●暮らしとアクティブに交わる庭●場所の広さとアイテムで変わる4つの自然の楽しみ方●緑をより美しく、たっぷりと感じるためのレイヤード・グリーン・インテリア●自然と人、文化の共生と原点回帰を体現したシラカバの林に抱かれる湖畔の宿●ミラノ・デザイン・ウィークで感じたデザインのNew Power自然や緑が暮らしを豊かに彩ってくれるということは、もはや説明するまでもないでしょう。モダンリビングで庭特集がレギュラー化したのも、もう10年以上も前のこと。「過ごすための庭部屋」や「屋内外がボーダーレスな庭」など、そのときどきで潮流を捉え、目指すべき方向性を示してきました。しかし、今は住まいも多様性の時代。答えは一つでなくなっています。では、庭のある住宅は無数に存在するなかで、なぜこれらの実例を選び、紹介したいと思ったのか。それはこの5軒が単なる「庭付き」の家ではなく、「庭と暮らしとの深いつながり=アクティブな交わり」を強く感じさせる家だからです。居場所としてのつくり込みによるもの、建築的な工夫によるもの、あるいは人の意識や精神性に働きかけるものなど――それぞれの方法や理由をキーワードで挙げながら、多様な’交わり’の在り方をご覧に入れます。この特集を読み終わったとき、あなたはどんなふうに自然との’交わり’をもちたいと思うでしょうか。