日光東照宮の国宝・陽明門は2013年7月から「平成の大修理」の真っ最中だ。約10億円、6年の工期を予定する一大プロジェクトの中で、これまでに確認されていなかった陽明門のさまざまな姿が、明らかになりつつある。東西両側の奥に隠された彩色壁画のうち、東側の絵は「昭和の大修理」で目視確認されたが、西側は、今回の修繕により、217年ぶりに日の目を見た。2015年に「400年式年大祭」を控えた陽明門。その歴史に新たなページを付け加えつつある修復プロジェクトを、同時進行でレポートする(長期連載を時間順に収録したため、各章の記述は記事掲載時までに判明していた事実に基づいています)。※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。【文字数:8057文字/単行本換算で14ページ】