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ライトノベル・小説

バイオレンス&エロスが繰り広げられる長篇伝奇ロマン! 縄文時代に津軽一帯に絢爛たる文化を築いたホツマは、弥生の民の奸計に滅びた。その弥生の血をひく岩嶺家は、軍団‘火の矛’を擁し、日本の政財界を牛耳っていた。いましも岩嶺家がオーナーのやまと鋼鉄は、ホツマの末裔率いるみちのく製鉄を合併すべく暗躍していた。 長脛元彦。ホツマの救世主となるべく孤月の宝剣を賜った超呪術者である彼は、陰謀を阻むべく立ち上がった。 古来よりの呪力を自在に操り、民族の再興と復讐に賭けるホツマの死闘。古代の確執が現代に甦り、血の嵐を巻きおこす!●志茂田景樹(しもだ・かげき)静岡県生まれ。おひつじ座のA型。中央大学法学部卒。塾講師、新聞記者などを経て、1976年秋に『やっとこ探偵』で第二七回小説現代新人賞を、1980年には『黄色い牙』で第八三回直木賞を受賞。
公開日: 2016/03/23
ライトノベル
 
World War II 1944 ワレ戦争終結ノ決断ヲスル 昭和一九年(一九四四年)七月二〇日、柱島泊地に連合艦隊が凱旋してきた。 今次の大戦の帰趨を決した海戦は、一昼夜にわたって繰り広げられたが、終わってみれば、日本側の圧勝であった。米太平洋艦隊は消滅した。(戦争を終わらせる数少ないチャンスだ。この機を逃してはならない) 夏のまぶしい日差しが入ってくる大東亜大臣室の窓を、西条英俊は全開にした。その四日後。西条は一人、首相官邸を訪れていた。首相の東条英機は、机の上に差し出された白い封筒をじっと見つめている。「総理、心残りもありますが、お国のために最善の道を選びたいと存じます」「やはり、辞めるというのか…」 どこか寂しげな表情を浮かべた東条に向かって、西条は一礼すると微笑んだ。連合国との和平は成るか? ノンフィクション作家・林信吾と軍事ジャーナリスト・清谷信一が共同執筆した、大長編・架空戦記、堂々の完結編!●林 信吾(はやし・しんご)1958年、東京生まれ。神奈川大学中退。1983年より10年間、英国に滞在。この間、ジャーナリストとして活動する傍ら、『地球の歩き方・ロンドン編』の企画と執筆に参加。帰国後はフリーで執筆活動に専念している。『青山栄次郎伝 EUの礎を築いた男』(角川書店)、『超入門資本論 マルクスという生き方』(新人物往来社文庫)など、著書多数。『反戦軍事学』(朝日新書)、『イギリス型〈豊かさ〉の真実』(講談社現代新書)などは電子版も配信されている。●清谷信一(きよたに・しんいち)1962年生まれ、東海大学工学部卒。軍事ジャーナリスト、作家。2003?08年まで英国の軍事専門誌『ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー』日本特派員を務める。香港を拠点とするカナダの民間軍事研究機関KanwaInformation Center上級アドバイザー、日本ペンクラブ会員。欧州、中東、南アフリカなど豊富な海外取材とネットワークをベースにした防衛産業の分析には定評がある。著書に、『防衛破綻』(中公新書ラクレ)、『専守防衛』(祥伝社新書)『自衛隊、そして日本の非常識』(河出書房新社)、『弱者のための喧嘩術』(幻冬舎アウトロー文庫)、『こんな自衛隊に誰がした!』(廣済堂)、『不思議の国の自衛隊』(KKベストセラーズ)、『ル・オタク―フランスおたく物語』(講談社文庫)、『軍事を知らずして平和を語るな』(石破 茂氏との共著 KKベストセラーズ)、『アメリカの落日』(日下公人氏との共著 廣済堂)など多数。
公開日: 2016/03/23
ライトノベル
 
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。ゴーギャンの足跡を辿り、原色の島・タヒチへ旅立つ 2014年3月に急逝したイラストレーターで作家の安西水丸さん。本書は雑誌「旅」(2004年10月号)に発表された彼の文章とイラストスケッチに、雑誌未掲載のイラストと写真を多数追加。水丸さんが他界される10年前の旅の記録です。 ‘楽園’を求めて南太平洋の島・タヒチへ渡り、晩年の10年余りを過ごして1903年に没したフランスの画家ポール・ゴーギャン。島の女性たちをはじめ多くの作品をこの地で描き遺したゴーギャンの足跡を辿り、タヒチ島、モーレア島、ヒバ・オア島を巡ります。●安西水丸(あんざい・みずまる)1942年東京都生まれ。イラストレーター、作家。日本大学芸術学部美術学科卒業。電通、ADAC(ニューヨークのデザインスタジオ)を経て、平凡社でアートディレクターを務めた後、フリーに。装丁、イラスト、漫画、絵本、小説、エッセイなど、多方面で才能を発揮する。朝日広告賞、毎日広告賞、1987年日本グラフィック展年間作家優秀賞、1988年キネマ旬報読者賞受賞。TIS、JAGDA、日本文藝作家協会、日本ペンクラブ会員。●小平尚典(こひら・なおのり)1954年福岡県生まれ。写真家、フォトジャーナリスト。日本大学芸術学部写真学科卒業。欧州を放浪後、エディトリアルカメラマンとして数多くの雑誌で活動。1980年、新潮社「FOCUS」誌専属カメラマンとして創刊に参加。1987年、米国ロサンゼルスに移住。2009年に帰国後は、米国での経験を生かし、メディアプロデューサーとしても活躍。安西水丸氏との共著『彼はメンフィスで生まれた』『アトランタの案山子、アラバマのワニ』の他、『おやさと写心帖』など著書多数。公益社団法人日本写真家協会会員。早稲田大学理工学部非常勤講師。
公開日: 2016/03/23
ライトノベル
 
ついに邪神セトがその姿を現し、ホルス神と激突する! ティス、アトリビス、バタリ、アシュート、そしてベニ・ハッサンと立て続けに勝利をおさめたケーメ軍は、更にその戦線を北に進めていた。だが、いまだにヘカ・カスウェト軍には目に見えぬ不気味さが漂う。邪神に思うままに操られて単なる操り人形と化したエムサムはついに…! 一方、ホルスの力を得たセレクの身体には次第に‘異変’が起こり始めていた。さらに、タニス城の最上階に捕らわれているメウイは、皇子シアンがいるヘリオポリスへと連れさられることになってしまう…。古代エジプト英雄譚、第3弾にして完結篇。●河原よしえ(かわはら・よしえ)東京都杉並区出身。小学生時代から漫画家を目指しつつ、1975年にアニメーション制作会社、株式会社サンライズ(旧・有限会社サンライズスタジオ)でアルバイトを開始。翌1976年からは企画室所属の契約社員として、設定制作、文芸、企画などを『風間洋』名にて担当。1984年『重戦機エルガイム』で脚本、1989年に企画を担当した番組のノベライズ『鎧正伝サムライトルーパー』で小説家デビュー。趣味である古代エジプト学の知識を元にしたファンタジーをはじめとする小説や、ムック本の解説などの他、ラジオドラマ脚本、作詞など、活動は多方面。古代エジプト学、博物学、イラスト、マンガ製作、最近はホビーロボット大会のボランティア活動等が趣味。
公開日: 2016/03/23
ライトノベル
 
患者たちが治療を拒否し喜々として死んでいく、謎の老人介護病院 複雑化した病院経営の実態を調査するために作られたKIS(国立医療査察機関)。その一員である貴崎邦良が調査のために潜入したのは、離島にある有料老人ホームと病院とが併設された小湊病院だった。この病院に入院する患者たちは、喜々として治療を拒否して死んでいくという異常な状態が続いていた。そこに存在していたのは、病院長の狂気の妄想だった…? 貴崎と悪魔の医師との対決の幕があがる。 老人医療のあり方に疑問を投げかける、社会派医療ミステリー!●米山公啓(よねやま・きみひろ)1952年山梨県生まれ。作家、医学博士、神経内科医。聖マリアンナ大学医学部卒業、聖マリアンナ医科大学第2内科助教授を1998年2月に退職。本格的な著作活動を開始。医学ミステリー、小説、エッセイ、医療実用書など、著書多数。現在もあきる野市の米山医院で診療を続けながら、年間10冊以上のペースで書き続けている。テレビ・ラジオ番組の監修・出演をこなし、講演会も全国で行なっている。
公開日: 2016/03/23
ライトノベル
 
圧倒的なスケールで描かれる架空戦記! 天正十年(一五八二)、志半ばに斃れた信長に代わって頭角を現した羽柴秀吉。古代から時空を超えて戦国の世に現れ、天下統一の野望へ突き進む神武にとって、秀吉は何が何でも倒さねばならない宿敵だった。 大坂に牙城を築く秀吉軍に対し、神武は巨大戦艦「日本丸」を投入、陸海の二面から雌雄を決する戦いに挑んだ! 著者渾身の歴史シミュレーション巨編、ついに完結!●志茂田景樹(しもだ・かげき)静岡県生まれ。おひつじ座のA型。中央大学法学部卒。塾講師、新聞記者などを経て、1976年秋に『やっとこ探偵』で第二七回小説現代新人賞を、1980年には『黄色い牙』で第八三回直木賞を受賞。
公開日: 2016/03/23
ライトノベル
 
その力は神か悪魔か…湯煙の向こう側に見えた人間の愚かさ 形成外科医・奇羅明典は、文豪温泉探訪クラブの同窓会で湯ヶ島温泉に来ていた。この地には、苦い想い出が残る。大学三年生の夏期休暇中、中学時代から付き合っていた恋人・桜井志都美が、ここで行方不明になったのだ。 温泉宿「夢迷荘」へ向かうバスに偶然乗り合わせた美女。志都美が好きだった沈丁花の香りがするこの女性が、その晩、死体となって発見される。志都美の面影を追い、事件の周辺を調査し始めた奇羅の目の前に、やがて第二、第三の殺人が起きて…。 東日本大震災における原発事故、薬物の化学実験室、封印されたトンネル、「川波ノート」に記された謎の暗殺集団…。やがてそれらのキーワードが、一つに集約されていく。「経済効果」という美名に踊らされた愚かな人間たちを描く、衝撃のミステリ作品。●霧村悠康(きりむら・ゆうこう)大阪大学医学部卒業。大阪大学微生物病研究所附属病院、大阪大学医学部附属病院で腫瘍外科の臨床医として活躍しながら、腫瘍免疫学、生命科学に関する基礎研究論文を数多く発表。現在、大手製薬会社メディカルアドヴァイザー兼勤務医。
公開日: 2016/03/23
ライトノベル
 
おれを殺そうとしている者は、いったいだれなのだろう? 体調が思わしくない、気力も湧かない。生きていても仕方がない。半ば厭世観に囚われた篠原喬一郎は、三度命を狙われたとき、甘んじて殺されてやろうとさえ思った。しかしその相手だけは知っておきたい。喬一郎は、悪行の限りをつくした自分の半生を振り返り、恨みを抱いているであろう犯人候補者六人の許へ赴いた…。●多岐川恭(たきがわ・きょう)1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。
公開日: 2016/03/23
ライトノベル
 
失踪者・行方不明人捜しの専門家・花川兵介が、詐欺の常習犯を追って北海道へ飛ぶ 逃亡者を追う苛烈な道。警視庁の元刑事・花川兵介は失踪者・行方不明人を専門に追う私立探偵である。美貌の女弁護士・杉浦景子の色香に負けた彼は、自戒を破って犯罪がらみの依頼を受けてしまう。標的は20億円もの被害を出した詐欺事件の主犯・手島克彦。女から女を渡って潜伏している手島の身辺に迫る花川は、突如、凶暴な男たちに襲撃された。奴らは何者なのか。孤立無援・満身創痍の花川は、‘人狩り人’の矜持に賭けて、獲物を追い詰めるべく、手島の女たちを操って奴を焙り出す。●広山義慶(ひろやま・よしのり)1935年大阪生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。
公開日: 2016/03/23
ライトノベル
 
全編グロテスクな拷問シーンが繰り広げられる伝説の奇書 反逆者ダミアンの公開処刑に沸きかえるパリの大広場。興奮する群集の渦の中に若きあのサド候爵がいた。ダミアンに科せられる拷問の光景に見入りながら、侯爵は、これから自らを待ちうける荒波を前にして、短かいながらも数奇な自分の人生を振り返るのだった。彼に快楽を教えてくれた叔父サド神父、人を肉体から解放するために活動をした破戒同盟、異端の教えを口にするアンブレ師……。1757年3月28日、くい入るように拷問を見つめるサド侯爵は興奮に酔いしれていた。 ‘サディズム’という言葉の語源となったサド侯爵ことマルキ・ド・サドを主人公に、苛烈で残虐極まりない拷問スプラッタシーンが次々と繰り広げられる衝撃の作品。「電子版あとがき」を追加収録して、ついに復刊!●友成純一(ともなり・じゅんいち)1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
公開日: 2016/03/23
ライトノベル
 
世間の「肉」に対して罰を与えて楽しんでいた少年少女たちだが、ある日をきっかけに歯車が狂ってしまう シンクロナイズド・スイミングに打ち込む香織には、現実の高校生活より、水の中のほうがリアリティがある。肉体をコントロールし、完璧な演技をすることがすべての世界…。 すべては雨と、連続して発見された溺死体から始まった。死んだのは、香織の小学校時代の教師や友人ばかり。当時の記憶が、鈍い痛みとともによみがえってくる。「選ばれし者」だけが入部できる秘密のクラブ、錬金術やオカルトにくわしい美少年の謎の失踪…。やがて、香織の身にも奇妙な出来事が次々と襲いかかる。青春ホラー・ミステリー。●牧野修(まきの・おさむ)大阪府出身。1992年『王の眠る丘』で作家デビュー。1999年『スイート・リトル・ベイビー』で第6回日本ホラー小説大賞長編賞佳作。2002年『傀儡后』で第23回日本SF大賞受賞。著書は『死んだ女は歩かない1?3』『冥福 日々のオバケ』『私の本気をあなたは馬鹿というかもね』『月世界小説』など多数。
公開日: 2016/03/23
ライトノベル
 
けっしてお子様には読ませないでください! 鬼が島へと民族浄化に出かける「桃太郎」、マッチを擦らずにいると禁断症状が出る「マッチ売りの少女」、北の国から南の町へ亡命する「冷麺の音楽隊」、巡航ミサイルが若者に恩返し「敦賀女房」、窓際セクションでセクハラ三昧「北風と太陽」、アヒル離れした風格を持つ超エリート「すごいアヒルの子」、平気で臼をつく人たち「さるかに合戦」、みんなで不正に精を出す「大きなかぶ」、酸化することに意義がある「すっぱいぶどう」…。 世界で一番笑える、伝説のトンデモ童話集がついに復刊! 単行本から内容を大幅に加筆・修正し、さらに新作3本を加えての登場です。・敦賀女房・しきたりすずめ・冷麺の音楽隊・アリとキリギリス・アリとブルース・ウィリス・笠親爺・ねずみの婿選び・裸の大政・森は生きている・北風と太陽・媚びとりじいさん・大きなかぶ・三枚のお札・桃太郎・圧縮版桃太郎・きこりと神様・かぐや姫・すっぱいぶどう・すごいアヒルの子・さるかに合戦・ルンペルシュティルツ・アットマーク・ドットコム・エンゲルスとグレーテル・マッチ売りの少女・美女で野獣●植木不等式(うえき・ふとうしき)サラリーマン、大学客員研究員などを経てフリーランスのサイエンスライター(愉快な原稿の場合はお笑いサイエンスライター)。著書に『悲しきネクタイ-企業環境における会社員の生態学的および動物行動学的研究』(地人書館/日本経済新聞社)、『スピリチュアルワールド見聞記』(楽工社)、共著に『トンデモ本の世界』(洋泉社)、訳書に『イスラームと科学』(パルヴェーズ・フッドボーイ著、勁草書房)など。
公開日: 2016/03/23
ライトノベル
 
砂漠を耕し、種子を播きながら移動する巨大装置「ハハ」はなぜ生まれたのか どことも知らぬ砂漠の惑星。そこでは「ハハ」と呼ばれる銀色の巨大な装置が、荒れた大地を耕し、さまざまな種子を播きながら移動を続けていた。「ハハ」に寄生する人々のムラで、少年ニジダマは暮らしていた。どこかに存在するというトシに憧れる彼は、ある日、トシからの交易人を名乗る男ツキカゲを迎える。それは、世界に隠された大いなる秘密と、ささやかな約束へとみちびく出会いであった…。 植物育種家にして叙情SFの名手が描く、とある世界の発芽と収穫の物語。●藤田雅矢(ふじた・まさや)1961年、京都市生まれ。農学博士。1995年、第7回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞。同年、「月当番」で第26回JOMO童話賞佳作。2007年、「ダーフの島」でSFマガジン読者賞受賞。著書に『星の綿毛』など小説のほか、『捨てるな、うまいタネNEO』などの園芸書もある。
公開日: 2016/03/23
SF
ライトノベル
 
地球制覇を狙う異世界からの魔手が、ついに最終戦争の引き金にかかった! 池袋のフィリピン・クラブのダンサーが、売春容疑で本国へ強制送還された。その前夜、彼女たちを買った米兵と商社マンは、快楽の思い出を胸にそれぞれの任地へ……が、彼らの胸に植えつけられたのは思い出だけではなかった。闇から闇へ……憑依生命体の浸透は続く。その魔手が、ついに最終戦争の引き金にかかった。 傑作SFサスペンス「星狩人」シリーズ、第4弾にして堂々の完結編。●川又千秋(かわまた・ちあき)1948年、北海道小樽市生まれ。作家、評論家。慶應義塾大学文学部卒。学生時代よりファン活動を始め、SF専門誌で評論を発表。『火星人先史』で第12回星雲賞を、『幻詩狩り』で第5回日本SF大賞を受賞。他に『ラバウル烈風空戦録』シリーズ(中央公論社)、『亜人戦士』シリーズ(徳間書店)、『創星記』(早川書房)など著書多数。
公開日: 2016/03/23
ライトノベル
 
正当防衛で兄を殺した女を、自らの作品の中で告発する女 推理作家の庄司桐子は、テレビの画面に現れた女の顔を見て愕然とする。偶然、店に押し入った連続殺人犯を説得して自首させた、早坂志歩美。彼女こそ、十年前、桐子の兄を殺害しながらも、現場の状況から正当防衛とみなされ、不起訴となった女だった。兄の無実を信じ続ける桐子は、十年前の事件の真相を、自らの作品で告発しようとするが…。女同士の息づまる対決を多重構造で描く長編ミステリー。●新津きよみ(にいつ・きよみ)1957年、長野県生まれ。青山学院大学卒。旅行会社、商社のOLを経て、88年に作家デビュー。『最後の晩餐』『意地悪な食卓』(角川ホラー文庫)、『手紙を読む女』(徳間文庫)、『記録魔』(祥伝社文庫)など著書多数。『正当防衛』『匿名容疑者』『生死不明』『トライアングル』はテレビドラマ化、『ふたたびの加奈子』は『桜、ふたたびの加奈子』として映画化された。
公開日: 2016/03/23
ライトノベル
 
夫が突然失踪してから3年、待ちつづける妻に恋人が出来たが…「お願い、あなた、帰ってこないで」池畑弘子の夫が行方不明になってからもうすぐ三年。生活のために開いた書道教室も軌道に乗り、彼女には好きな男性も現れた。そんなある日、彼女のもとに「ご主人は生きています」という匿名の手紙が届いた。あと数日で裁判所に離婚の訴えを提起できるのに…。夫の知られざる過去が暴かれていく中で、彼女に幸せは訪れるのか。女と男の真実と闇を描く長編ミステリー。●新津きよみ(にいつ・きよみ)1957年、長野県生まれ。青山学院大学卒。旅行会社、商社のOLを経て、88年に作家デビュー。『最後の晩餐』『意地悪な食卓』(角川ホラー文庫)、『手紙を読む女』(徳間文庫)、『記録魔』(祥伝社文庫)など著書多数。『正当防衛』『匿名容疑者』『生死不明』『トライアングル』はテレビドラマ化、『ふたたびの加奈子』は『桜、ふたたびの加奈子』として映画化された。
公開日: 2016/03/23
ライトノベル
 
幼い頃から戦闘のプロとして育てられた「ぼく」の戦いと‘お母さん’の謎を描く 村を焼かれ、ジャングルにとり残された少年たち。彼らの前に現れたのは、一人の女性兵士だった。その女は、自分を‘お母さん’と呼ばせ、戦闘技術を教えこむ。彼らの前に待ちうけるものとは? 映画化された『後宮小説』『墨攻』でファンタジーに新境地を拓いた著者が、SFマインドを存分に発揮した短篇集。単行本刊行時の装丁画(生瀬範義)を纏い待望の電子化。・地下街・ハルマゲドン・サマー・聖母の部隊・追跡した猫と家族の写真●酒見賢一(さけみ・けんいち)福岡県生まれ。愛知大学卒業。1989年『後宮小説』で第1回日本ファンタジーノベル大賞を受賞(「雲のように風のように」の題でアニメ化)しデビュー。1992年『墨攻』他で中島敦記念賞を、2000年『周公旦』で、新田次郎文学賞を受賞。その他、『陋巷に在り』『泣き虫弱虫諸葛孔明』など著書多数。
公開日: 2016/03/23
SF
ライトノベル
 
脱会したはずの宗教団体の影におびえる青年は…「きみは、岩下さんが自殺したことをどう思う?」「信心が弱かったからよ。御本尊様を信じきれなかったからよ。その一語につきるわ」「そこなんだよ、おれときみが決定的にちがうところは。もうきみとおれとは住む世界がちがうんだ」 青年は、聖護道会に卑劣なやり方に嫌気がさしていた。強要と変わらぬ金の集め方をしたことを恥じ、悔いた。やがて脱会した青年は、逃げるように東京を離れる。職を転々としながら、多くの人と出会い成長していった彼は、作家としての道を選択するが…。 実在する宗教団体をモデルにした『折伏鬼』関連作品、ついに復刊! あの衝撃的な問題作『折伏鬼』のアナザーストーリーともいえる、著者の青春時代を告白した異色長編小説。●志茂田景樹(しもだ・かげき)静岡県生まれ。おひつじ座のA型。中央大学法学部卒。塾講師、新聞記者などを経て、1976年秋に『やっとこ探偵』で第二七回小説現代新人賞を、1980年には『黄色い牙』で第八三回直木賞を受賞。
公開日: 2016/03/23
ライトノベル
 
完全犯罪を狙った犯罪者の視点から殺人事件を描く倒叙ミステリ うそ寒い家庭生活を送る大学教授は、孤高の学究生活を乱す虚栄心の強い妻を冷ややかな目で見ていた。やがて教授は、彼女を排除すべく‘可能性の犯罪’を試みる。目論見通り妻の殺害に成功するが、そのとき家に居合わせた助手に疑いがかかる。そして捜査が進むにつれて、念入りに固めた嘘が、少しずつ剥がれて落ちていき…。●多岐川恭(たきがわ・きょう)1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。
公開日: 2016/03/23
ライトノベル
 
都心で発生した謎の病原体! 戦慄の医療パニック・サスペンス! そびえる都庁、瞬くネオン。雑多な人々が行き交う国際都市新宿…。その地下を突如ネズミが跋扈(ばっこ)し始めた。赤子をかじり、停電を引き起こし、都市機能を蝕むネズミの異常繁殖。時同じくしてネズミが原因とみられる致死性の奇病が流行、医療チームの必死の努力にもかかわらず、犠牲者だけが増えていく。なぜ新宿だけが…。 欲望渦巻く大都会の病理か、国際的な陰謀か。そして‘赤いカミュ’とは…? 緊迫のサスペンス巨編。●山崎光夫(やまざき・みつお)1947年福井市生まれ。作家。早稲田大学教育学部卒業。テレビ番組の構成、雑誌記者などを経て、1985年「安楽処方箋」で小説現代新人賞を受賞、同年短編「サイレント・サウスポー」で直木賞候補、1986年「詐病」「ジェンナーの遺言」が連続して直木賞候補となる。1998年『藪の中の家 芥川自死の謎を解く』で新田次郎文学賞受賞。医学を題材にした作品が多い。
公開日: 2016/03/23
ライトノベル
 
人工的に造られた倫敦(ロンドン)で切り裂きジャックを追う 1888年8月31日、イースト・エンドの片隅の路上で女が喉をかききられて、死んだ。ロンドンを恐怖の底につきおとす切り裂きジャックの兇行のはじまりだった。 ……そして、2105年、気象コントロール衛星の誤動作から、世界は海水で満たされていた。だが、ひとりの男の妄執は、逆流するテームズ河を塞き止め、歴史そのままのロンドンを創りあげた。 煉瓦造りの町並みにけぶるガス灯、道をゆく二輪馬車、街角で声をはりあげる靴磨きの少年や新聞売りたち、19世紀末のロンドンそっくりの街。そしてまた、切り裂きジャックもあらたな兇行を繰り返す!●菊地秀行(きくち・ひでゆき)1949年、千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者の傍ら同人誌に作品を発表し、1982年『魔界都市‘新宿’』でデビュー。1985年、『魔界行』三部作が大ヒット、人気作家の座を不動のものとした。伝奇・幻想・バイオレンス小説の第一人者。著作は300冊を超える。
公開日: 2016/03/23
ライトノベル
 
江戸の闇夜をおびやかす盗賊ばらを地獄に送れ 時の老中松平定信に請われ、臨時与力として火盗改めを助太刀することになった一色又十郎。だが、その情け容赦のない仕打ちは瞬く間に江戸の盗賊たちの間に広まり、いまや又十郎は罪人の首を刎ねる不吉な刀とされる「切柄」と呼ばれて恐れられるようになっていた。 一方、江戸の裏社会では又十郎によって勢力の均衡を失った盗賊集団の間で縄張り争いが勃発。そんな中、間隙をついてのしあがってきたのは狐火の万吉だった。 奇策を用いて火盗改めを翻弄する狐火組とそれとわたりあうお助け組。非道の中にも情けに重きを置く万吉と又十郎の戦い。だが熾烈を極める両者の攻防は、一人の薄幸の女を巡って思わぬ方向へと動き出した。 痛快時代小説、「切柄又十郎」シリーズ第3弾!●えとう乱星(えとう・らんせい)1949年熊本県生まれ。慶応大学中退後、同人誌を主催。1989年『中風越後』で小説CLUB新人賞佳作を受賞してデビューする。おもな作品に『黄金無双剣』、『裏小路しぐれ傘』(ともに学研)、『書院番殺法帖』(ミリオン出版)、『かぶき奉行』(ベストセラーズ)など著書多数。
公開日: 2016/03/23
ライトノベル
 
日本最大級の‘あの’宗教団体の内幕を暴露! むりやり連れていかれた新興宗教団体の集会で、壇上の会長は中学一年のわたしに「いつか信心することになる」と予言し、哄笑した。十年の後、まさにわたしは巨大な組織の中にいた。が、数年の激しい活動の末、わたしを捉えたのは大きな疑惑であった。傷つき絶望して、わたしはそこを去った……。 そのあまりに過激な内容のために長らく絶版、古書店ではプレミア価格がついていた、幻の作品『折伏鬼(シャクブクキ)』がついに電子書籍となって復刻! 本書では、ある宗教団体に題材をした中篇小説「折伏鬼」を収録。主な固有名詞は変名となっている(山口利三郎、多田皓聖、河田大介、石原敏夫、中島晃助、聖護道会、聖道新聞、暁出版、前進党、小説・生命哲学など)。 直木賞作家の自伝的青春小説。●志茂田景樹(しもだ・かげき)静岡県生まれ。おひつじ座のA型。中央大学法学部卒。塾講師、新聞記者などを経て、1976年秋に『やっとこ探偵』で第二七回小説現代新人賞を、1980年には『黄色い牙』で第八三回直木賞を受賞。
公開日: 2016/03/23
ライトノベル
 
仙台・鳴子で起きた連続殺人事件の謎、本格推理と愛憎ドラマの鮮やかな融合! 美貌の人妻・瀬戸溶子が突然消えた。が、ある夕刊の風景写真の中に彼女によく似た女が仙台の街を背景に映し出されていた。やがて杜の都・仙台と鳴子峡で連続殺人事件が発生。溶子の謎の正体とは? 溶子を追う数人の怪しげな男たち。そして、探偵役のカメラマンと女子大生が最後に見た恐怖の大どんでん返しとは…。●多岐川恭(たきがわ・きょう)1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。
公開日: 2016/03/23
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警察機構に通じた者の犯行か!? 復職再起した円城の怒りが炸裂する! 東京郊外の駐在所で、警察官が殺され拳銃を奪われた。拳銃の悪用をおそれる警察当局だったが、事態は最悪の結果を迎えた。東京地検の検事が、奪われた銃によって射殺されたのだ。 東京湾海上空港建設に絡む贈収賄事件を内偵していた検事を狙った犯人の目的とは? 事件の背後に巨悪の蠢動を嗅ぎつけた‘戦闘刑事コブラ’こと円城剛は、独自の捜査を開始。だが、銃殺者は次なるターゲットを…。 卑劣な犯人に敢然と立ち向かうバイオレンス・アクション! 「戦闘刑事コブラ」シリーズ第4弾、完結編。●龍一京(りゅう・いっきょう)1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。
公開日: 2016/03/23
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銀河連邦に反旗を翻す民主主義の魔王を倒せ! エロチシズムと戦慄が横溢する宇宙戦の決着は!? 密偵娼妓船〈ヴァニス号〉がザハル太陽系にやって来て一年が経った。ザハル太陽系はいまや、ゲリラと海賊の跳梁する大暗黒星域と化したヴラド星域で、最大の歓楽街となっていた。鉱夫達が、酒と女と麻薬を求めてやって来るからだ。娼妓達はその卓越した性技と魅力で、苛酷な肉体労働の苦悩を発散させる娯楽が何もない鉱夫達の心を完全に掴んでいた。そして、魔王プレッジ・スミスを捜して放浪しつづけた〈ヴァニス号〉は、ついに彼の姿を捉えた! スリムなボディに秘めた戦闘能力と性技を駆使して魔王軍団と対決する戦闘娼妓達! 凄絶な官能SFバイオレンス第4弾が「電子版あとがき」を追加収録して、ついに復刊!●友成純一(ともなり・じゅんいち)1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
公開日: 2016/03/23
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この恐怖からは、死んでも逃れられない あなたは霊の存在を信じますか? 心霊現象を見たことがありますか?「見たくても見えない」という人もいれば、「見たくないのに見てしまった」という人もいます。 本書に収められている16の体験談。これらを信じるも信じないも、あなた次第です。しかし、この本に関わったがために、人生が狂ってしまった人間は、確かに存在します。 ……覚悟がなければ、この禁断の書を読んではいけません。・招く手・どこから音が?・便利な案内・憧れの東京?・彼はもう死んでいる・百発百中・憑いてますよ・ラブホにて・雨の家・警備の友・机の花瓶・夏祭りのおもひで・乗ってきたのは・夢に出てくる顔・古い器・残された原稿●上之屋幸永(かみのや・ゆきなが)1972年生まれ、千葉県出身。学生時代は江戸川乱歩にはじまり、菊池秀行、栗本薫の愛読者として、恐怖・猟奇ものに目覚める。その後、クトゥルフ神話に傾倒し、ホラー小説を乱読。大学時代はホラー映画ファンとしてマニアックな趣味に没頭。卒業後、広告代理店、出版社勤務を経てフリーライターに。携帯サイトにてホラー短編の執筆を開始。他に、ホラー映画評論なども行ないつつ、心霊実録などを収集。現在では、神話、民間伝承、など興味が広がっている。
公開日: 2016/03/23
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セックス業界に蠢く巨悪を壊滅せよ! 華麗なる敏腕女警部の活躍! 眠らない街、東京・新宿。不夜城に群れ集う若者たちが様々な人間ドラマを描き、多くの犯罪が派生する。警視庁生活保安課に籍を置く28歳の独身警部・志摩冴子は、ある夜目撃した美人双子姉妹の飛び降り自殺に、強い疑問を抱いた。調べるほどに、背後では暴力団の影がちらついていたのだ。冴子は、捜査四課の暴力団担当の刑事・草本英男の協力を得て、謎の気孔師が組織を通じて、少女たちに売春させている証拠を掴むべく、男の経営する治療院に潜入するが…。殺人・強盗・恐喝・強姦などの凶悪事件を描いた連作短編集、警察小説・官能サスペンス。●龍一京(りゅう・いっきょう)1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)など著書多数。
公開日: 2016/03/23
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血風吹きすさぶ北の大地の果てに、新之介らを待つ運命とは!? ウルップアイヌのホロシラル父子や元会津藩藩士・星景十郎といった心強い味方を得た新之介は、ついに北海道開拓使・仙頭左馬之介の率いる獰悪な部隊と激突する。かつてアイヌの英雄シャクシャインが死んだ砦を舞台に、新之介のスペンサー・カービン銃が咆哮し、シケムの弓矢が必殺の一撃を放つ。一方、戦場の剣戟と銃声の響きをよそに、砦の中ではあらたな生命が産声をあげようとしていた。 五稜郭から始まった長い旅路の終わりに、果たして少年は何を見いだすのか。絶好調のノンストップガンバトルアクション、堂々の完結! 文庫版の表紙イラスト+ノベルス版の挿し絵、そのノベルス版においても未収録だった雑誌「獅子王」連載時の挿し絵をすべて復刻。さらに巻末には雑誌「獅子王」連載時の扉イラストを特別収録した豪華版。●朝松 健(あさまつ・けん)1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
公開日: 2016/03/23
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全身麻酔中に覚醒した患者が聞いた言葉とは…? 国立O大学医学部付属病院。閉ざされた空間・手術室で一人の患者が執刀されていた。「この患者は誰なんだっ?」 執刀医以下、その取り違えを知っているのは病院関係者たちのみ。全身麻酔の術中に覚醒してしまっていた患者を除いては……。 医療現場の闇と権力抗争、そして生と死の狭間にゆれる患者を、現役医師が描き出した衝撃の本格医療サスペンス。●霧村悠康(きりむら・ゆうこう)大阪大学医学部卒業。大阪大学微生物病研究所附属病院、大阪大学医学部附属病院で腫瘍外科の臨床医として活躍しながら、腫瘍免疫学、生命科学に関する基礎研究論文を数多く発表。現在、大手製薬会社メディカルアドヴァイザー兼勤務医。
公開日: 2016/03/23
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