救う――。この言葉を聞いたとき、どんなイメージをもつでしょうか。本書の著者、吉岡秀人氏のような医者であれば、まず思い浮かぶのは、職業柄、「命」でしょう。では、医者や、医療従事者ではない多くの人たちは、この言葉をどうとらえるでしょう。「救う」という言葉と結びつくのは、「命」だけではありません。「家族」であったり、「生活」「組織」であったりもする。でも、一番大切なことは、「自分」を救うということ。それが本書のテーマです。では、自分を救うために、どうしたらいいのか。その心のあり方を、本書ではさまざまな方向から解説しています。たとえば、自分の弱さや孤独とどう向き合うか、失った自信をどう取り戻すか、そして挫折感を克服し、本気で動ける人間になるためにどうすればいいのか――。自分自身の人生を豊かなものにするために、いま何を考えるべきか、何を決断するべきか、これからどう行動していくべきか。そのヒントになることを、本書で紹介しています。人のために、自分のために、いまできること。それを少しずつ積み重ねていくことで、社会を幸せにできる。そしてその先には、社会から必要とされる自分自身になり、その結果、自分も幸せになれるのです。いまできることを、本気になってやってみる。それが、自分の未来を創造することにつながるのではないでしょうか。国内外から熱い支持を得ている医師による、魂を揺さぶるメッセージから、是非、自分のなかの「力(才能)」を見出してください。第1章 自信を失っているあなたへ第2章 孤独を感じているあなたへ第3章 本気になり切れないあなたへ第4章 挫折感で立ち直れないあなたへ第5章 輝く未来を持つあなたへ