「東海道新幹線開業から50年で蓄積してきた経験は世界共通の財産になる。世界に情報発信していく」。JR東海の葛西敬之名誉会長は2014年4月、設立されたばかりの社団法人「国際高速鉄道協会」(IHRA)の第一回会議を終え、記者会見で決意を述べた。世界初の高速鉄道として誕生した新幹線だが、途上国を中心に高速鉄道計画が進み、受注に向けた国際競争が激しさを増している中、日の丸技術の誇り・新幹線輸出に商機はあるのか。これまで唯一、輸出に成功した台湾高速鉄道の現状と、官民一体で巻き返しを図る日本の取り組みを探るレポート。※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。【文字数:5437文字/単行本換算で10ページ】