日本初の洋風調剤薬局として東京・銀座で創業した資生堂。戦後は美容部員を育て、成長を続けた。しかし、80年代からドラッグストアなどが台頭。美白や低価格に特化した競合相手が増え、シェアは30年で半減した。企画と営業の責任のなすり合いもよくあった。「縦割り組織の社風こそが課題」。2014年4月に外部登用された新社長は、本社や工場・研究所で働く従業員に企業カラーの赤い法被を着せ、イベントの売り場づくりや試供品の配布をさせた。名付けて「イチガンプロジェクト」。中身から変わろうとする資生堂を追った。※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。【文字数:5100文字/単行本換算で7ページ】