【御曹司・富豪・貴族・令嬢】タグのライトノベル・小説
コルネリウス辺境伯の末娘リーゼルは、人質同然に皇帝の皇子アレックスの愛妾にされる。人質らしく振舞うつもりだったのに、アレックスの策略と手ほどきによって、皇子の正妃候補へと名乗りをあげることになって……。
ソフィア・コーンフィールドは舞踏会で美男貴族、ジョシュア・スペンサーに出逢う。二人は結婚を誓うが、彼からの連絡は途絶える。数年後、仮面舞踏でジョシュアと再会する。互いの素性を隠して交わり……!
知人限定で探偵をしている可憐は、日本で無敵の大富豪・薔薇王院家五兄弟の末っ子だ。初めての恋人・宇堂のため、大人になるため、日々奮闘する可憐。新たな依頼は両親との関係に傷ついた千川家の子息・聡明の頑なな心を開くというものだが。
「今は姉さんを味わいたい…」ヴィンセントは顔を傾げて貪るように唇を味わう。ヒルダを抱き寄せ、手は腰を撫で、次第に熱い蜜口を弄ぶ。淫らな愛撫にヒルダは甘く喘ぎ続けて…。シスレー伯爵令嬢であるヒルダは知っている。自分が平民の娘であることを。誇り高い弟ヴィンセントの愛を受け、身も心も溺れながらも、真実が二人を割いてしまうことも。義弟の元を離れようと決心したヒルダは、ヴィンセントに体を捧げる。「俺がそんな願いを聞くと、本当に? 馬鹿な姉さん。俺は絶対諦めない」熱い楔を何度もヒルダの体に穿ち、注ぎ、白く汚していく。離れても愛しい想いは色あせず、運命はふたりを導いていき…!
没落寸前の伯爵家を守るため、政略結婚することになった斎條公康。相手は新興財閥の令嬢で亡き親友の妹だ。けれど式当日に花嫁が失踪!! そこに現れたのは、親友の面影を色濃く残す弟・直紀だった。かつて親友に片想いしていた公康は、激しく動揺する。さらに直紀に「貴方は当主である私のものです」と押し倒されて!? 大正の世に綾なす華族の光と影―時代に翻弄されるドラマティックラブ。※電子版には、紙版に収録されている挿絵は収録されていません。
仕事の面接に振袖を指定され不思議に思いつつホテルに向かった千花は、相手が最年少で刀匠の資格を取った青年、咲良伊織であることに驚く。彼は以前、素性を知らぬまま心惹かれた相手でもあった。酔いと雰囲気に流されて記憶があやふやなまま彼と夜を過ごした翌朝、初めてこれが面接でなく見合いだったと知る千花。お互いの気持ちを確かめないままわずか一ヶ月で結婚。新婚初夜、戸惑い気味な千花に伊織は「お前が俺を好きになるまで抱かない」と宣言するが?溺愛系甘甘新婚ラブストーリー!
凜はチャイナ・マフィアから身を隠しひっそりと生きてきた。雷雨の夜、突如襲われた凜を救ったのは、大富豪・嵩原だった。手厚い看護と慈しむような眼差しに癒されるが、救い出されたのではなく、罠にかけられたと知る。毎晩繰り返される陵辱行為。圧倒的な熱に犯され、嵩原の底知れぬ恐ろしさに触れた時、それは記憶の底にある、何かと符合して……。‘そなたこそ黒の花嫁にふさわしい’ 凜の封印された秘密を言い当てる紳士。その正体は……。魅惑の描き下ろし収録有!!
憎み合う2人の異母兄弟は、同時に彼女を求めた。愛以外の理由で。アリスは睨み合う2人の男性の間に挟まれていた。一方は大企業の御曹司で、最近しつこく結婚を迫ってくるマーカス。もう一方は危険な魅力をたたえる、舞踏会で出会ったばかりのダリオ。ダリオと踊れば、マーカスも諦めてくれるかもと思ったのに、マーカスは憎しみに満ちた声で、ダリオを罵ったのだ。‘腹違いのろくでなし!’と――。2人が異母兄弟だったなんて。彼女は図らずも、相続をめぐる富豪一族の争いに巻き込まれていた。マーカスの欲得ずくの求婚か、ダリオの傲慢な誘惑か――。ひと目で激しく惹かれたダリオの目的が復讐だけだとわかっても、アリスの胸を焦がす彼への愛は、もう、打ち消しようもなかった。■因縁の関係を持つ2人の男性から迫られるヒロインの苦悩――ベテラン作家ケイト・ウォーカーの新作を、佐柄きょうこ先生が同時コミック化! 併せてお楽しみください。
このお腹に宿った子の父親が、まさか伯爵だったなんて!写真家のデイジーは雪降るバレンタインデーの夜、仕事で訪れた伯爵邸の敷地内に立ち往生してしまった。すぐにも家に帰って仕事の続きをしなければならないのに……。あたりが刻一刻と白くなるなか、焦りばかりが募る彼女の前に、無造作な黒髪のハンサムな男性セブが現れた。この城を管理しているという彼に館の中へ招き入れられると、とたんにデイジーは彼の熱い視線に気づき、胸を高鳴らせた。その晩、二人はベッドを共にした。一夜だけの関係と知りながら。だが6週間後、デイジーはまたも困り果てた状態で城を訪れた――もう会うことはないと思っていたセブに、妊娠を告げるために。■新進気鋭のイギリス人作家ジェシカ・ギルモアの日本デビュー作をお届けします。ロマンティックな一夜の情事を経験した直後、予期せぬ妊娠が発覚した二人の物語。伯爵とは知らずに結ばれたあと、次々に明らかになる彼との様々なギャップにドキドキさせられます。
モデルのセーラは不運な落馬事故によって片足が不自由になり、仕事を失ったうえ、薄情な婚約者にも捨てられた。ある日、偶然開いた上流階級向けの雑誌に奇妙な広告を見つける。‘資産家の話し相手(コンパニオン)として外国で暮らせる、若い英国人女性求む’なんでも広告主は砂漠の地ベニ・ザインの首長ということだ。ちょうど、つらい現状から抜け出したいと思っていたセーラは、新しい人生への期待を胸に、未知なる異境に降り立った。だがそこには、謎の男からの思わぬ出迎えの言葉が待っていた。「君はわれわれ砂漠の男に襲われたくて、ここまで来たのか?」*本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
メレンは上司の使いで高級住宅街に出向いた帰り道、数人のひったくりに押し倒され、バッグを盗まれた。どうしよう!あのバッグがないと兄は借金を返済できない。中には母の形見の指輪を売って得たお金が入っていたのだ。たまたま通りかかった親切な男性のすすめに従い、近くの家の豪華な客間でやすんでいたメレンは、よく響く声を耳にした。「これ以上浮浪者はごめんだぞ」私のこと?すてきな声だけど、言っていることはひどいわ。声の主は助けてくれた男性の兄、ジャラッドだった。ジャラッドは事情を聞くと態度を一変して、援助を申し出た。彼の真意を疑いながらも、メレンは仕方なく申し出を受け入れた。それが彼の恋人としてふるまう‘契約料’になるとも知らずに。
叶わぬ恋なのに、心も体も公爵に溺れゆく――。日本初上陸の期待の星による、華麗なるヴィクトリア朝絵巻。ラザフォード公爵から‘娘の家庭教師を探してほしい’と依頼が舞いこみ、求人仲介を営むリリーは驚きを隠せなかった。公爵と言えば女王陛下と王族の次に偉い身分。そんな相手から依頼がくるなんて……あいにく家庭教師の人材はあいていないけれど、好機を棒にふるわけにいかないわ。リリーは自らが家庭教師になろうと腹をくくり、豪華絢爛な公爵邸に出向いた。だが待っていた公爵は想像と違い、こちらが赤面するほど見目麗しく、女を魅了してやまない類いの男性。奇妙な胸のざわめきを覚えつつ、リリーの家庭教師生活は始まった。■イギリス・ヴィクトリア朝、女王陛下と王族の次に高い身分だったのが公爵。ヒーローは想定外にその爵位を継いでしまい、怠惰な日々を送っていましたが、今まで会ったこともなかった自分の娘がたずねてきた事件をきっかけに、人生を見つめ直していきます。その手助けをしたのが、娘の家庭教師となったヒロインのリリー。彼女は人に言えない過去がありながらもユーモアを忘れない持ち主。公爵は初心な家庭教師を怒らせてはその反応を楽しんでいましたが、やがてそのからかいが互いの視線に熱を帯びさせ…。米国Amazon2015ベストロマンスtop15にも選ばれた、注目作家の日本初登場作品。今後、大化けしそうな作家だけに今から大注目です!
使用人同然の娘に知らされる真実――わたしが東欧の王女?ベストセラー作家が贈る、珠玉のロイヤル・シンデレラ物語!両親を知らぬまま、幼くして酒場の夫婦に引き取られたターニャは、毎日のように杖で打たれてこき使われてきた。20歳になった今では身を守るため、美しい顔立ちに老けた化粧を施して店に出ているが、ある日、立派な身なりの紳士たちが現れて思いがけないことを告げる。自分たちは東欧の小国から来た国王と護衛で、ターニャこそ行方知れずの王女――そして、王の許嫁に違いないと。もちろんターニャには信じられない話。しかもその中の一人、顔に傷のある悪魔のような魅力の男はゆうべ、ターニャを娼婦と間違えて買おうとしたのだ!■ついにMIRA文庫に初登場、人気作家ジョアンナ・リンジーのロイヤル・ロマンスです。個性的な登場人物たち、華やかでドラマティックなストーリーが魅力のリンジー作品。19世紀初頭、東欧の国の新王が許嫁の王女をさがしに米国に赴くところから物語は始まります。両親の顔すら知らないまま酒場夫婦にひきとられ、身を粉にして働くヒロイン。そこへ突然、見目麗しい紳士が現れ「あなたこそ東欧の国の王女だ」と告げたのだから大変。もちろん、なかなか信じることができません。もしも自分だったら…やはり信じられそうにはないかも。ちょっぴり(いや、かなりの)ひねくれ者ヒーローと惹かれあいながらももつれあう、海をわたるふたりの恋物語のゆくえ。見守っていただければ幸いです!
リリーは地中海の小国モンテビアンコの留置場で震えていた。本当は、こんな国になんて足を踏み入れたくもなかった……。仕事でやむなく来ただけで、滞在もわずか2日の予定だったのに、町で買った土産物に盗品があったせいで出国できなかったのだ。でもまさか、ここで彼とでくわすことはないわよね?そんな彼女の心配が現実となった。目の前に、彼が現れたのだ。ニコ・カヴェッリ! かつて夢のような一夜をともにした人――そして彼はあろうことか、モンテビアンコの皇太子でもある。「これはいったいどういうことだ! この子は誰なんだ?」問いつめるニコの手には、彼とそっくりな男の子の写真があった。■ロイヤルベビーの誕生は、いつだって世界中を沸かせるおめでたいニュース。けれど、もしもロイヤルベビーが、プレイボーイとして名を馳せる王子の、お忍びの一夜から誕生していたとしたら――?そんなスキャンダラスなロマンスをお届けします。*本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
あの日、身分違いの恋に終止符を打ったのはあなたを愛していたから。姉の死後、姪を引き取ったハッティは一縷の望みを胸に、かつての恋人で大富豪ルックのオフィスを訪ねた。赤ん坊を抱いたハッティを、黒い瞳が射るように見つめる。彼女は挨拶もそこそこに切り出した。「わたしと……結婚してほしいの」そしておずおずと打ち明けた。卑劣な義兄一家に姪を渡したくない一心で、‘資産家の婚約者がいる’と嘘をついてしまったことを。いちだんとセクシーさを増したルックのハンサムな横顔は険しかった。こんなばかげた頼み事、承知してくれるはずがないわよね……。「いいだろう。すぐにぼくの家に引っ越すんだ」冷たい光を宿すルックの目に、欲望の炎がともった。■USAトゥデイのベストセラー作家としてその名を知られる実力派ジャニス・メイナードが、ディザイアから鮮烈デビュー! 身分違いの恋を諦め別れを告げた元恋人に、やむにやまれぬ事情から便宜結婚を頼んだヒロイン。あっさり承諾した彼の本当の目的とは?!
敵地エルドランで、侯爵が急死し内乱が勃発!! 風雲急を告げる中、生き別れた母とついに再会したフリードリヒ。けれどそれは、やっと恋人になれたエラム卿を「母上の騎士」として諦めること――。絶望したフリードリヒは参戦を決意!! 横恋慕するドノバンに騎士の称号を与え、彼の求愛を受け入れてしまうが!? 激情を秘めた寡黙な騎士と、やんちゃな公爵家子息の波乱万丈な恋、感動の大団円。※電子版には、紙版に収録されている挿絵は収録されていません。
身も心も捧げたのに、突然、姿を消して裏切った男が忘れられない――。謎の投資家・ヴィクトルへの執着を断ち切れずにいた、巨大財閥の後継者・蘇芳(すおう)。そこへ手を差し伸べたのは、幼い頃から付き従う秘書の東吾(とうご)だ。「私が抱いて慰めて差し上げます」――固く復讐を誓いながらも、東吾との関係に溺れていく蘇芳。ところがある日、正体を明かしたヴィクトルが再び蘇芳の前に現れて…!?※電子版には、紙版に収録されている挿絵は収録されていません。
「私の子を、孕めばいいのに」財界を牛耳る一族の跡取りを父に、花街の女を母に持つ邦彦は、一族の広大なお屋敷の片隅でひっそりと生きてきた。だが、両親が急逝し、それまで写真でしか知らなかった義理の兄、康晴に保護されることに。ところが、康晴を見た瞬間、邦彦の体には異変が…熱くて太い男のそれで後孔を突かれたい、激しくぐちゃぐちゃにされたい…! 交わった経験などないのに、心を無視して体が男を―康晴を狂おしいほどに求めはじめ…!?
滞在先の館で、夜中に忍び込んできた黒衣の男性ローグと秘密裏に話をするようになったエレノア。「お前が俺との夜を過ごす間は、この家のものに手をつけないと約束してやろう」侯爵令嬢である彼女を使用人と思い込んだ彼は、取引をもちかけ、巧みな指先と豊かな見識で彼女を誘惑する。しなやかな獣のような彼に触れられ、快楽を引き出されて揺れる心。彼は本当に泥棒なの?それとも――!?
「いやなら今すぐ逃げればいい」伯爵家のアデレイドは男まさりの才女で綺麗な顔の男が大の苦手。美青年で名高い侯爵家のジェレミアムが彼女を一目で気に入り求婚してくるが、勿論返事はノー。しかし彼は少しも怯まず手を替え品を替え彼女を誘惑してくる。「好きでもない相手にこういうことをされても気持ち良くはならないよ」彼の企みに嵌まり淫らに触れられて教えられる快楽。優しくて剣の腕も強く顔以外は非の打ち所のない彼に惹かれるアデレイドの選択は?
感じるなら声を出していいですよ。幽霊屋敷のような寂しい洋館で一人暮らすディアンヌの前に、美しい青年貴族レイナードが突然現れる。ディアンヌに魔物の疑いがあるというのだ。彼は疑いを晴らすためだとディアンヌに怪しい薬を呑ませ淫らな行為をしかけてくる。「ここでそんなに乱れたら後が大変ですよ」初めてなのに快楽に溺れ、純潔を奪われるディアンヌ。レイナードはとりあえずの疑いは晴れたが、魔物に憑かれないために行為を繰り返す必要があると言って!?
「今、君を抱けなければ、死んでしまう」自分を嫌っている青年伯爵オスカーの期間限定の婚約者として振る舞うことを余儀なくされたアメリア。反発しながらも互いに意識しあう二人は、ふとしたきっかけで引き寄せられるように抱き合い、情熱に身をまかせてしまう。私が快楽に負けるのは彼のことが好きだから。でも彼は…!?迷うアメリアにオスカーは、婚約を本当にしようと言い出し―
生母の身分が低いため家族に疎まれ、髪を染め眼鏡をかけて美しさを隠していたアリスティナは、家を出るために「死神伯爵」と呼ばれるフェルナンの元に嫁ぐことを決める。人との間に距離をおく彼と不器用な交流を深めるうち惹かれあってゆく二人。「気持ちいいだろう?どれだけ僕が我慢しながらお前を抱いていたか」好きな人と抱き合って知る熱い悦び。しかし、フェルナンの叔父が伯爵家の財産を騙し取るという事件が起こって―!?
妹の母親代わりをして婚期を逃していたエイリーシャは、貞操の危機を幼なじみの伯爵令息、クラストに救われる。彼のことは弟のように思っていたエイリーシャだったが、その事件が噂になり、彼と結婚することに。複雑な胸中で初夜に臨む彼女にクラストは甘く囁く。「戸惑いなんて忘れるくらい愛してあげるから身を委ねて」次第に彼を夫として意識し始めるエイリーシャだが文官であるクラストは何やら秘密を抱えていて!?
妾の子として公爵家の離れで寂しく育てられたクラウディアは、ある夜、怪盗ディアスに至上の宝石として略奪される。ディアスの正体は現国王で、幼い日に結婚の約束をしたアレクシスだった。改めて求愛されベッドで官能を教え込まれるクラウディア。「感じているんだね、さぁもっと淫らになってごらん」愛し愛されて知る極上の快楽。正式に両親から結婚の許可をもらえることになったのだが、彼女に深く執着する義兄に見つかってしまい!?
妻になんてなれなくていい。ただ、あなたとともにありたい異相の侯爵と後ろ盾を失った伯爵令嬢父伯爵が亡くなり、強欲な継母と連れ子兄妹だけの暮らしになったサリーディア。逼迫する生活の中、唯一の味方は老犬アッシュだけ。金のため好色な貴族たちに売られそうになったサリーディアを救ったのは、金赤色の瞳に灰色の髪色をした異相の侯爵ヴィンセント。契りを交わし侯爵別邸に迎えられたものの、求められたのはそれ一度きり。質実剛健な人となりを知るほどに惹かれていくも、侯爵の真意は…。
「私を裏切った償いをしてもらおう」記憶を失くした子爵令嬢のデルフィーヌは、知らない部屋に監禁され、恋人だという公爵のジェラールに、無垢な身体を情熱的に奪われる。強引で独占欲の強いジェラール、でも囁く愛は蜜のように甘く感じて…! このままでは駄目なのに、デルフィーヌが記憶を取り戻し離れることを怖れている彼に愛しさが溢れていく。そんな時、彼女の婚約者と名乗る男が現われ、ついにデルフィーヌの記憶が戻って――!!
いかがわしい食用花で財を成した若き社長・宇治谷に引き取られた若菜。ある夜彼は、濃密な花の香りの美少年・馨が義父に犯される、蠱惑的な光景を目にする……!「――僕を抱くのが怖いのか?」妖しく微笑む馨を愛してしまった若菜は、背徳に駆られながらも、誇り高い魔性に魅せられるまま欲情し、まぐわう。しかし彼の特殊な「交配」には淫靡な陰謀があった……!!一族にまつわる、複数の男との淫らな儀式。濃厚耽美な愛欲世界!!
ロシアの凍える大地より冷たい大富豪。この賭に負けたら、私は彼のものになる。建設中の‘氷のホテル’の設計に力を貸してほしい──億万長者ルーカスの依頼に、エレノアは耳を疑った。彼女の亡き父はかつて彼に侮辱を受け、評判を地に落としている。そして今度は、娘の私を罠にかけるつもりなの?不安を覚えながらもエレノアは彼の申し出を受けることにし、ともにサンクトペテルブルクへと向かった。当初、仕事は順調に進んでいたが、日ごと高まる性的緊張のせいで、エレノアはルーカスの存在に気持ちを乱されるようになっていた。「どちらが先にキスをするか、賭だ」見抜いたように、彼が提案した。「もちろん、君が負けたら、君のすべてを差しだしてもらう」■『妖精の涙のわけ』で日本デビューを飾った期待の新人ミシェル・コンダーの最新作です。冷たい億万長者のつらい過去を知ったヒロインは……? 〈ホテル・チャッツフィールド〉関連作。
暴力をふるう夫に冷たい女と罵られる、一片の希望もない日々。つらくて、孤独で、ケイトにとって結婚は牢獄にすぎない。土曜日。ケイトは夫のためにディナー・パーティーを催していた。いつものように手料理に難癖をつける夫をいましめるように、世界有数の実業家アレックス・ダルトンが優しくとりなしてくれた。翌日の日曜日。ダルトンに招待され、夫婦はヨット遊びに行く。ところが遊びの最中に、夫が船にまきこまれて死んでしまうのだ。月曜日、茫然とするケイトのもとをおとずれたのは――婚姻届を手にしたダルトンだった。