日本と中国がそれぞれ領有権を主張する尖閣諸島。アメリカは日本の施政権を認め、日米安保条約の対象になることも明言しているが、一方で主権については「特定の立場を取らない」としている。これがどうも分かりにくい。日本人としては「尖閣諸島は日本の主権が及ぶ領土」と明言してくれた方がすっきりするのだが、微妙とも言えるアメリカの態度には理由がある。それは1970年代の沖縄返還にさかのぼると少し理解できるのだが、大量の公文書や関係者への取材などから事実を解明していこう。※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。【文字数:19000文字/単行本換算で26ページ】