※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。特集:[プレーモデル][プレーコンセプト][プレースタイル]を再定義する流行りの横文字にだまされるな日本社会全体に横文字が氾濫しているのと同様に、サッカー界にも横文字は横溢している。日本サッカー協会が7月15日にホームページに公開した全55ページに及ぶ選手育成の指針名「ナショナル・フットボール・フィロソフィーとしてのJapan’s Way」からして、現状の趨勢を表しているといっていい。もちろん、本文中にもこれでもかと言わんばかりに、横文字が散りばめられている。小誌は今回、サッカーチームの指針ともいえる横文字[プレーモデル][プレーコンセプト][プレースタイル]の再定義に挑んだわけだが、前記の「国民的蹴球哲学」(あ・え・て)ではこの3用語ではなく[プレービジョン](26〜32ページ)という表現が使われている。ガクッ……。指針を表す横文字でさえ各所で統一されていない現状では、迷い人が量産されるのは目に見えている。「STOP 横文字被害! 私はだまされない」。急場しのぎとして、ひとまずこの姿勢が重要かもしれない。【好評連載】●現代サッカーの教科書5 BoS的ゾーンディフェンスとジャストタイミングでのアタック 河岸貴●成り上がり監督のリアル シュタルフ悠紀リヒャルト(AC長野パルセイロ監督)Vol.2 信州ダービーの熱狂 木崎伸也●フットボールの主旋律Op.2〜カオスに抗うアナリスト〜〈Zugabe〉志・智・儀グループEを突破するための最重要ワード「ボール支配率35%」 庄司悟【特集:[プレーモデル][プレーコンセプト][プレースタイル]を再定義する】●[プレーモデル][プレーコンセプト][プレースタイル]を再定義するInterview:安田好隆(ガンバ大阪ヘッドコーチ) 孫勝基●「Jの異端」サガン鳥栖の熱源Interview:川井健太(サガン鳥栖監督)言葉の定義に捉われない逆転の発想というメカニズム 清水英斗●[プレースタイル]はマインドが作り上げるConversation:稲垣祥(名古屋グランパス)×柴村直弥(SHIBUYA CITY FC)選手のバックボーンがそのまま出る「最大の個性」 柴村直弥●日本と欧州の最新[プレーモデル]事情Conversation:高橋秀人(横浜FC)×結城康平(新世代WEBライター)「不変の価値観」は歴史でしか作り上げられないのか? 結城康平●世界最高峰の殴り合いから見る「最強の[プレーモデル]」再現性の低い無色透明なレアル・マドリーはなぜ勝てるのか? 龍岡歩●中堅国の戦い方最前線ハンガリー&デンマークに見る「ザ中堅力」 西部謙司●サッカークラブにおけるブランディングとゲームモデルの関係性なぜコンセプトが必要なのか 河内一馬●スポーツチームの組織心理学Interview:山浦一保(立命館大学スポーツ健康科学部教授)人と人の関係に立ち戻る●育成年代へのプレーモデルの授け方選手権優勝監督長谷川大が語る、「見る眼」と「多様性」の重要性 松尾祐希【フットボールの深海】●大澤英雄 大学サッカー界の巨頭が来た道〈上〉 国士舘に導かれし者 清水岳志●※新連載 ネットでは探せない蹴人伝第1回 大西正幸(私立武蔵高校・中学校)超進学校を指導する意義 平野貴也●「フットボールとは何か?」を考える10Today’s theme Jリーガーのキャリア選択Conversation:近藤貫太(電通)×井筒陸也(クリアソン新宿ブランド戦略担当)理知的にいくか本能的にいくか、それが問題だ 井筒陸也●『サッカー本大賞2023』への道【連載&コラム】●蹴人のジレンマ 龍岡歩●Stats Football 常識を変える近未来のデータ分析 結城康平●汚点 横浜フリューゲルスはなぜ、消滅しなければならなかったのか 田崎健太●世界サッカー狂図鑑 金井真紀●フットボーラー経歴マニアックス 土屋雅史●一生蹴念 サッカー論を進化させる 平岡和徳●再構築 「世界一」からの脱却 籾木結花●サッカー文化異論 武田砂鉄●青年監督の本棚 河内一馬●書架へのロングパス 陣野俊史●サッカー洋書時評 実川元子●サッカー本新刊ガイド