外科医の象徴「メス」だけでは救えない命がある。かつて神の手といわれた天才外科医も手術ロボットや先端医療機器、人工知能などのテクノロジーを駆使し、暗黙知であった熟練の技を、正確に伝承している。COVID-19後の新しい日常では、現場の医療者が自ら声を上げ、オンライン医療やVR(仮想現実)、リモート遠隔手術などを活用し崩壊寸前の医療現場に立ち向かっている。このような危機的状況で、なぜ医療現場のイノベーションは加速したのか?現役外科医として現場に立ち続けながら感じた危機感からエンジニアとベンチャー起業し、課題に対峙し続ける異端の外科医、杉本真樹医師。Appleが世界を変え続ける30人に選出し、「情熱大陸」「カンブリア宮殿」「Forbes」などにも出演した著書が、最先端テクノロジーで医療と健康の境界を解放し、「メス」を越える新しい医療の価値を創造する。ヘルスケア、ビジネス、テクノロジー、教育、不屈の半生を綴ったノンフィクション。常に価値ある希望を持ち、人類を前に進めたいすべての人に力を与える一冊。