日産、神戸製鋼は何を間違えたのか(毎日新聞出版)
激震! 日本の「ものづくり」相次ぐ企業不正の真相に迫る! 日産自動車の無資格検査、神戸製鋼所の品質検査データ改ざんから始まった企業の不正は、スバル、三菱マテリアル、東レといった日本を代表する大企業に広がっている。
カルロス・ゴーン会長のもと奇跡の復活を成し遂げた日産の工場で長年、無資格検査が続いていた。
電気自動車のリーフや自動運転技術などで最先端技術を導入。
「技術の日産」を売りにする会社で、なぜ不正が行われていたのか。
ゴーン会長のコストカット戦略が無資格検査の温床になったのかが問われている。
同じ無資格検査が発覚したスバルは、調査報告書を公表した翌日に燃費データ改ざん疑惑が持ち上がった。
創業113年の名門、神戸製鋼は、500社超に品質データを改ざんした製品を納入しており、巨額な訴訟リスクなどの危機に直面する。
経団連会長の出身企業の東レは、ネットでの匿名書き込みで子会社の不正の公表を迫られた。
三菱マテリアル子会社のトップは社内で広がる不正を知り「経営破綻」を恐れた――。
名門企業を舞台に、驚くべき出来事が次々に明るみに出る。
相次ぐ不祥事で、日本が世界に誇ってきた「ものづくり大国」のイメージが地に落ちつつある。
日本のものづくりの現場はどうなっているのか。
不正の真の原因は経営にあるのか現場なのか。
ベストセラー『東芝 不正会計 底なしの闇』の今沢真・経済プレミア編集長が、不正が発覚した大企業で何が起き、何が問題になっているのかを分かりやすく解説する。
毎日新聞のウェブサイト「経済プレミア」の好評連載の書籍化。
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