嘉吉の乱 ──室町幕府を変えた将軍暗殺
嘉吉の乱とは前代未聞の室町幕府将軍の暗殺事件。
籤引き将軍・足利義教は専制的な強権政治、「万人恐怖」と呼ばれた守護や公家への理不尽な仕打ちを行い、その死は「自業自得」とまで書かれた(伏見宮貞成『看聞日記』)。
将軍殺害は幕府と守護の関係に大変化をもたらしたが、事件にいたる背景には社会的な混乱も大きかった。
旱魃や風水害による飢饉、重税、大規模な土一揆の頻発。
大地震、疫病の流行による不安。
幕府による抑えがきかなくなった守護や守護代の台頭。
のちの下克上時代の到来を予兆する嘉吉の乱。
その全貌とは。
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