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週刊東洋経済eビジネス新書

2021年4月、2018年から3年にわたって経営の舵取りを続けてきた車谷暢昭社長CEOの辞任と綱川氏の社長再登板を説明する会見会場。
にもかかわらず、そこに車谷氏の姿はなかった。
騒動が表面化したのは、4月6日に英投資ファンド、CVCキャピタル・パートナーズから東芝に「提案書」が届いたときだった。
そこには、東芝株を1株5000円で公開買い付けし非公開化、3年後に再上場を目指すとあった。
東芝経営陣・社外取締役、ファンド、東証、経産省など、大きな力が幾重にも絡み合う。
そうした中、事業仕分けでリストラは終わり黒字維持は保つが、次の成長事業は不透明だ。
従業員12万人を超える巨艦企業はどこに向かうのか。
本誌は『週刊東洋経済』2021年5月22日号掲載の20ページ分を電子化したものです。
情報は底本編集当時のものです。
その後の経済や社会への影響は反映されていません。




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