時を超え、世界中で読み継がれる文学の古典は、21世紀を生きる私たちにとってなお身近な感覚や切実な問いを突きつけている。『ドン・キホーテ』『罪と罰』『ボヴァリー夫人』『失われた時を求めて』などの大作から、チェーホフやカフカ、メルヴィルの短篇まで、フィクションを読む技法と愉しみを知りつくした4人が徹底解説。放送大学でロングラン9年の大人気講義に原典の名訳・新訳を交えて再構成した、海外文学案内の決定版。※本書には、紙版の第16章に収録されている下記3作品の抜粋は、版権上の理由により収録されておりません。イタロ・カルヴィーノ『魔法の庭』(和田忠彦訳)イタロ・カルヴィーノ『楽しみはつづかない』(和田忠彦訳)イタロ・カルヴィーノ『ある夫婦の冒険』(和田忠彦訳)