【ノンフィクション・ドキュメンタリー】タグのライトノベル・小説
[グラビア]・真藤順丈 インタビュー 特別な場所『宝島』、そして英雄の始まり。・小説現代長編新人賞受賞者パリ×兵庫×三重 本誌史上初のSkype三点中継![小説現代長編新人賞 特集]・小説現代長編新人賞受賞者緊急鼎談! 死ぬまで物語を書くために。・しらさや尚 「晴れ、時々くらげを呼ぶ」冒頭コミカライズ ・武田綾乃・額賀澪 「晴れ、時々くらげを呼ぶ」合評対談・藍川ユヅル 「隣人X」冒頭コミカライズ ・望月優大 「隣人X」解説・小説現代長編新人賞受賞作 編集長講評・作家解体新書吉川四章発表吉川英治文学新人賞 今村翔吾&呉勝浩への「30の質問状」[小説]・野崎まど 「タイタン」(1?2)・泉ゆたか 「酒飲み」 ・吉森大祐 「白縫姫奇譚」 [長編一挙掲載]・鯨井あめ 「晴れ、時々くらげを呼ぶ」 ・パリュスあや子 「隣人X」[エッセイ]・四千頭身・後藤拓実 「これこそが後藤」・岸田奈美 「2億パーセント大丈夫」 ・新井見枝香 「きれいな言葉より素直な叫び」・藤谷治 「小説から聴こえる音楽」 [コラム]・武田砂鉄 「もう忘れてませんか?」・〆切めし 岩井圭也[連載漫画]・益田ミリ 「ランチの時間 」・ジェントルメン中村 「ようこそ!アマゾネス☆ポケット編集部へ -NOW-」[書評]書評現代 若林踏・柳亭小痴楽・吉田大助・内藤麻里子読書中毒日記 こだま今月の平台※ライト版には、真藤順丈「ブーテン」 は掲載されておりません。※電子版では紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページがあります。
8人の女性と9回結婚、任侠を生きた安部譲二の波瀾万丈な人生経験を、30年来の友人である作家・山田詠美が引き出す。対談が始まったころ、まだ独身だった山田さん。対談と同時進行で、10歳年下の現在の夫君と恋愛が始まり、結婚に至った(プロポーズは、本書対談取材で訪れた京都にて。その様子も収録)。さらには、76歳の安部さんの「人生最後の恋愛」も勃発し、家出をして彼女の家に転がり込む、などのハプニングも…。著者二人の山あり谷あり、「人生劇場」の様相を呈している。山田さんによる安部さん追悼文「ベストフレンド4ever」収録。【解説】宇垣美里 『人生相談劇場』改題
ハンセン病は不治の病として人々に恐れられていた。この病気に立ち向かい一生をささげた人々の感動の記録である。日本でまだ「ライ」と呼ばれ、患者が隔離され差別を受けていた時代に、世界の文明国への道を導いたリデル夫人、療養所の医長・光田医師とその家族。日本一の研究所を目指した宮崎博士。彼らの活動を追う物語は、恐怖と闘い続ける勇気ある精神史である。不治の病は特効薬の発明とともに病の呼び方も「ハンセン病」と変わり一般の病気と変わりのないものとなった。日本は、多くの方々の尽力とともにハンセン病の恐怖は除かれた。然し、世界にはまだまだ恐怖にさらされている国がある。宮崎博士はのちに東南アジアのハンセン病医療奉仕に取り組むこととなる――勇気と情熱をもって理想を追い求めた人々のノンフィクション第1弾。小学校高学年以上向き。
20世紀の大事業『大漢和辞典』をつくりあげた諸橋轍次とその最大の理解者・大修館書店社長・鈴木一平の物語。初めての出会いから35年、本文12巻と合わせ総ページ14867頁。延べ従事者258347人。大漢和辞典の完成の間には太平洋戦争もあり、その苦難の道は想像を絶する。二人の出会いの時、『良い漢和辞典を創りたい』と思う鈴木の思いと『漢字が今後はすたれていくだろう』と予測する轍次の思いはすれ違っているかのように見えたが、人間の過去の遺産の上に現在が構築されると考えている轍次は、本当に役立つ漢和辞典を創る覚悟を鈴木に問うていたのだ。二人の思いはいつしか多くの人々を巻き込み、完成を成し遂げた。ひとりの一生をかけたところで不可能であると思われた事業が、強い思いを重ねることで完成を見たのだ。小学生上級以上に向けた感動のノンフィクション第16弾。
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。昭和53年(1978)11月26日、党員による初の自民党総裁予備選挙が実施され、福田有利を覆すべく田中角栄は大平正芳と手を組んだ。総裁の座を射止めた大平は、しかし翌年の総選挙で敗北を喫す。厳しく退陣を迫る三木武夫、福田赳夫、中曽根康弘の反主流三派。総理・総裁分離論まで出て、自民党「40日抗争」に発展。事態収拾に努める党長老と大角との対立は激化し、大平は「鈍牛」のしたたかさで頑固に総理の座に居座りつづける。傑作戦後日本史第7弾!
かけがえのない命と向き合うDJ保護司・Rosyシリーズの第一弾! そのエピソードは、映画「君の笑顔に会いたくて」にも一部使われています。 【目次より】●1章 なぜか君たちのこと、大好きなんだもん ●2章 君たちだけのためのクリスマス番組 ●3章 愛が届いた! 通じた! ●4章 神様と少年たちがくれた贈りもの ●5章 一人ぽっちじゃないんだよ
グラビア・池井戸潤「鉄の骨」ドラマ化記念撮影現場訪問&スペシャルインタビュー!・特別対談:今村翔吾×北方謙三小説・小栗さくら「波紋」・澤田瞳子「鴻雁北」・武川佑「千年の松」・柏井壽「月岡サヨの小鍋茶屋」・長浦京「NOC 緋色の追憶」・対談:武川佑×小栗さくらエッセイ・新井見枝香 「きれいな言葉より素直な叫び」・岸田奈美 「2億パーセント大丈夫」・藤谷治 「小説から聴こえる音楽」・四千頭身・後藤拓実 「これこそが後藤」コラム・武田砂鉄 「もう忘れてませんか?」・〆切めし 遠田潤子書評・書評現代 青戸しの・田口幹人・高橋ユキ・三宅香帆 ・読書中毒日記 出口治明・今月の平台連載漫画・益田ミリ 「ランチの時間」・ジェントルメン中村 「ようこそ! アマゾネス☆ポケット編集部へ -NOW-」※ライト版には、今村翔吾「じんかん」 は掲載されておりません。※電子版では紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページがあります。
ロック界を牽引してきた孤高の詩人、佐野元春がデビュー40周年を機に、ダイアローグで自らを見つめ直す。今なお新しい25000字インタビュー。発売即在庫切れとなった「群像」2020年5月号掲載記事を緊急電子化。聞き手・文:石戸諭(ジャーナリスト)
ペルー大使公邸事件を解く鍵が、ここにある! ――館員の著作を検閲し、国会議員の接待に明け暮れ、他国の日本語教育番組に干渉し、「憲法改正のためのクーデター」に言及する大使もいる。国民の大切な税金をムダ使いする、知られざる大使館の行状とは? 危機管理や外交を忘れて迷走する、大使館の呆れた実態を告発する! 迷走する大使館の実態。こんな外交官に日本を任せられるか!
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。胸にしみる、届けられない母への手紙。「亡くなったお母さんへ 今だから言える たくさんのありがとう」 漂流郵便局に届いた第一通目の手紙は、こう綴られていました。切実な筆跡で、一輪の赤いカーネーションの絵を添えて。 漂流郵便局はもともと2013年の瀬戸内国際芸術祭の出展作品として、瀬戸内の粟島にある古い郵便局舎を蘇らせたアートプロジェクトでした。 「こちらは、届け先のわからない手紙を受け付ける郵便局です。いつか所在不明の存在に届くまで、手紙を漂わせてお預かりします。」というコンセプトが話題を呼んで、開局7年目の今、預かる手紙は4万通に迫ります。 いつの間にか、漂流郵便局はアート作品から、私たちの心の漂着を許してくれる特別な場所へと変貌してきました。 本書は『漂流郵便局 届け先のわからない手紙、預かります』(2015年初版)に続く書籍です。開局以来続々と届くお母さんあて、お母さんからの手紙を収録しています。 文面から伝わる愛、感謝、後悔、反省、勇気、希望……。かけがえのないひとへの想いが深く温かく胸にしみる一冊です。※巻末に〈本書限定オリジナルはがき〉は電子版には付きません。
【戦後日本社会の抱えてきた問題、実に大きい問題が、たとえば天皇の戦争責任が問いかけられている――大江健三郎】【東日本大震災で私たち劇作家が何より痛感したのは、井上ひさしさんの不在なんです――平田オリザ】【井上ひさしが生きていたら、その目には、この日本の状況がどう映っていただろう。――没後10年。いまこそ読み直したい、井上ひさしの文学。】大人気テレビ番組「ひょっこりひょうたん島」の脚本をはじめ、岸田國士戯曲賞を受賞した『道元の冒険』、直木賞受賞作となった『手鎖心中』、さらには日本SF大賞や読売文学賞に輝いたベストセラー小説『吉里吉里人』など、多彩な活躍を見せた作家・井上ひさし。本書は、井上に共鳴する人々が、生前の交流を明かしながら、その作品を論じる初の論考集。井上に刺激を受けながら創作活動を行ってきたと明かす作家・大江健三郎をはじめ、国内外から評価の高い劇作家・平田オリザなど、錚々たる創作者がそのメッセージを読み解く。
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。ある日突然、小学6年生の娘が脳出血で倒れた。原因は、子どもでの発症は5万人に1人といわれる先天性の脳動静脈奇形破裂。緊急入院と命がけの手術、その後の長くつらいリハビリ生活、公的支援の及ばない高額な医療費……次々とふりかかる困難を乗り越えていく母と娘の闘病記。よく病気になった人に、「神様は乗り越えられる人にしか試練を与えない」と言う人がいるが、病気になった本人や家族が自分でそう思うのならまだしも、まったくそのような経験をしたことがない人が、病気になった人に対して言うのはおかしなことだ。「そうなんだ、この与えてもらった試練を乗り越えられるようにがんばろう」などとはまったく思えない。病気は試練なんかではない。そんな試練なんか誰が欲しがるのか。いらないのである!そんな試練を気まぐれに選んだ人に与える神様なんて、「コノヤロー!!」なのだ。(本文より)
子をはぐくむのは血ではなく愛のつながり。 1926年石巻で生まれた菊田昇は、母が経営する遊郭で幼少期を送り、遊女の悲哀を目の当たりにする。その後、東北大学医学部に進学。卒業後は、産婦人科医となり、望まぬ妊娠をした女性が子供を堕ろすことなく、子供を欲する夫婦の実子となるよう非合法な縁組みを始める。法を犯してでも小さな命を守ることを優先、多くの赤ちゃんの命を救うこととなる。ところが、その事実が新聞にスクープされ、世間を揺るがす事件に発展。 日本医師会からの処分、国会招致、家宅捜索など、幾多の試練にさらされ、それでも命を守るという信念を曲げることなく、国を相手に闘い続けた昇は、悲願の「特別養子縁組」制度を勝ち取った。 ノンフィクションの旗手・石井光太氏が取材を重ね、「赤ちゃんあっせん事件」の裏にある真実を描いた小説。
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。熱き戦後日本史全10巻!!信なくば立たず、奮起す!田中角栄が金脈政変で倒れ、後任は少数派閥を率いる三木武夫に。昭和51年(1976)、ロッキード事件が発覚、ついに田中が逮捕された!三木は政界浄化を名目に徹底解明を推進するが、「三木おろし」を狙う福田赳夫や大平正芳ら反主流各派は「挙党協」を結成して激突、自民党内は混乱する。だが、暮れの総選挙で自民党は敗北を喫し、三木は去る。後継総裁・福田が昭和52年(1977)の参院選挙の勝利で躍る裏では、田中が大平政権実現に動き出していた。傑作戦後日本史第6弾!※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
散骨という葬送は、「スタイル」ではない。死者とともに生きようとするときの大きな支えになり得る。 ――平松洋子愛する人を喪った人々がたどりついたそれぞれの自由な弔いの形とは――。セーヌ川、珊瑚の島、ヒマラヤへの散骨の旅、絶句するようなハプニング、そして新たな出会い。涙と笑いで彩る、「別れ」の先に生きる人々を深くユーモラスに描く爽快ノンフィクション。著者自身の体験を描いた文庫書下ろし新章収録。注目の著者が描く「誰かがいない世界」の歩き方。
約一年半の休刊を経て、リニューアル復刊!「毎号、勝負作! 全ページ、面白い。」小説現代、ここが変わります。3つの特徴1.毎号まるまる読み切れるリニューアル第一号は、三浦しをん、朝井リョウら人気作家の読み切り短編を掲載。2.表紙デザインを一新! 人気アーティストのCDジャケットやグッズデザインなど、エンタメ最前線の分野で活躍するデザイナーを起用。3.読み物も更に充実お笑いの四千頭身・後藤拓実やnoteで話題の岸田奈美のエッセイ。ノンフィクションライター・石戸諭のスポーツノンフィクション。今後はアイドルやアーティストなど豪華執筆陣も予定。 小説・大沢在昌 「無辺の夜に生きる」・林真理子 「ああ、驚いた」・三浦しをん 「青い空をゆく鳥は」・朝井リョウ 「心めくり」/「幸せさがし」・門井慶喜 「被災者 (おわれもん)―宝永四年富士山噴火」・宮内悠介 「ジャンク」・神津凛子 「視線」エッセイ・四千頭身・後藤拓実 「これこそが後藤」・岸田奈美 「2億パーセント大丈夫」・新井見枝香 「きれいな言葉より素直な叫び」・藤谷治 「小説から聴こえる音楽」コラム・〆切めし 堂場瞬一・武田砂鉄 「もう忘れてませんか?」ノンフィクション・石戸諭 「You’ll Never Walk Alone」書評書評現代 若林踏・柳亭小痴楽・吉田大助・内藤麻里子 読書中毒日記 東山彰良今月の平台漫画・益田ミリ 「ランチの時間」・ジェントルメン中村 「ようこそ! アマゾネス☆ポケット編集部へ」※ライト版には、薬丸岳「告解」は掲載しておりません。※電子版では紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページがあります。
2009(平成21)年3月に筑波大学を退職した著者は、翌年4月に東京のインターコンチネンタルホテルで筑波大学退職記念パーティーを開催した。パーティーのコンセプトは「夢のはじまり」。筑波大学退職までの人生を第1の人生とすれば、退職後の人生は第2の人生となる。その意味で「夢のはじまり」だった。著者の夢は順調に滑り始め、第2の人生である地名作家としての地位は揺るぎのないものとなっていった。多数の著書の刊行、テレビ番組への出演など、夢は大きく花開いていった。そんな矢先の2018(平成30)年2月、著者を突然病が襲った。意味不明の体調不良、病状の悪化、そしてついに呼吸不全に陥る。2か月に及ぶ検査の結果、著者は脳からの神経が十分行き届かず筋肉が萎縮していくALS(筋委縮性側索硬化症)と診断される。本書は、難病のALSと診断されながらも、第3の人生を力強く生き抜くと「新たな夢」に向かって突き進む著者の思いを綴った書き下ろしである。
「若い世代に、先に逝った故人に、今、世界がどうなっているのか、伝えてみよう」高知から札幌、そして世界へ。精神科医にして、ノンフィクション作家の野田正彰が振り返る戦後史。「私と同じように老いて生き残っている方には、近況を伝える語りである。若い世代には、戦後の焼野原に育ち、四国山脈の山行で思索することを憶えた少年が、札幌での学生生活をへて専門家となり、やがて専門家を否定して唯の人になっていくとはどういうことか、ひとつの生の物語を伝えることになろう」(あとがきより)
新宿の中国人抗争激化! ウラ世界の闇を抉る! 命がけで不法入国する密航者たちの真の目的とは? ――命と引き換えにしてまで、次々と日本へ流れ込む、密航者「東京チャイニーズ」。彼らの真の目的とは? 祖国の村おこし、巨大ビジネスとして……。刻々と変化する密航事情を、福建、香港、そして新宿・裏歌舞伎町の隅々まで徹底追跡し、闇に潜む蛇頭と不法滞在者たちの真実の姿を解明する、迫力ドキュメント。
魅力あふれた、アフリカ野性動物たちの生態。おなじみのライオンやゾウから、ハイエナ、バブーンなどの猛獣・珍獣たちのエピソード。アフリカの野生動物たちを追いかけて1800日あまり、5年を越える映画テレビの撮影旅行で出会った動物や鳥たちとの生活は、どれもが深い感動と驚きの連続であった。一瞬のうちに生と死が逆転する、生と死が隣り合わせの厳粛な自然界の掟の中で繰りひろげられる、神秘的で美しい、終わりのない名作ドラマを観るような世界。写真と文で綴る、動物の感動ものがたり。自然はドラマ以上にドラマだ!
闇に蠢く非情の中国コネクション。長く過酷な旅の果て、密航者たちを待ち受けていた「奪人蛇頭」の罠! ――急増する中国人密航者、闇の手配師・蛇頭の犯罪。日本ヤクザも巻き込んだ「見えない中国人の絆」が、裏歌舞伎町に潜んでいる。彼らの究極の目的=「黄金夢」とは? 中国ー東京ーNYを結ぶ密航闇ルートと、知られざるドラゴン・コネクションの真実を、すべて現場取材により徹底解明した、驚愕の書き下ろしルポ。
大きく変貌し前進する、ガン医学・医療――21世紀へ向けて、確かな橋頭堡を築くために、様々な領域で情熱の炎を燃やし続ける人たちの苦闘と、その成果の記録。ガン制圧という難問を何としてでもブレークスルー(突破)しなければ退かないという研究者や臨床医たちのパッション(情熱)を、みごとに活写する。<上下巻>
生・病・老・死――をめぐって、医師、看護士、患者、家族……のあいだでくりひろげられる、心のかようドラマ。戦後復興から高度成長をなしとげた日本経済そのままに、働きづめできた経済記者が、自ら肝炎で長期入院をすることを契機に知った世界。医師生そして病、老を見つめ、死を考えるノンフィクション短編集。
2000年秋。敵対する暴走族との乱闘で死者を出した「トーヨーボール殺人事件」で逮捕され、青森特別少年院へと送られた石元太一。‘札付きのワル’が集まった不良の巣窟で喧嘩沙汰やイジメに直面するが、時が経つにつれて院生同士の友情が芽生え、教官との信頼関係が築かれていく。厳しい規則のなかでも笑いがある日常。だが‘ある出来事’をきっかけに太一は「暴動」の首謀者となり拘束され、そして……一般社会の学校とはまったく別の世界でうまれた青春。力だけが自らの存在価値だった少年たちの更生の物語を、非行少年の側からの視点で描いていく。
美術、音楽、映画、芸能、小説、ジャーナリズム、科学、環境など各界の作家、専門家、クリエイターによる書き下ろし(Selected Works’ Collection)。今号の表紙は青山京子「今日の顔」。中面の主な執筆者は星埜恵子(演劇美術)、吉村久夫(ジャーナリスト)、皐一(幼児教育研究家)ほか。自身の興味を広げたり、仕事や創作のヒントや着想を得たい方へ、ジャンルや肩書を超えた誌上の交流を図っています。
朝ドラのモデルはこの天才作曲家!日本が誇る偉大なる作曲家・古関裕而とは? NHKの連続テレビ小説「エール」の主人公の知られざるエピソードを名曲とともに綴る!早稲田大学の応援歌を作ったかと思えば、慶応義塾大学の応援歌も作曲する。阪神タイガースの『六甲おろし』を作ったあとに、読売ジャイアンツの『闘魂こめて』を作ってしまう。世に送り出した曲は5000曲以上。古関裕而は、日本が誇る天才作曲家だ。人を明るく元気にするメロディーを作り続けた古関裕而の創作の軌跡をたどる!
幕藩体制が整う寛永時代までは、江戸城大広間は、大名みずからが命運をかけてたたかう戦場でもあった。現代日本の政治風土をつくった江戸時代初期の権力抗争を、熊本藩の細川忠興・忠利父子の残した膨大な往復書簡から解読する、歴史ノンフィクション。『江戸お留守居役の日記』の気鋭の歴史学者が放つ傑作。室町時代から現代まで、細川家繁栄の謎にせまる!
「ジャンルの垣根を超えた傑作。ページをめくる手が止まらない」スティーヴン・キング 絶賛!ニューヨーク・タイムズベストセラー 1位1970 -80年代に米国・カリフォルニア州を震撼させた連続殺人・強姦事件。30年以上も未解決だった一連の事件の犯人「黄金州の殺人鬼」(ゴールデン・ステート・キラー)を追い、独自に調査を行った女性作家による渾身の捜査録。アメリカでベストセラーとなり、現在HBOがTVドキュメンタリー・シリーズを製作中の話題作。強盗、強姦、殺人を十年以上にわたって繰り返し、DNA鑑定の網をくぐって闇に消えていた犯人を、作家である著者が独自の捜査で追いつめていく手に汗握るノンフィクション。序文寄稿:ギリアン・フリン(『ゴーン・ガール』著者)ワシントンポスト、「エスクァイア」誌、Amazon.com、ニューヨーク公立図書館、 シカゴ公立図書館他で ‘2018年 ベストブック・オブ・ザ・イヤー’受賞!!本当に手に汗握る作品だ――「ピープル」誌息を呑む野心的で見事な筆致――「ニューヨークマガジン」誌読者が知るべきは、なぜこの本が特別なのかという理由だ。それは、この本が向き合っている二種類の強迫観念である。一つは光に溢れ、もう一つは闇の中にある。「黄金州の殺人鬼」は闇であり、ミシェル・マクナマラは光だ。気が滅入るほど邪悪。聡明かつ、断固とした決意。本書はこの二つの心理への旅路である。私は本書を愛してやまない。 ――スティーヴン・キング
大事な人のために唯一無二のワインを探す男…彼には消せない過去があった。男でも女でもない、ひとりの人間の衝撃告白。禁断の愛を、マジョルカ島、ワインを絡めながら描くフィクション作品。数多くのノンフィクション作品を刊行している作家・三上義一が描く新境地。ワインの銘柄もふんだんに登場し、数多くのマジョルカ島のカラー写真も楽しめる。
民主主義、ファシズム、経済不況、世界大戦……今世紀の全世界を動かした巨大国家・アメリカを、真に支配してきたものは誰か? 闇に隠れた億万長者の一団は、ゴールドフィンガーそのままに、10本の指を持ち、金塊と女で世界を操ろうとする。おびただしい数の書物から不可視の正体を鮮かに照らす、衝撃の現代史。過去の歴史についての解釈は、みな嘘ではないのか? アメリカ近代100年の戦慄の歴史を衝く傑作ノンフィクション。<上下巻>