30万人が参加した「いのちの授業」の講師とベテラン教師が贈る、いのちの大切さを考える授業の極意「いのちの授業」は難しい。いのちは大切とどの子も言うけれど、大切だと思っていることを心底から大切なのだと思わせることこそ、じつはとても難しいのだと著者は言います。そこで本書は、(1)「いのちの授業」の見方・考え方、(2)我が子を小児がんで亡くした体験をもとに「いのちの授業」を展開し続ける著者・鈴木中人による「いのちのメッセージ」、(3)ベテラン教師・玉置崇が語る実践的な「いのちの授業」づくりのヒント、(4)両著者が答える「いのち」にまつわる教師の悩み相談、で構成。「いのちの授業」を多面的に取り上げます【目次】はじめに「いのちの授業」をする あなたへ序 章 私の思い第一章 「いのちの授業」とは、何を、どのように学ぶのか様々な「いのちの授業」と出合い思うこと ほか第二章 子どもたちに伝えたい「いのちのメッセージ」(話材集)【「愛されている」いのち】【「限りある」いのち】【「かけがえのない」いのち】【「つながっている」いのち】【「生かされている」いのち】【「生きる力」】第三章 明日へ、「いのちの授業」つくりの実践ヒント 「いのちの授業」つくりの心得子どもに伝えたい「いのちのメッセージ」(話材集)の活用法 ほか第四章 今、「いのちの悩み」に答える 【子どもとの向き合い方】 (1)クラスには、愛された体験が薄い子もいます。どうしたらよいでしょうか。 (2)孤独感を感じている子どもが増えており、心配です。ほか【著者】鈴木中人1957年生まれ。NPO法人いのちをバトンタッチする会代表。81年(株)デンソー入社。長女の小児がん発病を機に、2005年、会社を早期退職し「いのちの授業」に取組む。千校を超える学校を訪問、授業には30万人が参加。小学校・道徳の教科書(学研教育みらい)にもなる。著書「子どものための『いのちの授業』」「大人のための『いのちの授業』」(致知出版社)、絵本「6さいのおよめさん」(文屋)等。公式サイト「いのちの授業 鈴木中人」で検索。玉置崇1956年生まれ。公立小・中学校教諭、教頭、校長、県教育委員会指導主事、教育事務所長などを経て、2015年から、岐阜聖徳学園大学教育学部教授。文部科学省「新時代の学びにおける先端技術導入実証研究事業」推進委員なども務める。著書は、「働き方改革時代の校長・副校長のためのスクールマネジメント・ブック」「先生のための「話し方」の技術」(明治図書)、「落語流 教えない授業のつくりかた」(誠文堂新光社)など多数。