月刊ゲイ雑誌・G-men No.212に掲載された、露出小説作品を配信開始!男×男の露出小説を数多く発表する、人気作家・夏田涼介が描く!レンタルビデオのアルバイト店員の男が、高校時代、野球部のヒーローに対して抱いたコンプレックス。その歪んだ感情は、年を重ねることに静かに増幅され続けていた。高校を卒業し地元を離れ、都会で新たな人生を歩み始めた男だが、野球部のヒーローが身近にいることを知る。男は、己のコンプレックスを解消するために、野球部のヒーローを嵌めるための策略を練り始め…。男は彼の女性ファンになりすまし、会う事と引き換えに、レンタルビデオ店で卑猥な行為に及ぶように願い出る。嬉々としてそれに応える野球部の男であったが、その行為はカメラに全て収められていたのだ…。「すべて勇太郎の描いたシナリオ通りに事が運んだ。バイト先のビデオ店の駐車場に短パンを置き、それを穿いた郷田をアダルトコーナーにおびき寄せるまでは、怖いくらいうまくいった。女に成りすました元同級生の卑劣な策略を、郷田は露ほども気づいていなかった。勇太郎は、棚の隙間に携帯のレンズを向ける。ラグパンの右側からはみ出した性器を撮影する。そうして立ち上がり、パッケージに見入っている郷田の緩んだ顔もカメラに収めた。郷田はまったく無防備だった。店員の勇太郎が近付いていっても、丸出しのチ○ポを握り締めた手の動きを止めようとしなかった。欲情した性器は右手の盛んな愛撫を受け、青すじを立て、垂直に反り返っていた。半開きの唇は、勇太郎がすぐ側に立ってもそのままだった。「お客さん。何、やってるんですか」声を掛けた勇太郎の顔を郷田はふと不思議なものでも眺めるように、見た。(本文より)」