逆説の日本史
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「欧米列強」への仲間入りを果たせ! 本書では、日本が世界の表舞台に躍り出ることになった明治中〜後期を、痛快な’井沢史観’で読み解きます。
まず、明治新政府の「骨格」となった大日本帝国憲法が成立するまでの秘話に迫っていきます。
この憲法の制定にあたり、伊藤博文・岩倉具視ら’維新生き残りコンビ’と、大隈重信・福澤諭吉ら’早慶連合’が激しく火花を散らし対立したのはなぜなのか? また、最終的に勝利したのは、どちらだったのか? さらに、彼らの陰で暗躍し「明治国家形成のグランドデザイナー」とも呼ばれる井上毅とは、いったい何者だったのか? 次に、憲法制定後に開設されたばかりの帝国議会がたびたび紛糾・空転し、首相・伊藤博文を悩まし続けていたにもかかわらず、清国との開戦に踏み切ることができた謎に迫ります。
そして、それまで極東のちっぽけな国に過ぎなかった日本が、『定遠』『鎮遠』という強力な戦艦を擁する北洋艦隊を誇った’眠れる獅子’清国を打ち破ることができた理由と、その勝利の結果手に入れることになった「膨大な利益」についても詳しく考察していきます。
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