繊細な少女の気持ちによりそう優しい物語。かわいそうなアミ―リア。みんながそう言う。本当にわたしはかわいそう?大好きな陶芸工房に出かけよう。そうしたら元気が出るかもしれない……。陶芸工房に通うアミーリアは、ウサギの置物作りに熱中していた。春休みになり、いろんなポーズのウサギを毎日作って並べて楽しんでいた。そこで出会ったケイシーと意気投合。誰にも話したことのない悩みを話すようになる。アミ―リアは、小さいころに死に別れたお母さんと会いたいとケイシーに打ち明けた。すると、ケイシーはある提案をする。「あそこにいる女性がお母さんだと仮定してみようよ」と。物語は、思わぬ方向に展開していくのだが…。