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ライトノベル・小説

みずみずしい感性が光る永遠の恋愛小説集。「ひとつ例にとると、『傘を探す』という作品。僕はこの、失われた雨傘を探して夜の街を、人から人へとめぐり歩くストーリーをいまでも面白いと思います。もし若い佐藤正午がこれを書いていなければ、いま僕の手で新たに挑戦してみたいくらいです。短編集『夏の情婦』を読み返して、この五編がいずれも、書くべきときに書かれた小説である、と三十年後のいま思える、それが僕の率直な感想です」(本書「三十年後のあとがき」より)「鳩の撃退法」、「月の満ち欠け」と、次々に小説読みたちを唸らせる傑作を発表し続けている著者が、「永遠の1/2」でのデビュー直後に執筆した恋愛小説五編を収録。「傘を探す」の他には、小説賞を受賞した三十一歳のぼくがネクタイを介して大学生の自分と年上女性との恋愛を追憶する「二十歳」、男と女のフラジャイルな関係を気だるい夏の残暑のなかに再現してみせた「夏の情婦」など。いずれも恋愛をテーマにしているものの、その語り口は変幻自在で、すでに「小説巧者」の片鱗をうかがわせる作品ばかりだ。【ご注意】※集英社より一九九三年三月に刊行された文庫をもとにして、新たに著者が書き下ろした「三十年後のあとがき」を加えて、再文庫化したものです。
公開日: 2017/08/31
ライトノベル
 
江戸を震撼させる事件の背後に異国の影が! 遠国御用組の統領となった服部半蔵は京都に向い、裏柳生の武士が中心となった集団、外道衆やイスパニアからやって来たバウティスタの涙と戦った。半蔵たちはいったん長崎で調べを進めたが、江戸に一時帰国する。江戸では、一家心中を装って商家が相次いで殺されていた。いずれも、大名や旗本に金を貸し付けて莫大な利益を上げていた連中だった。幕府や大名が借金帳消しに企んだ陰謀にも取られかねない事件だった。 そして、金貸しの検校を襲撃してきた外道衆と半蔵たちが対決。半蔵は、首領の鬼達磨と戦って切り捨てる。死ぬ間際に「真の敵、真の悪を見紛うな」と言われたことを気に掛けながら……。 さらに、海賊が異国船から奪ってきた最新の武器の試射と取引にバウティスタの涙も参加することを知り、悪徳商人ともども成敗すべく城ヶ島に向かう。 鬼達磨が言った「真の敵」とは誰なのか。バウティスタの涙の狙いは何なのか。
公開日: 2017/08/31
ライトノベル
 
のこされたのは、丘の上の海が見える家。苦戦した就活でどうにか潜り込んだ先はブラック企業。働き始めて一ヶ月で辞職した。しかし、再就職のアテもなければ蓄えもない。そんな矢先、疎遠にしていた父親の訃報が飛び込んできた。孤独死したのか。どんな生活を送っていたのか。仕事はしていたのか。友人はいたのか。父について何も知らないことに愕然としながらも、文哉は南房総にある父の終の棲家で、遺品整理を進めていく。はじめての海辺の町での暮らし、東京とは違った時間の流れを生きるうちに、文哉の価値観に変化が訪れる。そして文哉は、積極的に父の足跡をたどりはじめた。「あなたにとって、幸せとは何ですか?」と穏やかに問いかけてくる、著者新境地の感動作!
公開日: 2017/08/31
ライトノベル
 
MM
市川拓司、4年ぶりの書き下ろし!会えなくなるとわかっていても、ぼくはきみを守りたかった‥‥。その日、映画の脚本家になることを夢見ていたぼく(佐々時郎/ジロ)は、駅前通りの本屋さんで『ハリウッドで脚本家になるための近道マップ』という名前の翻訳本を立ち読みしていた。600ページもある高価な本だったから、夏休みに入った最初の日から毎日店に通って、少しずつ全ページを読破する計画だった。その日も本に没頭していると、急に肩を叩かれ、ぼくは飛び上がった。(本屋の親父さんについに見つかった!)恐る恐る振り返ると、そこに彼女がいた。南川桃(モモ)。同じクラスにいたけど、一度も口をきいたことがない女の子。女子のヒエラルキーでも頂点にいるのが当たり前のようなその子が、そのあとぼくに頼んできたのは、伝記を書くことだった。「伝記? 誰の?」「わたしの」と、彼女は言った。『いま、会いにゆきます』『恋愛寫眞 もうひとつの物語』『そのときは彼によろしく』『こんなにも優しい、世界の終わりかた』――大人気の市川拓司×小学館の大ベストセラー恋愛小説群に加わる、新たな傑作の登場です!
公開日: 2017/08/31
ライトノベル
 
犬たちの勇気といのちから学ぶ幸せの意味。 もうすぐ102歳を迎える日野原重明先生が子どもたちをはじめ次世代に伝えたいと語りかけるように書き下ろした、初めての「犬と人といのち」のものがたり。 保護犬や老犬、被災した動物のいのちの重み。盲導犬や犬ぞり犬など実在する犬と人との深い絆。ホスピスや小児病棟でのセラピードッグと患者さんとの静かな触れ合い。そして愛犬との別れがもたらす希望の力…10のエピソードには、日野原流「いのちの名言」と共に、犬たちの勇気といのちから学ぶ幸せの意味が込められています。 愛おしさあふれるまなざしの犬の写真やカラーイラストがちりばめられ、親子や祖父母と孫が一緒に読んで考え、楽しめるカラーエッセイ本です(2013年9月発表作品)。【ご注意】 ※この作品は一部カラーです。
公開日: 2017/08/31
ライトノベル
 
ヘッドセットの神様から突然の別れを告げられた都井康夫52歳。ついに最終回、フィリピーナとの婚活はどうなる?ヘッドセットの神様の助けを借りての婚活もことごとく失敗してきた都井康夫52歳、派遣社員。日本経済のしわ寄せの谷間で、明日の展望はあるのか?神様から別れを告げられた彼に残されたものとは?シリーズ最終回に待っていた意外な結末。
公開日: 2017/08/31
ライトノベル
 
名著「されどわれらが日々」に続く青春小説。1964年の第51回芥川賞受賞作で、当時、一大センセーションを巻き起こした『されど われらが日々――』。その続編ともいえる本作では、その時代の新左翼運動にかかわった血気盛んな青年男女の機微を、ダンスパーティーの現金紛失事件とからめてミステリー仕立てで描いている。登場人物がそれぞれの視点で世界を見つめ、それが一つに収斂されることなく多様性に開かれたまま放置されている点は、『されど われらが日々――』とは対称的な位置づけにある作品といえる。
公開日: 2017/08/31
ライトノベル
 
谷川童話の傑作を集めた文庫オリジナル版を電子化。まず、少年と少女を主人公にした「けんはへっちゃら」四部作――このシリーズは全て「子どもの目の高さ」で描かれた古典的名作。四作それぞれが絵本仕立ての四巻本として刊行されたもの。それぞれのタイトルは「けんはへっちゃら」「しのはきょろきょろ」「とおるがとおる」「せかいはひろし」。中でも現代の〈わらしべ長者〉物の傑作「けん…」は、少年のポケットに入っていた〈ひも〉が〈ふうせん〉になり、〈キャラメル〉→〈子犬〉→〈自転車〉→〈鉄腕アトム〉→そして最後は〈ジャムパン〉になるという、少年の一日を描いた楽しい冒険物語。「ワッハ ワッハハイのぼうけん」は、この著者にしか書けないようなナンセンス童話の金字塔。和田誠の素晴らしいカラーとモノクロの絵を三十数点収録。最後の「ここから どこかへ」は、おばけと少年の物語。登場するおばけは、〈部屋住みおばけ〉〈電波おばけ〉〈おならおばけ〉〈好きですおばけ〉〈文字おばけ〉〈からっぽおばけ〉といった不思議な面々。谷川俊太郎の都会的なユーモアとナンセンスが飛び跳ねる発の文庫版傑作童話集を電子化。※この作品には一部カラーが含まれます。
公開日: 2017/08/31
ライトノベル
 
激しく打ち付けられた腰が妻の尻を叩き、激しい音とともに尻肉が大きく揺れる。乳房がちぎれそうなくらいに円を描いて揺れ、本気声が部屋に響きわたる。興奮が興奮を呼び、やがてエクスタシーの極みに達する!!【内容】◆露出癖が開花した妻に巨根童貞の甥を誘惑させてみたら寝取られ性癖が開眼したんだけど質問ある?◆探偵の報告書には貞淑で可憐なはずの妻がガッツリ浮気する姿が克明に記されていた◆快楽に堕ち、男たちの迸りを体内に受け止め、他人棒を1本1本口で清める妻を見ながら◆妻と友人のセックスビデオは、そのすべてが感動であり嫉妬だった【著者】セックスカウンセラー。著書『百合エッチで処女喪失したけど質問ある?』『レズビアンに目覚めた途端、SM嗜好の友人に徹底的に仕込まれた件』『両性具有とインターセックスワンダーランド 境界のないセカイで快楽に興じる3人のふたなりエッチ』『スワッピングにハマッた妻が性の権化と化した件』『電車男のエッチな指使いがぐうエロい』『こんなにも清楚で美しい愛妻が寝取られるとかマジか?』『真性ドSレズビアンの罠にハメられた絶対服従百合エッチ 女同士の快楽に抗えない12人の辱められ調教実録』『マジキチ露出女子の大胆すぎる公然催淫』『ブラック企業の罠にハマった水着メーカー女子社員』『人の性癖を笑うな 愛×恋×ゲイ、三者三様の思惑が複雑に交錯した数奇すぎるLGBT妊活』『揉み鉄が掌握する「開かずの間」で快楽に抗うのは多分無理 電車男に嫌われる勇気を持てない10人のMJK』『ひとりHの魔法を覚えた私の下着の中身が修羅場すぎる 人生がときめく発情系女子6人のドMオナニー依存症』『けだものフレンズのギシアンを見ながら性衝動を抑えるのはちょっと無理』『風俗嬢と恋人同士になる方法』『やはり満員電車に出会いを求めるのはまちがっている。 絶頂不可避の指テクにハマる11人の揉み鉄依存症』など。
公開日: 2017/08/31
ライトノベル
 
デビュー長篇『Gene Mapper』の前日譚「コラボレーション」、近未来の皮肉な戦場を描く表題作、「第二内戦」ほか全5篇を収録する、著者初のSF作品集。
公開日: 2017/08/31
SF
ライトノベル
 
ジュリーと呼ばれた女は、見送りの友人にシカゴへ行くと言いながら、途中で列車をおりてニューヨークへ舞い戻った。そして、ホテルに着くと自分の持ち物からイニシャルをすべて消していった。ジュリーはこの世から姿を消し、新しい女が生まれたのだ……やがて、彼女はつぎつぎと五人の男の花嫁となった――結婚式も挙げぬうちに喪服に身を包む冷酷な殺人鬼、黒衣の花嫁に。巨匠ウールリッチの黒のシリーズ劈頭を飾る名作。
公開日: 2017/08/31
ライトノベル
 
サイゴン陥落にともない、アメリカに亡命した南ベトナムの将軍一家。同行した大尉は、現地でベトナム人難民たちと生活しながら、ひそかに将軍の動向を同志に報告しつづけていた。ピュリッツァー賞・アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀新人賞を受賞した破格の大作。
公開日: 2017/08/31
ライトノベル
 
稀代の犯罪者ジャック・グラス。彼が起こす犯罪は、不可能にして宇宙的。彼はいかにして殺人者となり、そして伝説の男となったのか? 絶対に解けるはずのない謎解きに、ミステリマニアの変人令嬢ダイアナが挑むのだが……!? 黄金時代の香り漂うSFミステリ
公開日: 2017/08/31
SF
ライトノベル
 
香港犯罪組織との乱闘の末、ベトナムのギャングが天才的ハッカー、范をかくまっていると知ったグレイマンは、ホーチミン市に入る。だがロシアのSVR(対外情報庁)の秘密精鋭部隊も范を拉致すべく、密かに行動していた! 范をめぐりグレイマンとSVRは、ベトナム、さらにタイのギャングと争奪戦を繰り広げる。そして、CIAの作戦の裏に隠された衝撃の事実が! 新たな展開でますます白熱する冒険アクション!
公開日: 2017/08/31
ライトノベル
 
蘭の花に擬態するハナカマキリみたいに、まぎれ込んでしまったほうがいい、捕食者に気づかれないように。そう言って、いづみはするりとトラウマを抱えた真尋の心に入り込んできた。彼女と一緒なら、自分は変われる。いづみに憧れ、彼女のようになりたいと願ったのに……。あなたは誰? なんのために私に近づいてきたの? 不安に駆られ、いづみの過去をたどっていくと、何人もの女が、彼女の周りで姿を消していた――。真相に迫る真尋は、ついに彼女のおぞましい姿を目にしてしまう。『強欲な羊』『ゴーストフォビア』を凌駕する、戦慄のサスペンス。
公開日: 2017/08/31
ライトノベル
 
<<日本ドッジボール協会 推薦作品>>みんなで行くんだ、あの舞台へ!!東日本大震災で家族を亡くした翔、虎之助、愛海は、傷つきながらも競技ドッジボールに打ち込んでいた。個性豊かなチームメイトに、心に傷を負った転校生ふたばも加わり、彼らの小学生最後の夏が始まる。チームメイトとの衝突、叶わない恋、強力なライバル……様々な困難が降りかかるなか、彼らはそれぞれの想いを抱え、全国大会の舞台「カラーコート」を目指す-。『アザユキ』の式田亮が描く、青春群像小説。
公開日: 2017/08/31
ライトノベル
 
カリスマ予備校講師・出口汪が日本の6大文豪の名作に隠された知られざるメッセージを読み解き、「名作が10倍面白くなる読み方」を紹介する。‘先生’と女子高生‘あいか’による「講義形式」で展開していく「楽しみながら読める!」スタイル。
公開日: 2017/08/31
ライトノベル
 
【新婚新妻×キッチンで×××】たっちゃんは、カッコよくて優しい理想の旦那さま。優しすぎるエッチだけがちょっとだけ不満。もうちょっとケモノのように激しくされたいのに、僕に魅力が足りないのかな…。でもある夜、突然キッチンで求められちゃって、抵抗する僕に無理やり…!?
公開日: 2017/08/31
ライトノベル
 
男は彼女の腰を掴み、激しく打ちつける。肌と肌とがぶつかり合う音が響き、際限なく恥ずかしげもなく潮を吹く。やがて絶頂に達した彼女は、かつてない歓喜の声をあげる!【内容】元カレに別れ話を切り出す日、ハメられながら電話で実況中継をはじめた女を奴隷にしてやった俺の方法◆PCに保存されていた彼女のハメ撮り動画の相手は元カレではなく◆なぜか羽振りがよくなった彼女は、見知らぬ男の肉棒を咥えて歓喜の声をあげた◆満員電車で彼女・友人と期せずして立ちバック状態になり、ほとんど3P状態になった結果【著者】セックスカウンセラー。著書『百合エッチで処女喪失したけど質問ある?』『レズビアンに目覚めた途端、SM嗜好の友人に徹底的に仕込まれた件』『両性具有とインターセックスワンダーランド 境界のないセカイで快楽に興じる3人のふたなりエッチ』『スワッピングにハマッた妻が性の権化と化した件』『電車男のエッチな指使いがぐうエロい』『こんなにも清楚で美しい愛妻が寝取られるとかマジか?』『真性ドSレズビアンの罠にハメられた絶対服従百合エッチ 女同士の快楽に抗えない12人の辱められ調教実録』『マジキチ露出女子の大胆すぎる公然催淫』『ブラック企業の罠にハマった水着メーカー女子社員』『人の性癖を笑うな 愛×恋×ゲイ、三者三様の思惑が複雑に交錯した数奇すぎるLGBT妊活』『揉み鉄が掌握する「開かずの間」で快楽に抗うのは多分無理 電車男に嫌われる勇気を持てない10人のMJK』『ひとりHの魔法を覚えた私の下着の中身が修羅場すぎる 人生がときめく発情系女子6人のドMオナニー依存症』『けだものフレンズのギシアンを見ながら性衝動を抑えるのはちょっと無理』『風俗嬢と恋人同士になる方法』『やはり満員電車に出会いを求めるのはまちがっている。 絶頂不可避の指テクにハマる11人の揉み鉄依存症』『夫婦愛に自信ニキ、他人棒エッチの快楽に溺れる妻を見て無事死亡』など。
公開日: 2017/08/31
ライトノベル
 
昭和11年、アメリカが月よりも遠かった時代。少年は英語を好きになった。戦前に独学で英語を学び、GHQで通訳を務め、夢見た地を目指した青年の真実と奇蹟の物語――可笑しくて、切なくて、やがて涙する、青春小説の傑作!昭和十一年、山梨の片田舎。少年・義彦は親戚の家で偶然、一冊の英語の雑誌を見付ける。そこに広がっていたのは、見たことのないほど華やかで自由な世界だった。やがて独学で英語の勉強を始めた義彦は、米国へ行くことを夢見るようになった時、日本は米国との全面戦争へ突入しようとしていた。英語は禁止。ドルは違法。徴兵され、体を壊し、無一文で家族を守りながら戦後を生き抜く義彦の手にただひとつ残されたもの――それはかつて覚えた英語だった。
公開日: 2017/08/30
ライトノベル
 
創作を通じて、憂鬱を外に出すこと二人の女性がいる。一人は大きな体をしているがそれは本来、男性であったことと関係がある。二人は二人でいることによって、互いのエロスを充実させることができる。それがいささか通常と異なる形態を取ろうとも、そんなことは瑣末なことでしかない。互いに撮影をし、セルフ・ヌードを撮り、やがてその撮影行為の中に模造男根を挿入し……一人が言う。「自分の基本は憂鬱」なのだと。その「憂鬱」とバランスを取るのがエロティックな世界でありその「憂鬱」を自分の中で創作を通じて作り替え、外に出していくのだ。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/08/30
ライトノベル
 
あなた専用の女優になること誰かと付き合いたい、ということと少し違い、誰かの女になりたい、という願望を持った女性がいる。彼女はその願いをあっさりと実現させた。一人の男性の女として。その男性とは、男性が撮る写真を介して出会い、その出会いの瞬間から「この女性は女優だ」と彼は確信する。今では二人はピンク映画の監督と女優だ。二人はプライヴェートで愛し合いながらも、その最中に姉と弟の設定で会話をしたり、カメラの角度やシーンのことを話し合ったりする。彼が監督であれば、彼の女は専属女優なのだ。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/08/30
ライトノベル
 
アメリカと日本の風景を、雑誌として集めてみるTVニュースを通した、アメリカ的光景の観察。愛してやまない東京湾岸の風景を中心とした、日本のさまざまな場所についての考え。アンセル・アダムズの圧倒的な風景写真について寄せた言葉。サーフィンと海についての考察。初雪のあるショート・ストーリー。これら五つの雑誌的なバリエーションに最後は他人(写真家の佐藤秀明氏)の言葉がくる。これは、あえてまとめれば風景についての、そして英語と日本語といずれが母国語かわからない状態で育った人によるアメリカと日本の、極めて「個人的」な思考の記録である。※写真:佐藤秀明【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/08/30
ライトノベル
 
かつての家は現在の家だ作家と女優がいる。同じ高校出身の旧知の仲だ。年齢は女優のほうが2歳上。ある日女優は、ふだんめったに乗らない京王線に乗り、車窓から、かつて自分が一時期を過ごしたことのあるなつかしい家がそのままで残っているのを発見する。その家には二人の鮮烈な思い出があり、二人の、女優であることと作家であることにつながっている。その家の近所の喫茶店もまた、20年以上の時を経過して、やはりまだ健在という演出も心憎い。二人は昔の思い出のつまったその家を訪ね、あらためて現在の輝きを更新する。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/08/30
ライトノベル
 
殺意と反射、その20年20年。長い時間だ。20年かけて男は二人の女に会う。20年前は母親のほう。そして20年後の現在は娘のほう。二人は共に28歳である。20年前に自分の中に刻印されてしまった憎悪が男にはある。その20年前の出来事を描写するのに、?た。?た。?た。の短いセンテンスをひたすら続けていく文体のアクションがすばらしい。さあそして20年後の今。男の憎悪はようやく解放の時を迎えるのだろうか。女も、男も、それぞれピストルを所持したその状態ではたしてどう展開するのだろうか?【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/08/30
ライトノベル
 
「東京は激変するよ。だから東京を撮っておくといい」1950年代から60年くらいの東京を舞台にした長篇小説。作家と同じヨシオ、という名前を持つ若者が登場する。彼が高校生から大学生にかけて接触する女性たちは、すべて年上だ。変わってゆこうとしている東京の街で、ヨシオは女性たちに学び、まだ何者でもない自分の中に核のようなものを作ろうとしている。そしてこの小説は高度成長期の、前を向いたエネルギーばかりでなく過去を確かめ、過去の連続の中に現在があることも大切にしている。そのことを端的に現すのが、この小説における写真の役割であろう。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/08/30
ライトノベル
 
これは謎についての小説ではなく、関係についての小説である一人のフリー・ライターがいる。彼は引越しに伴う書類の整理中、ふと昔の雑誌記事に目を留める。5年前、25歳の女性が失踪したことをめぐる記事だ。記事と、その後どうなったかについて興味をそそられた彼は、取材を開始。多くの人物に会う。記事を書いたライター、失踪した女性の友人、両親……調べながら彼は、これは犯罪や事件ではなく、失踪者自身の意志ではないかと推測するに至る。そして作者が「あとがき」で書くように、小説の核心は、なぜ? という謎以上に女性を中心とした関係性そのものにあるのだ。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/08/30
ライトノベル
 
すべてがうまくいく撮影の成り行き写真家がいる。パートナーとして優秀な編集者もついて新しい写真集の企画が持ち上がる。写真家と編集者は語り合う。アイディアが拡がる。そして、瀬戸内の島でヌード、ということになる。これだけなら凡庸に聞こえかねないが、ここから完璧な島と完璧なモデルを見つけ出す。島は瀬戸内の歴史を色濃く残す奇跡のような島であり、モデルはその体の均衡、撮影に対する理解力など、パーフェクトだ。撮影が進んでいく様子が、次々に小気味よく描かれる。もっともらしい試行錯誤の場面などはなし。それが片岡義男の小説である。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/08/30
ライトノベル
 
イージー・チェアから見えた世界ハワイ。作者・片岡義男の祖父が、父が住んだその場所のことを書いた渾身の長編。優れた農業技術者だった祖父。その息子である「僕」の父は、アメリカ軍の軍人だった。そして姉が異母姉であることが姉弟関係に微妙な影を落とす。アメリカと日本のあいだにあるハワイという場所にあった歴史。家族写真。アロハ・シャツ。コナのコーヒー。古いビートル。ヴェトナム戦争。エルヴィス・プレスリー。「僕」は今、父が作った庭を、父がイージー・チェアに座って絶命する瞬間も見ていたであろう庭を、同じ位置から見ている。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2017/08/30
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『奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール』作者の魅力全開!漫画家・コラムニストとして、サブカル界で独自の道を進んできた著者の、6年ぶりのコラム本がついに刊行。「とても」の丸みボディ(字のことです)をいつくしみ、「中指」の可哀想さを世間に喚起し、「お湯」のセルフプロデュースの高さに着目し……。森羅万象の「そこ!?」というものに過剰に思いをはせた、44本のコラム集です。巻末には渋谷直角が「かわいい」と認めたものたちが大集合した「かわいい王国図鑑」31ページを収録。(自動販売機の横のごみ箱、TSUTAYAのバッグ、センサー式の蛇口など20本!)【目次】とても/ぶどう酒/まみむめも/つもり/おこげお湯/中指/雑/くぐる/クロワッサン/打ち合わせ/イチゴ/なまこ/み/しいたけ/あわよく/ビショビショのサンドウィッチ/それもいい/味/丸まった靴下……ほか、絵やマンガが渾然一体となったコラム44本。〈巻末付録〉お寿司/バス/あぶらあげ/小石/うずらのたまご/フタ/自動販売機の横のゴミ箱/TSUTAYAのバッグ/センサー式の蛇口……ほか、かわいいものばかりを集めた32ページ「かわいい王国図鑑」付き。
公開日: 2017/08/30
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