の理解も乏しい。 困窮する子どもを見つけ寄り添うために、私たちに何ができるのか。 可視化されにくい貧困の現状をあぶり出し、解決策を探るための一冊。 貧困ジャーナリズム大賞をはじめ、数々の賞を受賞し話題になった新聞連載を書籍化!
助けを待つ犬は、どこにいるの?どうやって助けているの?ボランティアさんと力を合わせて、1000頭ほどの犬たちを救ってきた、金本聡子さんに取材しました。【多頭飼育崩壊】や【虐待】。今、犬たちになにが起こっているの? 本当のお話をおとどけします。<小学校中級から>
人間老いれば病気もするし悩み苦しむ。老人性うつ病を告白し克服した作家の壮絶な闘いの日々。老後は勇気をなくして乗り切れない。今までの人生の経験を凝縮して明日に立ち向かうのだ。老後の生き方の意味を提言する森村誠一渾身の話題作。
妄想はたのしい「報われない愛を込めて」「ソファを選ぶ」「外国人を婿に!」などアラフォーでたどり着いた境地を包み隠さず綴った8年ぶりの最新エッセイ!独身・もてない、老後が不安、などなど、自信を失いがちになっても、このエッセイを読めば大丈夫!読後じわじわ効いてくる、漢方薬のようなエッセイ集です。この日記を読んで、なんだこの人もたいしたことねーな、自分のほうがマシだな、と思って頂けたら、これ幸いです。(「はじめに」より)
震災から10年 未来へ記憶されるべき奇跡。「火の海 ダメかも がんばる」。2011年3月11日、気仙沼。津波とともに、燃え盛る重油が公民館を取り囲んだ。避難していた住民たちは孤立無援となる。その中のひとりの女性が、スマホの電池の残量を気にしながらかろうじて打った冒頭のメールが、ロンドンの息子に届いた。息子は、どこかの誰かに救助を求める文面を必死に考え、発信した。このTwitter140文字が、東京のある零細企業の社長の目に留まり、「偶然」という名の必然によって、東京都副知事に繋がって、東京消防庁のヘリが救出に飛び立った! 災害救助の「永遠のケーススタディ」となるべき、奇跡の物語。
長野オリンピック金メダルに隠された実話。 1988年長野オリンピックスキージャンプ団体。金メダルを狙う日本代表チーム(通称:日の丸飛行隊)。その中心選手、原田雅彦のジャンプを特別な想いで見つめる男がいた。元日本代表・西方仁也だ。前回のリレハンメルオリンピック団体戦で、原田の失敗により惜しくも銀メダルに終わった西方は、長野での雪辱を誓い、日々練習に励む。ところが4年後、代表には選ばれず、不本意ながら裏方であるテストジャンパーとなっていた。 誰もが知る、長野オリンピックスキージャンプ団体金メダル。その栄光の裏に、誰も知らないテストジャンパー25人の闘いがあった。 長野オリンピック大逆転の金メダルに隠された感動の実話。西方仁也役に田中圭。土屋太鳳、山田裕貴、眞栄田郷敦、小阪菜緒など、豪華出演者による映画「ヒノマルソウル〜舞台裏の英雄たち〜」(5月公開予定)。
今や国民的スポーツ行事である箱根駅伝に、幻の大会があった! 第二次世界大戦に突入する昭和十五年に軍部の圧力で箱根駅伝は中止された。しかし、学徒出陣を控え、「もう一度箱根を走って死にたい」という学生たちの念願は、昭和十八年、戦勝祈願の名目で靖国神社をスタートに変えて開催という異例のかたちで叶う。青山学院大学原晋監督も推薦する、戦時下の逆境をはねのけ、伝統の襷を繋いだ大会の全貌に迫るノンフィクション。
外資系証券会社営業マン42歳。家庭も仕事も順調で、趣味のマラソンを楽しむ日々。ジョギング中の骨折で入った病院で、精巣ガンが見つかる。摘出手術を受けるが、全身転移で最終ステージと告知された。死の恐怖と抗ガン剤治療による激痛のなか、周囲の人々の温かさに励まされ……。働き盛りを襲った病を、ビジネスとマラソンへの復帰を目標に乗り越えた実話。家族の元へ生還するまでの赤裸々闘病記。
『花びら供養』『綾蝶の記』に続く渡辺京二編集の遺文集。石牟礼道子資料保存会提供の未発表短篇小説を含む散文を10代から晩年まで年代順に収録。三回忌に合わせて刊行。
[書き下ろし一挙190枚!]相沢沙呼 泡沫の審判 「このミス1位」「本格ミステリ大賞」ほかミステリランキング5冠達成!『medium 霊媒探偵城塚翡翠』待望の続編は、すべてが伏線――’最驚’の倒叙もの![新春特別企画]令和版 わたしの好きな戦国武将 [シリーズ「旅」]いつもと違う日常、奪われる自由。それでも、私たちには「小説」がある!あらゆるボーダーを振り払い、最旬の作家たちが誘う、行き先無限大の旅。・宮内悠介 国境の子 ・藤井太洋 月の高さ [特別対談]五十嵐大介×中脇初枝『神の島のこどもたち』が繋いだ縁〜どこにも行けないからこその物語[インタビュー]デビュー20周年記念作家・堂場瞬一の「美学」 [新シリーズ]・森沢明夫 さよならドグマ [読み切り]・一穂ミチ 愛を適量 [シリーズ]・赤神 諒 梟の眼 [エッセイ]・酒井順子 人はなぜエッセイを書くのか・後藤拓実(四千頭身) これこそが後藤 ・岸田奈美 飽きっぽいから、愛っぽい ・藤谷治 小説から聴こえる音楽 ・新井見枝香 きれいな言葉より素直な叫び [コラム]・〆切めし 木原音瀬 ・武田砂鉄 もう忘れてませんか? [漫画]・益田ミリ ランチの時間 ・ジェントルメン中村 ようこそ! アマゾネス☆ポケット編集部へ ―NOW― [本]・青戸しの 書評現代(ミステリー) ・三宅香帆 書評現代(青春・恋愛小説) ・田口幹人 書評現代(時代小説) ・高橋ユキ 書評現代(エッセイ・ノンフィクション)・出口治明 読書中毒日記・今月の平台 *ライト版には、浅田次郎「兵諫 前篇187枚」は収録されておりません。※電子版では紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページがあります。
感染源であり、最も苛烈なロックダウンを行った武漢での日々、そこから脱出したパリで再びロックダウンにあった日々。本書は、方方の『武漢日記』を補完する貴重な記録でもある。ビンタオは、新しい事態に遭遇するたびに、「奇妙だ、変だ、おかしい」と繰り返す。武漢をどうにか脱出して帰り着いたのは、マスクもなしに町を人びとが闊歩する「変てこな国」だった。世界中に、第二波・第三波が襲いかかっている現在、本書が過去の記録になる日はまだ当分来そうにない。
アリストテレスの時代から人々を魅了してきたウナギの生態。彼らはどこから来てどこへ行くのか。今なお謎に包まれたウナギの一生を解き明かしつつ、謎に挑んだ科学者、ウナギと生きる漁師、幼き日の著者と父とのウナギ釣りの思い出を縦横に語り、我々に「生きることの意味」を問いかける。圧倒的な評価を得たスウェーデンの傑作。
ああ、世界は奇跡に満ちていたんだな。「ニヤニヤ、クスクス。これ、立派な映画作りの教則本です」役所広司「ため息がでるほど、画には映らない想いがつまってる」仲野太賀 一貫してオリジナル作品に拘ってきた著者が、初めて小説をもとにした作品のメガホンを取った。原案は、佐木隆三氏の『身分帳』。13年という最後の刑期を終えた元殺人犯の人生を描き、舞台を昭和から現代に移して脚本化。『身分帳』との出合い、脚本執筆のために潜り込んだ婚活パーティ、一か八かの撮影現場、コロナによる編集作業の休止など、映画の制作過程の出来事が時にユーモラスに、時にアイロニカルに描かれる。 『すばらしき世界』は、2021年2月11日に公開。主演の役所広司さんはじめ、仲野太賀さん、長澤まさみさんなど豪華キャスト。2020年9月に行われたトロント国際映画祭への正式出品など既に注目を集めている。
日本の高度経済成長を支えながらも、文系優位の社会で、その存在がかすみがちな「理系」。深刻な科学離れが叫ばれるいま、その地位、報酬、研究、カルチャー、教育、結婚など、理系のすべてを初めて浮き彫りにした渾身のレポート。はたして、理系は報われているか? 第1回科学ジャーナリスト大賞受賞作品。◎養老孟司氏推薦! ――日本人が「なぜ?」という問いかけができなくなったのは、本当の「科学する心」が失われたからではないかと思う。この本は、そのわけを解き明かしている。
「一冊の本だけしか売らない書店」誕生前夜。ベストセラーとして話題を呼んだ単行本がついに文庫化!前代未聞の「一冊の本だけを売る書店」として、今や国内はもとより海外からも注目を集める銀座「森岡書店」。その人気書店誕生前夜の物語。大学卒業後、本と散歩に明け暮れたモラトリアム期、神保町の老舗古書店で日々勤しんだ修業時代、その後、茅場町というビジネス街で古書店を成功させるまでをリリカルに描く。「店内にはシューベルトのニ単調ソナタがブツ、ブツという音とともに鳴り響いていた。たしかにこちらもあまりに牧歌的に長すぎる。LPレコードのかなたのピアニストも、二律背反のなかでもがいているのだろうか」「私のようなものがこの時期に独立することは、荒海に飛び込んでいくような行為ではないか。独立はとんだ落とし穴なのではないか」「見渡すかぎりの荒れ地。風はそのあいだを土煙を巻いて、侘びしく吹き抜けた。住所はさしずめ東京中央区無番地といったところだろう。私はそこに古本屋を開いてしまった」(本文より)。本を愛する人、書店、ブックカフェを開いてみたい人、書店に関わる人すべて必読の一冊。解説はエッセイストの酒井順子さん。
[グラビア&インタビュー]映画『罪の声』公開記念 小栗旬×星野源 事件発生から35年、令和の時代に演じる意味。塩田武士のベストセラー小説が映画化。初共演の二人が、役者として初めて向き合い感じたもの、生まれたもの。[特別書下ろし]・神永学 魔女[特別掲載]・ジャルジャル福徳秀介 インタビュー&エッセイ笑いの天才が極甘酸っぱ恋愛小説を書いたら!?[読み切り]・一穂ミチ 花うた・乾ルカ 約束の朝・鯨井あめ 上映が始まる・阿部暁子 帰還のビート[特別対談]・黒川博行×赤松利一 日本にカジノ? 俺たちは賛成やで[特別インタビュー]・夏川草介 いま、美しい景色を書き続けるために・遠藤彩見 「食」と「料理」と「人間関係」と。 書評 清田隆之 [特別企画]・新ライブエンターテインメント「STORY LIVE」へご招待!・行成 薫 MASTERMIND・柏井壽 著者&ヒロイン「GO TO KYOTO」夢デート[シリーズ]・赤神諒 梟の眼[エッセイ]・酒井順子 人はなぜエッセイを書くのか・後藤拓実(四千頭身) これこそが後藤・岸田奈美 飽きっぽいから、愛っぽい・藤谷治 小説から聴こえる音楽 (9)・新井見枝香 きれいな言葉より素直な叫び[コラム]・武田砂鉄 もう忘れてませんか?・〆切めし 町田そのこ [漫画]・益田ミリ ランチの時間・ジェントルメン中村 ようこそ!アマゾネス☆ポケット編集部へ -NOW-[本]・若林踏 書評現代(ミステリー)・吉田大助 書評現代(青春・恋愛)・柳亭小痴楽 書評現代(時代)・内藤麻里子 書評現代(エッセイ・ノンフィクション)・東山彰良 読書中毒日記・今月の平台 *長編「XXX」はライト版には掲載されておりません。
ベストセラー『反証』に続く第2弾事件の裏に消えた「防犯カメラ映像」と「ドライブレコーダー」とは 2012年9月2日深夜、六本木に当時あったクラブ「フラワー」で殺人事件が発生した。「実質的首謀者」とされる見立真一容疑者は海外に逃亡、逮捕された「関東連合関係者」の裁判がはじまったが、その中で「主犯」とされ懲役15年の実刑判決を受けたのが石元太一だった。ところが石元は獄中から裁判の不可解さをまとめた書籍『反証』を発表し、現在も自らの無実を訴えているーー前作では明かされなかった新事実、そして隠された新証拠についてついに書ききった最新刊。
日本一壮絶な宇宙への夢をかけた挑戦 !2008〜9年に行われた第5期 JAXA宇宙飛行士選抜試験。その試験でファイナリスト10人まで残った宇宙船技術者が、本気で宇宙飛行士を目指した挑戦のものがたり。宇宙飛行士の採用基準は、忍耐力? 体力? 語学力…?壮絶な選抜試験の舞台裏は、夢を追い地道に努力する若者たちが互いに刺激し合いながらも、己自身と戦う場だった !そこで求められたものとは?12年間語ることができなかった「選抜試験への挑戦」、「そこで出会った同志たちとの熱い絆」、そして「挫折からの長きに渡る葛藤」を赤裸々に描くことで、夢を追うことの美しさと悪魔性の両面を描きだす。宇宙への夢をかけた本気の挑戦を、筆者の肩越しに覗き見ているかのような臨場感で追体験できる。大人気漫画『宇宙兄弟』に負けないリアルがここにある !第0章 指先まで触れた夢第1章 突然の報、10年ぶりの募集第2章 ザ・宇宙飛行士選抜試験(前編)第3章 宇宙飛行士の資質とは?第4章 ザ・宇宙飛行士選抜試験(後編)第5章 残酷な分岐点第6章 2020年,宇宙への絆は消えない終章 紡いでいく夢
バブル崩壊後のライフスタイル提言。「何か」にチャレンジする心を失わず、風の吹くママ、気の向くママに生きる。「住めば都」の精神が、未来を開く! ――日本の首都・東京で、家賃2万円以下でも、楽しく暮らす痛快な人々。時間に追われず、モノに縛られず、金に執着しない。風の吹くまま、気の向くまま。自分の中の「何か」にかけ、その感触を大切にしている若者。それは、何年か前のあなたの姿、何年か後のあなたの姿、あるいは、現在のあなたの姿なのかもしれない。
外国の飛行機の進歩はめざましいのに、資力乏しい伊藤音次郎らの苦闘は続く。より高く、より遠くへ、技術は漸進し、飛行艇や無尾翼機の開発に成功。また、音次郎の夢であった飛行機の実用、人間や郵便の空輸も始まる。パイロットでもある著者が、伊藤音次郎を中心に、空翔ける男たちの夢と冒険を描いた一大ロマン。傑作ノンフィクション・ノベル。<全2巻>
40年経って見えてくる衝撃の真実! 「獄中で省察を深めた吉野と往復書簡を交わしながら作りたかったのは、あの時代への鎮魂歌である」――印旛沼から榛名山、あさま山荘へ。事件はいよいよ、クライマックスに。17人もの殺害に関与した吉野。若きエリートをあれほど残虐な行為に駆り立てた革命思想とは、なんだったのか? 総括の実態、私刑(リンチ)の経過。息詰まる心理描写で明かされる「連合赤軍」の素顔とは? 今なお親交を続ける著者による渾身の作! <上下巻>※本書は2003年4月、小学館より単行本として刊行されたものに、その後新たに発掘された資料・インタビューなどを加筆、全面的に構成し直して上下に分冊したものです。
人はなぜ生きるのか――。緩和ケア医として多くの終末期患者たちを看取ってきた40代の医師に下された「末期がん」の宣告。患者たちと立場をともにしたとき、医師は初めて命の何たるかを理解した。余命を意識しながら仕事と向き合い続ける医師が語った、「運命」の受容と抵抗のノンフィクション。
[グラビア]東野圭吾『危険なビーナス』 「TBS日曜劇場」連続ドラマ化 妻夫木聡 グラビア&インタビュー 維新の動乱の中、幕府、さらには日本の取るべき正しい針路を測るーー。米国相手に互角の算術・航海術を披露したその男の名は、小野友五郎。警察小説のトップランナーが挑む初の幕末小説、新たなる英雄の真実の生涯![対談]今野敏×小栗さくら 本当の幕末をお教えします[特別企画]映画『罪の声』公開直前! 緊急企画 小栗旬&星野源が訪れたロケ地を特別紹介[特集1]眉村卓 遺作『その果てを知らず』抄録権田萬治・池澤春菜 『その果てを知らず』解説[読み切り]一穂ミチ 「ピクニック」 小栗さくら 「恭順」[シリーズ]西條奈加 「母子草」真藤順丈 「アーニーパイルで逢いましょう」赤神諒 「梟の眼」 [特集2]対談 森晶麿×大森望 『沙漠と青のアルゴリズム』のアルゴリズムを解明せよ!森晶麿 『沙漠と青のアルゴリズム』抄録[エッセイ]岸田奈美 「飽きっぽいから、愛っぽい」酒井順子 「人はなぜエッセイを書くのか〜日本エッセイ小史〜」 後藤拓実(四千頭身) 「これこそが後藤」新井見枝香 「きれいな言葉より素直な叫び」藤谷 治 「小説から聴こえる音楽」[コラム]〆切めし 湊ナオ 武田砂鉄 「もう忘れてませんか?」[漫画]益田ミリ 「ランチの時間」 ジェントルメン中村 「ようこそ! アマゾネス☆ポケット編集部へ ―NOW―」[書評]書評現代 青戸しの・三宅香帆・田口幹人・高橋ユキ読書中毒日記 池澤春菜今月の平台 第15回小説現代長編新人賞 2次選考通過作品発表&1次選考通過選考の講評・応募※ライト版には、今野敏 「天を測る」は掲載されておりません。※電子版では紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページがあります。
オホーツク海に面した紋別市は、弁護士過疎の町。そこに単身乗り込んだ松本三加は、新米弁護士だ。だが着任早々、自閉症の若者が自転車で死亡事故を起こすという、難しい事件にぶつかった……。27歳の女性が、町の人々の万(よろず)相談所として、孤軍奮闘する姿をさわやかに描く、ドキュメンタリー。◎「この作品にノンフィクションの新しい風を感じた」<田原総一朗>◎「よく『松本三加現象』といっていまして、若い女性で一種のスターというか、注目の的になったわけですけど、一般の市民も何かあれば松本さんに相談しようか、というような、彼女はそういうちょっとした心の支えというようなものになったんですよ」<本文より>
一世から四世まで、日系米人を全米に取材した、ドキュメント意欲作! 日系アメリカ人の生活と意識を描出する力作――わずか二世代ほどで、アメリカ社会に同化し,地位を確保しつつある日系米人たち。だが、日系アメリカ人といっても、明治や大正に生まれ育った一世から、日本をまったく知らない四世まで、ニッポン色の濃淡には、極端な差がある。また、アメリカ人としての生き方も、多様をきわめる。日本から遙か遠くへ歩み去った日系米人を、全米に取材したこのドキュメントは、同時に、日本人のアイデンティティを描く。
「これでは事故が起きないほうが不思議だ」……放射能を浴びながらテイケン(定期点検)に従事する下請け労働者たちの間では、このような会話がよく交わされていた――。美浜、福島第一、敦賀の3つの原子力発電所で、みずから下請けとなって働いた貴重な記録=『原発ジプシー』に加筆修正し、27年ぶりに復刊した名著。◎「原発事故は人災です」<瀬戸内寂聴>
戦争と革命の中の人間を描くルポルタージュの名篇――1975年4月30日、南ベトナムの首都・サイゴン陥落。その歴史的瞬間を現場にあって目撃するなど、日本人特派員として最長の滞在記録を持つ記者が見た「ベトナム戦争」とは何であったのか? 本書は、記者自身が報道という仕事を通して見た、南ベトナムの興亡と、戦争と革命の中での人間の記録である。
「一球たりとも根拠のないサインは出しません」「僕のピッチングスタイルは’自然の力’を借りたもの」「毎晩、頭の中でイメージング」「力が入らない楽なポイントが分かれば、無意識の意識が生まれる」「マウンドには、人を殺しに行くという感じ」……松坂大輔/城島健司/松中信彦/和田毅/宮本慎也/和田一浩/五十嵐亮太/豊田清……自分の感覚を言語化できる、8選手への珠玉のインタビュー集。◎「脳の叡智が地球と交わる時、選手の身体に野球の神様が降臨する。」<茂木健一郎>
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。アメリカで最も名誉な漫画賞2019年アイズナー賞優秀作品賞に輝いた、女性偉人伝コミック第2弾。空気を読むなんてくそくらえ。’向こう見ず’で’図々しく’、我が道を開拓した偉大なる女性たちの物語、再び!● contents ●テンプル・グランディン家畜の飼育方法を革新した自閉症の動物学者ソニータ・アリザデ故郷の児童婚根絶を訴えるアフガニスタン出身の若きラッパーシェリル・ブリッジ世界初、2時間50分の壁を破ったマラソンランナーテレーズ・クレール’おばあちゃん’ の楽園を作ったフェミニズム運動家ベティ・デイヴィス音楽に革新をもたらしたシンガーソングライターネリー・ブライ精神病院に刑務所などあらゆる場所に潜入取材した女性ジャーナリストプーラン・デーヴィー哀しく悲惨な過去を持つ、盗賊の女頭領から転身した女性政治家シャッグス史上最悪との呼び声高い、姉妹で結成された女性ロックバンドカティア・クラフト「いつ死んでも構わない」夫とともに研究に身を投じた火山学者ジェスリン・ラダック内部告発者を守る正義の味方ヘディ・ラマー女優として成功しながらも、実はモノ作りが大好きな発明家ナジーク・アル=アビード良家出身にもかかわらず弱者のために戦った活動家フランシス・グレスナー・リー裁縫と刺繍で、法医学の母となった犯罪ジオラマ作家メイ・ジェミソン天才的な頭脳を持つ黒人女性初の宇宙飛行士ペギー・グッゲンハイム身も心も芸術に捧げた現代美術コレクター
読んで食べるといっそうおいしい!! ――昭和6年、実用新案登録番号=1540571。これが、メロンパンのルーツだ。しかし大正時代中期には、メロンパンは日本に出現しているという! 広島人のメキシコからのみやげ、ドイツ人捕虜の手になるドイツ菓子、日本人の奇妙な発明……。さまざまな発祥説を追って、日本中を飛び回り、果ては日本のパンの起源に迫る!