【御曹司・富豪・貴族・令嬢】タグのライトノベル・小説
父の莫大な借金を返すため、大金持ちと結婚を決めたエミリア。式場で初めて会う夫、ガイアスの美貌に意表を突かれるも彼は指輪を投げてよこすような粗野な男だった。幻滅と屈辱を感じるエミリアだが、新婚初夜、楽しげなガイアスに身体を開かれ、執拗に愛されて悦楽の極みを覚えてしまう。「こんなエロい体初めてだ。しばらく楽しもうぜ」毎夜、翻弄され変容する身体。夫の時折見せる優しさに惹かれるも彼には他に愛人が居て!?
1848年、ドイツの小国クルーゼル=シュタット。革命への機運が高まる中、公爵令嬢レノーラは婚約者の王子のもとから逃げ出した。彼の暴君ぶりに耐えられなくなったレノーラはイギリスへ帰ろうと決めたのだ。それを決意させたのは、夏の空のように澄んだ青い瞳のたくましい男性だった。彼は公衆の面前で王子から鞭打たれたレノーラに肩を貸し、そっとナイフを渡してくれたのだ。そして、レノーラはそのナイフをお守りのように持って真夜中の城を抜け出した――。しかし数日後、革命軍に捕えられた彼女は、あの大柄な男性とまさかの再会をする。ヴォルフラムと名乗った彼は、じつはイギリスの伯爵で‘黒騎士’と呼ばれる革命軍の英雄でもあった。とまどうレノーラに彼はさらに驚くべきことを告げる。「あした結婚しよう。それ以外に、きみを王子から守る方法はない」と……。あまりに情熱的な‘黒騎士’と公爵令嬢の逃避行がはじまった――!
「癒しのホテルマン」天野心が勤める山水館は、世界中のセレブが一度は宿泊するという超高級ホテルである。心はまだアシスタントだったが、休暇でやってきた大企業の御曹司、野矢慎二郎に気に入られ、専属の世話係に指名されてしまう。慎二郎が泊まる別館は、貸しきり別荘になっていて、滞在中は宿泊客どころか心以外のホテルマンさえやって来ない。ふたりきり、そして初めての専属接客で戸惑う心に、意地悪で甘い、慎二郎の罠が…!!
祖母の形見の首飾りのためオークションに来たルーチェは、大富豪シルヴィオと競り合いになり負けてしまう。事情を聞いたシルヴィオは彼女にそれを返そうとするが、ルーチェは素直に受け取ることができない。押し問答の果て、シルヴィオの愛人になる契約をしてしまうルーチェ。「いい声だ。もっともっと乱れたまえ」苛烈な責めを受けながら覚える至上の快楽。背徳感を抱えつつもシルヴィオの魅力に溺れていくルーチェは!?
結婚してすぐに夫を戦争で亡くしていたジュリアナは、弟の結婚相手を探すために叔母とロンドンへ向かうが、道中で馬車が事故を起こしてしまう。そこへ通りがかったオーブリー侯爵と友人が彼女たちを助けてくれるが、傲慢な態度にジュリアナはむっとする。ところがその直後、頭を打っていた彼女は侯爵の腕の中で気を失ってしまう──。それから馬車を直すまでの数日間を一緒に過ごすうちにジュリアナは侯爵の快活で優しい一面を知り惹かれていく。そして、ついにふたりは月夜の晩に春の香りに満ちた庭で口づけを交わすが、侯爵は彼女が亡き戦友の妻であり、自分が恋焦がれていた‘理想の女性’だと知ってしまい……。(ほか1篇を収録)
「男の花嫁か。それも悪くない」それまで普通のサラリーマンだった里見海音の人生は、姉のお見合いを断るために訪れた会場で、大きく変わってしまった。見合い相手の若山宇一は、容姿端麗でお金持ち。両親は、倒産しかけた工場のために、姉のお見合いをセッティングしたのだ。しかし海音は予想外にも気に入られ、「結婚相手はお前でいい」と言われてしまう。両親の工場のため、断りきれず、見合い騒動に巻き込まれた海音には、若山家に「花嫁」と認められるまで、恥ずかしいノルマがいっぱいで……!!
「どうやって俺をその気にさせるのか、じっくり教えてもらおうか…」。老舗デパート『高砂屋』の御曹司、加納遥は、仕事と恋愛を同時に失い、ヤケ酒の勢いで男とホテルに行くという醜態をさらしてしまった。相手の男は世界屈指の優良企業、『ウェルネスマート』日本支部代表の片岡宗二。経営難に陥っている高砂屋が、提携を希望して失敗した会社の男だった。傾いたデパートを守りたい遥は、ホテルの夜のことを盾に片岡を挑発して提携を迫るが、逆に怒りをかってしまい…。張り巡らされる欲望の罠。
高宮グループの御曹司である高宮樹にはふたつの秘密があった。ひとつは父の実子でないこと。もうひとつは同性愛者であること。そのため樹は人と深く付き合うことを避けてきたが、亡き祖父の執事である津々倉が押しかけてきてから調子が狂い始める。愛想が悪く、しかも同居同然の津々倉に振りまわされる毎日だったが、いつしかその気持ちは変化していく。しかし津々倉にはある目的があって――!?
ある日、子爵令嬢ダフネは、仲の良い侍女ケイトが家族の借金で苦しんでいることを知る。ケイトが病気で倒れた夜に、彼女が行くはずだった店、〈ブルースワン〉を訪れたダフネは、代わりに踊り子をさせられる。ところが、店が手入れに遭い、その騒ぎの中で彼女に目をつけていた男から襲われてしまう。そのとき、ダフネを救ってくれたのは、レイクス伯爵コーマックだった。ふたりは、降りしきる雨の中で思わずキスを交わし、互いに特別なものを感じたが、醜聞が立てば家族に迷惑がかかると、素性を明かすことはできなかった――。もう二度と会わないはずのふたりだったが、数日後に思わぬ形で再会することに……。
ろくでもない放蕩者を1年も持ち続けてしまったリディアン。母親の頼みで渋々舞踏会に出た彼女は、そこでまばゆいばかりにハンサムなエリックと出逢うが、「僕がその男を忘れさせてやる」と突然キスをされて――(リサ・クレイパス「愛の誓いはひとつだけ」。)妹の仕返しをするつもりが近眼のせいで大失敗をして、思わぬ結婚をすることになってしまったレイチェルだったが……(キャサリン・アンダーソン「眼鏡の花嫁が愛を見つかるまで」)。医学を勉強するグウェンドリンと余命わずかだと宣告された伯爵が結婚をして――(ロレッタ・チェイス「悩める伯爵と赤毛の魔女」)。ほかに名作『炎と花』のスピンオフ、キャスリーン・E・ウッディウィス「巡り逢うまで」を収録。4人の人気作家たちが描く、色とりどりの恋の物語。
アネットは夜会で危ないところを助けてくれた侯爵令息、ユベールに交際を申し込まれるが、母に強く反対されて良い返事ができない。曖昧な状態のある日、彼女は何者かに掠われ、目隠しの上、凌辱されてしまう。わけもわからず与えられる快楽に流されていくうち、相手がユベールではないかと夢想し始めるアネット。 「自分で胸を弄って。きちんとできたら許してあげる」 だが、目隠しが外れて見えた顔は紛れもない愛しい彼で!?
ずっと欲しかったんだ 私のカレは強引なケダモノ……学生時代に好きだったカレとの再会、そして恋に落ちた…… でもカレには実力者の娘という婚約者がいた――◆〈STORY〉「俺だけの前で、好きなだけ感じてくれ」彼の情熱が私の心を、体を変えていく――。学生時代からずっと好きだった勇輝と再会し、互いの気持ちを確認した麻里。勇輝は実家が経営するホテルの開業を手伝うため、故郷に戻ってきていた。幸せに浸っていた麻里だったが、勇輝が地元の実力者の娘と婚約していることを知ってしまう。‘婚約は親同士が言っているだけ’という勇輝を信じる麻里に、婚約者が宣戦布告して…。
7年間、彼への恨みを糧に生きてきた。それが別の感情の隠れ蓑とも知らず……。ロンドン郊外に立つ由緒ある豪壮な屋敷、マニオン邸──この屋敷の正統な継承者はあなたなのよ。デイナは亡き母から、繰り返しそう説かれ、それはまるで呪いの言葉のように、その後のデイナの人生をがんじがらめに支配していくことになる。彼女は屋敷の家政婦である伯母に引き取られた貧しい少女だった。母のためにも、かならずこの屋敷を手に入れてみせるわ。だがその企みも、屋敷に出入りする敏腕実業家ザックに見破られ、非難されたあげく、デイナは屋敷を追い出されてしまう。そして7年後、ふたりは予想外の再会を果たすことになるが……。■妄執にとらわれた亡母から繰り返し植えつけられた【貪欲】の罪が、ヒロインを追いつめ、波瀾を巻き起こします。
ウェストン伯爵家の令嬢アンジェリカは渋々行った社交界でウィリアム・ハルフォード侯爵に優しくされて恋に落ちる。侯爵にも気に入られ、婚約を結んで侯爵家に滞在することに。だが婚前交渉はしないと約束していたにも関わらずウィリアムに純潔を奪われてしまう。実はその相手はウィリアムの双子の弟ブラッドリーだった。自分の子を侯爵にする野望を持つブラッドリーにアンジェリカは関係を強要され、快楽に墜ちていってしまうが…
無垢な乙女が知ったのは、屈辱よりもつらい愛。その日、ガズビヤ王国では国王のハーレムに女性を集めていた。ハリス王国の王女ナディアは踊り子として宮殿に忍びこみ、寝室でザイード王が現れるのを待っていた。彼女には、どうしても国王にかなえてほしい願いがあった。ガズビヤと長年敵対しているハリスを攻めないでほしい。そのために、ナディアは家族に黙って国を飛び出した。無慈悲な権力者がどうすれば喜ぶかなら、よく知っている。自分が差し出せる唯一のもの――純潔を捧げるのだ。たとえ、ハーレムで愛の奴隷にされるとしても……。■コロンビア大学出身の現代の貴公子たちの恋愛事情を、新人作家が華麗に描く4部作の最終話です。王家の次男に生まれ自由気ままに生きてきたザイードに、突然もたらされた王冠。とまどう彼の元に身分を隠した敵国の美しい王女が現れますが……?
エストレリャは友人の遺作映画の宣伝にカンヌへとやってきた。映画の買いつけに来た関係者に上映権が売れれば、過酷な状況に置かれている多くの子どもたちを救えるのだ。だが必死の思いは、無惨にも踏みにじられる。カルロという初対面のイタリア人男性の見当違いな侮辱によって。
この傲慢なギリシア富豪と結婚するしか、私が生きていく方法はないの?アリアドネは海を臨むホテルのバルコニーに佇み、悲嘆に暮れていた。両親の死後、幼い私を引き取って23歳の今まで育ててくれたおじ夫妻。二人の愛情を疑ったことなど一度もなかった。それなのに……おじの薦めで旅行に出かける直前、自分が見知らぬギリシア人富豪と結婚する運命だと知らされたのだ。花嫁をお金で買うなんて、どんな気味の悪い人なのだろう?おじの残酷な仕打ち以上に、未来の花婿との対面の瞬間に彼女は怯えた。滞在先のホテルにアリアドネを迎えに来たセバスチャン・ニコストは、思いもよらないことに、若く精悍で端整な顔立ちの男性だった。だが、その黒い瞳は氷のように冷たく……?!■上質な映画のようにドラマティックな作風で人気を博すアンナ・クリアリー。今作はおじの巧妙な策略によって政略結婚を余儀なくされたヒロイン、アリアドネの物語です。彼女はお金とひきかえに、花嫁になるしかないのでしょうか?
まさか、妊娠するなんて……。秘書のエリーはニューヨークの街中で途方に暮れていた。6時間後に結婚式を挙げるというのに、おなかの子の父親は花婿ではないのだ。この事実を子どもの父親に──傲慢でセクシーなボス、大富豪ディオゴに知らせるべきかしら?エリーは震える足を奮い立たせて、ディオゴの前に立った。だが、彼はエリーの話に耳を傾けるどころか、彼女が結婚すると知ってなじり、警備員を呼んで追い払わせたのだ。数時間後、ディオゴは真相に気づいてエリーを捜すが、彼女はすでにオフィスを去り、花嫁として教会にいた。■ジェットコースター感覚であっという間に引きこまれる、スピード感に溢れたドラマティックロマンスの決定版*本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
レベッカが教師をしている寄宿学校で、母親を亡くして間もない女子生徒が騒ぎを起こした。ロンドンから父親が呼び出されるが、現れた彼を見て、レベッカは息をのむ。ニコラス・ナイト――!16歳のとき、初めての愛を捧げ、傷つけられた相手……。ということは、ニックはあのとき私たちの仲を裂いた女性と結婚し、娘を授かっていたのね……レベッカの心の傷が、再び疼いた。ところがいまや大富豪となったニックは、金の力にものを言わせ、レベッカに仕事を辞めて、娘の家庭教師にならないかと持ちかける。もちろん、ロンドンの彼の屋敷に住み込みで。■ニックの提案は、娘の家庭教師にとどまらず、彼の愛人をも兼ねるというものでした。そうすれば、娘を側に置いて父娘の関係修復を図ると同時に、昔なじみのベッドの相手も同じ屋根の下に囲えると。なんという男の身勝手! レベッカが突きつけた答えは……?*本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
友人と誕生日を祝った真夜中の帰り道、ベラは道に迷い、誤って対向車と正面衝突してしまった。幸い、相手に怪我はなかったらしく、運転席から男性が降りてくる。さっき見かけた人だわ! 高級車に乗った、スペイン系の伊達男。国中の女性が憧れる富豪の銀行家だと友人は言っていたっけ。彼はなぜかベラを売春婦と決めつけ、侮辱の言葉を並べたて始めた。こんな男とかかわってはだめ。あとは保険会社に任せよう。ところが翌日、保険が切れていたという恐るべき事実が判明した。屈辱的だけれど、彼にもう一度会って話をしなければ……。*本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
借財の形に、妓楼に売られた伯爵令息・馨(かおる)。初夜を競り落としたのは学院の同窓生でもある実業家・朝倉千尋(あさくら・ちひろ)だった。幼い日に馨に一目惚れして以来、馨にかしずき、馨を守るためだけに巨万の富を築いた千尋は、馨を「俺のお姫様」と呼び、身請けを申し入れる。けれど馨にはどうしても頷けない理由があった。頑なに拒絶する馨を、態度を一変させた千尋が強引に組み敷き……?恩讐の果てに花開く至極の恋。
香鹿優人は、アルバイトで生計を立てながらバンドでのメジャーデビューを夢見る優しく気遣い屋のいたって普通の青年だ。ある日、彼が働く糸島塗装工業に副社長の息子、糸島薫が現れる。イケメンと形容できる容姿にかかわらず、暗く無愛想で仕事もできず、パートのおばさんたちに煙たがられる糸島が香鹿は気になって仕方がない。頑なに心を閉ざしていた糸島だったが、香鹿の甲斐甲斐しい努力の末、少しずつ心を開き始める。そんな折、香鹿はバンドのメンバーの一人が別のバンドでメジャーデビューするという話にダメージを受け、部屋に遊びに来た糸島を衝動的に押し倒してしまい……。中編3編のオムニバスストーリー。
兄の親友・泰心とひょんなことから同居することになった高校生の真紘。泰心は大手商社の次期副社長で無駄に男っぽくてセクシーだけど、生活能力0の女ったらし! しかも真紘を抱き枕にして、ファーストキス強奪、軽くお触りまでしちゃって!! だけど慣れない生活と不安な大学受験を前に、辛くても元気に振る舞う真紘を、泰心は温かく包み込むように甘やかし始めて…? オレ様御曹司×純情高校生の年の差ラブ!
修道院で暮らす天涯孤独のルイは、突如、何者かに襲われていたところを金髪に琥珀色の瞳を持つ男に助けられる。彼はモンフォール伯爵家の執事・ロジェと名乗り「お迎えに上がりました」とルイの足元に跪き恭しく手の甲にキスをしてきた。自分の出生の秘密を知り伯爵家へ向かったルイは、そこで貴族としての教育をロジェから受ける。幼い頃から誰からも必要とされなかったルイは、家の為とはいえ自分を求める彼に心が傾いて?(※本作品はイラスト入りです。電子書籍化して配信するにあたり一部単行本と異なる仕様がございます)
天涯孤独の真名は、暴漢に追われていた男を命がけで助ける。偶然にも彼は幼い頃、今にも飢え死にしそうな真名を救ってくれた、北久瀬伯爵家の後継者・彪武だったのだ。いつしかご恩返しをしたいと願っていた真名は再会を喜ぶが、彪武はある事情ですぐに真名の元を去ってしまう。数年後、再び巡り会った彪武は、醜い相続争いから誰も信用せず、心を閉ざしてしまっていた。更に真名のことを覚えておらず、金目当ての男妾と誤解されてしまい…。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
国貴編――フランスで幸せに暮らす清澗寺家の長男・国貴と恋人の遼一郎。二人は再会した陸軍関係者の安藤に脅迫され、逃亡を決意したが、列車事故に巻き込まれてしまう。遼一郎の死を知らされた国貴は…。 和貴編――己に心酔する画家に監禁された次男・和貴。拘束され、辱めを受け続ける和貴は、愛する深沢を一途に想いながらも次第に憔悴してゆき…。道貴編、冬貴編の短編も加えて感動の完結作! 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
篠宮敬司と同棲中の恋人・大上雅流と猛流の兄弟は、元トップモデルで芸能事務所社長と、現役の超売れっ子モデル。実は二人は人間に姿を変えて生きる神獣だった。恋も仕事も大満足の三人だが、モデルとして雑誌デビューした敬司に熱狂的なファンが現れて、敬司を隠しておきたい雅流と、見せびらかしたい猛流で兄弟喧嘩が勃発!!仲直りして温泉へ療養に来るも、雅流たちの弱体化を狙う敵が現れて!?敬司を巡り神様三つ巴の争奪戦が始まる!!ちびっ狼&ふわもふ大増量
青木詩帆は両親の死後、引き取ってくれた堀田のために仕事の傍ら無償で家事労働をして恩を返そうとしていた。堀田の妻や子供達にきつくあたられる日々だったが、ある日堀田家を訪れた若きエリート、神野瑛司にデートに誘われ交際を始める。初めての詩帆を優しく導き甘い悦びを与えてプロポーズする瑛司。会ったときから惹かれていた彼と結婚できて幸せを感じる詩帆。しかし結婚後の瑛司は彼女に時々冷たくなる。不安の中、詩帆が堀田の婚外子であり瑛司との結婚は取引によるものだと発覚して!?
カード支払いの督促のバイトをしている大谷瞳が悪評高い客の家に赴くと出てきたのは誠実そうで美しい青年、門島だった。犬の世話に手を焼く彼に助言したのがきっかけで彼と付き合うことになる瞳。ロボット開発に携わり人を癒やしたいと語る彼と支払い遅延の常習の彼とのギャップにとまどいつつも抱かれてしまう。大切にすると囁かれ悦びに蕩けていく身体と心。彼女を溺愛して高価な贈り物を次々にしようとする彼を危ぶむうち、瞳の携帯にストーカーと思しきメールが次々と届くようになって!?
…きみは私と結婚し、私の妻になるのだ。 倉光子爵の庶子として生まれた伊深彩人は、避暑に訪れていた別荘の窓越しにひとりの美しい男と出逢った。言葉もなく、窓越しにみつめあったふたり。それが、運命を狂わせることになるなど、そのときの彩人には知る由もなく…… 夏も終わったある日、彩人は父である倉光子爵の命令により、興津伯爵家の次男・孝雅の婚約者のふりをすることになる。男の身である自分をなぜ孝雅は婚約者として扱うのか? 疑問に思いつつも、ひとときのことと覚悟した彩人だが、真意のわからない孝雅に惹かれながらも翻弄されて……