60歳の定年まで一生懸命働き、その後は年金や貯金で悠々自適に――。そんな人生観は過去のものになりつつある。従業員51人以上の企業での60歳以上の労働者は、05年105万人から15年には276万人に増えた。かつて学生アルバイトや主婦パートが中心だった非正社員は90年代は2割台。それが今や4割に迫る。パート労働者の賃金水準はフルタイムの6割だ。長時間労働・賃金格差・子育て・介護……人口が減っていくなかで、日本人の働き方を見直そうという議論が盛んだ。「働き方」改革に何が必要なのか、考える。※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。【文字数:8400文字/単行本換算で12ページ】