【電子版のご注意事項】※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。日本のマザー・テレサ、佐藤初女さんが残した生き方のヒントとは?人生と重ね合わせた思いが込められたレシピと言葉を1冊に。佐藤初女さんは、訪ねてくる人たちを迎えるための宿泊施設「森のイスキア」(青森県弘前市)で手作りの料理を用意し、共に大きな丸い食卓を囲み、心を分かち合って食事をしました。「一緒に食事をすれば人の心は開いていく」と実感していたからで、94年の生涯を「食はいのち」という信念で行き抜きました。「野菜も生きているから、にんじんや大根などの皮は、ていねいに薄くむきます」など、食材への思いは人への思いでもありました。ごはん、梅干し、塩、のりのシンプルな「おむすび」への細やかな心使いの見事さ。野菜の炒め物やあえものなどの身近なレシピも、人生と重ね合わせた思いや愛情で作られていました。初女さんが残してくれた数々のレシピや語られたことばから、どう生きていくかのヒントも得られます。「おむすびの不思議な力」「地の食材を選びたい」「祖母から母、母から私へ」「常備菜があれば」「いつものおかず」など。佐藤 初女(サトウハツメ):1921年青森県生まれ。青森技芸学院(現・青森明の星高等学校)卒業。小学校教員を経て79年より弘前染色工房を主宰。老人ホームの後援会や弘前カトリック教会での奉仕活動を母体に83年、自宅を開放して「弘前イスキア」を開設。92年、岩木山麓に「森のイスキア」を開く。助けを求めるすべての人を無条件に受け入れ、食事と生活をともにすることで、多くの人を再出発させた。95年に公開された龍村仁監督の映画『地球交響楽<ガイアシンフォニー>第二番』で活動が紹介され、国内外で講演活動をつづけた。アメリカ国際ソロプチミスト協会賞、国際ソロプチミスト女性ボランティア賞、第48回東奥賞などを受賞。著書多数。2016年2月逝去。