「雨上がり『好き』の言葉が橋渡り君との距離はあともう少し」「透明な下敷き越しに君を見て『わたしも好きよ』とフキダシ作る」「あなたへと編んだマフラー抱きしめる今年も鞄で年を越したね」「ゆっくりとつのる思いよ進んでけ君に会いに行く世田谷線」。福井県越前市の市民らでつくる「万葉の里・恋のうた募集実行委員会」は毎年、恋愛を詠んだ短歌を全国から募っている。2012年度に寄せられた歌は、海外からも含めて計1万8177首。このうち高校生の歌22首を含む59首が入賞した。入賞者のうち高校生13人を訪ね、歌に込めた思いを語ってもらった。※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。【文字数:12763文字/単行本換算で22ページ】