◎本作品は、著者の思いをうけ、1ヶ月限定で全文無料公開しています。以下は、矢部宏治氏から寄せられたコメントになります。「私は天皇皇后両陛下の言葉と活動の素晴らしさを、最初は沖縄の友人から教えてもらいました。国民の苦しみや悲しみの現場につねに身を運び、同じ目線で寄り添い、戦争や災害の犠牲者を慰霊する。その‘旅’は、やがて遠く海外にまでおよび、平成が一度も戦争のない時代として終わることに大きく貢献されました。ご退位を前に、長い苦闘のなかからつむぎだされた、その光もつ言葉の数々を、一人でも多くの皆様に知っていただければと思います」込められた思い。たくされた祈り。あなたは天皇・皇后両陛下の言葉に耳を傾けたことがありますか?「普通の日本人だった経験がないので、 何になりたいと考えたことは一度もありません。 皇室以外の道を選べると思ったことはありません」――明仁皇太子、1987年。アメリカの報道機関からの質問に対する回答。「石ぐらい投げられてもいい。 そうしたことに恐れず、県民のなかに入っていきたい」――明仁皇太子、1975年。沖縄訪問を前に。「だれもが弱い自分というものを 恥ずかしく思いながら、それでも絶望しないで生きている」――美智子皇太子妃、1980年。46歳の誕生日会見より。【目次】はじめに1章 I Shall be Emperor.2章 慰霊の旅・沖縄3章 国民の苦しみと共に4章 近隣諸国へのメッセージ5章 戦争をしない国6章 美智子皇后と共に7章 次の世代へあとがき※本書は過去に配信された『戦争をしない国 明仁天皇メッセージ』の増補改訂版です。