人口150万を数える京都。<br />街を歩けば、どこからでも山が見え、川では子どもが遊んでいる。<br />これほど人々と山河が近い大都市は珍しい。<br />1200年前の遷都時に桓武天皇が「山が襟のように囲んでそびえ、川が帯のようにめぐって流れる自然の要害」であると述べたように、京都の山河は常に人々と共にあった。<br />本書は東山・北山・西山の三山、鴨川・桂川・宇治川・琵琶湖疏水、さらに市中の川を紹介、知られざる歴史を明かす。<br />