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【歴史・時代劇・戦記】タグの実用書

『年代記』はローマ帝国初代の皇帝アウグストゥスの死(紀元一四年)から筆をおこし,以下ティベリウス帝からネロ帝の死(六八年)に至る四代五十五年の治世を物語る.人間の本性に肉迫してやまぬ洞察力,類まれな描写力.――この史書をひもとく者は,あたかも一篇の秀抜な歴史小説に接するかのごとき感を深くする.
公開日: 2021/12/23
単行本・雑誌
 
人類の’はじまり’は、いま、ここまで明らかになった---。古人骨、DNA、食、文化…など謎を解く手がかりを’総動員’して、その幻のルーツに迫る。ヴェールに包まれた日本人の黎明期が浮かび上がる知的発見の書。
公開日: 2021/12/22
単行本・雑誌
 
2019年6月刊行の同名単行本を加筆修正。待望の新書化!著者による「対馬・福岡」元寇史跡レポートを収録。<蒙古襲来>──海を渡ってやって来たのは本当にモンゴル人だったのか!?日本とモンゴルとの関係といえば、誰もが知っている鎌倉時代の「蒙古襲来」すなわち元寇。元という国のモンゴル人が攻めてきたという前提で語られる国難です。二度とも水際で追い返すことができたので「神風が吹いた」「鎌倉武士が強かった」「元軍の矢が尽きた」など、その勝因が盛んに論じられてきました。他方、大陸側ではどう語られているでしょうか。当のフビライ・ハーンにとっては「辺境のエピソードの一つにしかすぎない」(著者)うえに、いまどきのモンゴル人では、近年まで学校で教えられてもいなかったとか。では、元はなぜ日本征討に来たのか。「モンゴル人が主になって攻めてきたものではなかったという視点をもつことが必要」という著者の指摘に、当初の固定観念からまず解き放たれます。元朝には当然、モンゴル人はいましたが、元の直轄地だった高麗の軍が、日本への嚮導役をさせられたことは、近年の研究により知られています。加えて、日本遠征の総司令官はモンゴル人の可能性が極めて低く、副司令官も高麗人、漢人、南宋人などで構成されていて「そこにモンゴル人はほとんどいなかった」という著者の見解には衝撃を受けるでしょう。本書では、モンゴル史を専門とする著者が、『元史』や『高麗史』などの一次資料を紐解きながら、壮大な世界史の視点で「蒙古襲来」を再検証。歴史好きを飽きさせない一冊です。
公開日: 2021/12/22
単行本・雑誌
 
2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』がきっかけで注目が集まる鎌倉時代。そのなかで最も才覚溢れたのが初代将軍・源頼朝の妻・北条政子。’悪女’というこれまでの評価から一転、男どもを従え政治を取り仕切った才女の素顔に迫る。大河ドラマが100倍面白くなる必読書。
公開日: 2021/12/22
単行本・雑誌
 
『そういうことだったのか!』知ってるようで意外と知らない日本初の武家政権誕生に迫る!学校の授業で歴史を習うときに必ず出てくる「鎌倉幕府」。日本で初めて本格的な武士による政治のはじまりとして覚えさせられた方も多いことでしょう。そこで、習った方には思い出していただきたいのですが、鎌倉幕府の成立は何年と教わったでしょうか?A イイクニつくろう鎌倉幕府の1192年B イイハコつくろう鎌倉幕府の1185年C イイヤヲはなとう鎌倉幕府の1180年D その他おそらくすでに成人されて久しい方はAの1192年で習っており、若い世代や今まさに教科書で習っている方はBの1185年だという人が多いのではないでしょうか。あるいは教えている先生によってはCの1180年やDのそれ以外の年数で教えていらっしゃるかもしれません。このように、誰もが勉強してきたはずの事柄であっても、調査や研究で変わっていくのが歴史です。そしてこの鎌倉幕府の時代。この時代は、だれにも程よく想像力を広げる自由があたえられています。近世以降と違って、信頼できる史書・文献が限られているからです。また、その記述内容にも幅があり、一様ではありません。 本書が微力ながらお手伝いしますので、これまで明らかにされてきた歴史と、欠落を埋める想像力を働かせながら、この時代に思いを馳せてみませんか?【目次】プロローグ 「無法地帯」東国の夜明け第1章 「鎌倉殿」が誕生するまで第2章 幕府の完成と合議制のはじまり第3章 2代目「鎌倉殿」と合議制の13人第4章 新しい「鎌倉殿」姉弟の時代エピローグ 「法の下」の武家政権
公開日: 2021/12/21
単行本・雑誌
 
北条義時は十八歳で突如、歴史の表舞台に立たされる。義兄の源頼朝が平家追討の兵を挙げたのだ。義時は頼朝の側近として鎌倉幕府の樹立に貢献。頼朝没後、父時政に従い比企氏ほか有力御家人を排斥する。さらには父を追放して将軍補佐の執権職を継ぎ、甥の将軍実朝と姉政子を支えて幕政を主導。後鳥羽上皇と対決した承久の乱で鎌倉勢に勝利をもたらした。公武関係の変遷を辿り、武家優位の確立を成し遂げた義時の生涯を描く。
公開日: 2021/12/21
単行本・雑誌
 
YouTubeチャンネル登録者数177万人突破!(2021年10月現在)東大卒クイズ王伊沢拓司率いる知識集団「QuizKnock」が、初の児童書を発売。47都道府県の知識を、QuizKnockオリジナルのクイズを解きながら楽しく身につけることができます。各都道府県にまつわるクイズを、親しみやすい3択クイズ形式でお届け。量もたっぷり、大人気Webメディア「QuizKnock」からの厳選ピックアップに書き下ろしを加えたクイズが250問以上!社会科の勉強用としてはもちろん、クイズ番組では鉄板の「47都道府県ジャンル」の問題にも強くなれる!?QuizKnockメンバーのテーマ別スペシャル座談会や、ライター陣による都道府県別エピソードも盛り込み、子どもから大人まで楽しめる1冊に仕上がりました。解答の解説やおまけのコラムも読んで、意外と知らない日本の隠れた魅力をたっぷり味わってください!
公開日: 2021/12/16
単行本・雑誌
 
山の上に土で造られた戦国の城は、信長・秀吉によって、石垣、瓦、礎石建物(天守)を備える城へと大きく変わった。秀吉は平地にも石垣を築き、堀や惣構を設ける。巨大な土木構造物は政権のシンボルとなり、近世城郭の祖型となった。織豊期城郭研究の第一線に立つ著者が、秀吉一門の居城や、対徳川を想定した拠点の城、合戦で築かれた陣城などを、遺構・遺物から分析し、築城から政策、そして戦術までをも明らかにする。【目次】第一章 秀吉の居城 山崎城/大坂城/聚楽第と御土居/淀城/指月伏見城と木幡伏見城/京都新城/肥前名護屋城第二章 一門の城 秀次と八幡山城/秀次と清須城/秀勝と亀山城/秀勝と大垣城/秀長と大和郡山城/金箔瓦と桐紋瓦を用いた城第三章 家臣団の城 大名側からの豊臣城郭化/宇喜多秀家と岡山城/毛利輝元と広島城/浦戸城 第四章 天正一三年体制の城 堀尾吉晴と佐和山城/山内一豊と長浜城/中村一氏と水口岡山城/浅野長政と大津城/多賀秀種と宇陀松山城/本多利久と高取城第五章 天正一八年体制の城 田中吉政と岡崎城/池田照政と吉田城/堀尾吉晴と浜松城・宗光と二俣城/山内一豊と掛川城/中村一氏と駿府城・一栄と三枚橋城第六章 蒲生氏の会津における本支城体制 蒲生氏郷と会津若松城/蒲生領の支城網/蒲生氏郷と九戸城 第七章 合戦と陣城 賤ヶ岳合戦と陣城/小牧長久手合戦と陣城/小田原城攻めと石垣山一夜城/杉山城は織豊系城郭か/韮山城攻め/朝鮮出兵と倭城構築1 壱岐勝本城と対馬清水山城/朝鮮出兵と倭城構築2 慶尚南道と全羅南道に築かれた倭城終章 秀吉の居城と陣城の意味するもの
公開日: 2021/12/16
単行本・雑誌
 
「生活下げて日の丸上げよ!」「一升瓶で空襲に備えよ!」「人間魚雷を発明せよ!」……「不敗の神国日本」の総動員体制を支えた愛国者たちは、どのようにして育成されたのか。哀れにも滑稽なアジテーション群を掘り起こし、その「愛国心」のかたちを探究!
公開日: 2021/12/16
単行本・雑誌
 
山本五十六の決断力、ニミッツの統率力、昭和天皇のドイツ観――リーダーシップに見る太平洋戦争開戦から80年。日米の指導者を縦横無尽に語りつくす!未収録「歴史探偵」エッセイシリーズ三部作 完結篇。「太平洋戦争と言う一つ歴史、それを眺めていきますと、人間と言うものはいろんな面を見せます。いろんなことを考え、またいろんな過ちを犯すわけです。その一つ一つが全部教訓になるというわけではございませんが、少なくとも上に立つ人達はどうあるべきかということに関する限りにおいては、多くの教訓があるのではないかと思います」(本文より)・真珠湾攻撃作戦に見る山本五十六の「偉さ」・ ニミッツ抜擢はアメリカ軍の柔軟な人事の象徴・部下に任せて責任は取る南雲忠一・日本海海戦、作られた東郷平八郎の「決断力」・ドイツの街中で考えたヒトラーの時代・日本とドイツ、空襲の違い ほか
公開日: 2021/12/16
単行本・雑誌
 
『戦国大名・伊勢宗瑞』:「北条早雲」の名で知られる後北条氏の初代・伊勢宗瑞は、「戦国大名の魁け」「下剋上の典型」「大器晩成の典型」などと呼ばれてきた。しかし近年、新史料の発見により京都や東海、関東における政治状況についての解明が進展し、その人物像は大きく書き換えられた。北条氏研究の第一人者が、最新の研究成果をもとに、新しい政治権力となる「戦国大名」がいかにして構築されたのかを明らかにしつつ、伊勢宗瑞の全体像を描く初の本格評伝。『戦国大名・北条氏直』:戦国大名家きっての名門、小田原北条家の五代目にして最後の当主・氏直。小田原合戦の翌年、羽柴秀吉の旗本家臣として政治的復活を遂げたものの、直後に不慮の死去を遂げた。戦国時代の最終局面を生きたわずか30年の生涯は、「天下人」信長・秀吉・家康との関係に彩られた人生であった。知られざる氏直の生涯をたどりながら、大名同士の抗争の時代から「天下一統」が遂げられていく、戦国社会の激動の状況を鮮やかに活写する。※本電子書籍は『戦国大名・伊勢宗瑞』『戦国大名・北条氏直』を1冊にまとめた合本版です。
公開日: 2021/12/15
単行本・雑誌
 
『皇子たちの悲劇 皇位継承の日本古代史』:『古事記』『日本書紀』をはじめ、日本古代の歴史書には、天皇として「即位できなかった皇子」の記事が多数残されている。これらの皇子たちの多くには、残念では済まされない苛烈な未来が待っていた。彼らは、なぜ即位することができなかったのか。記紀の伝承時代から、律令制成立期、律令制下、さらには平安時代の摂関期から院政期にかけて、敗者となった皇子たちの政治的背景を探求し、日本古代国家の本質に背面から迫る。『平安朝 皇位継承の闇』:平城上皇の乱を起こした平城天皇、宮中殺人事件で廃位された陽成天皇、奇行説話が伝わる冷泉天皇、色好みの逸話に彩られる花山天皇。「狂気」とされた4人の天皇の実像を読み解き、平安朝の闇の歴史に迫る。※本電子書籍は『皇子たちの悲劇 皇位継承の日本古代史』『平安朝 皇位継承の闇』を1冊にまとめた合本版です。
公開日: 2021/12/15
単行本・雑誌
 
『足利尊氏』:足利尊氏は、室町幕府政治体制の基礎を固め、武家政治の隆盛へと道筋をつけた人物である。その評価はこれまで時代の影響を色濃く受けて定まらず、「英雄」と「逆賊」のあいだを揺れ動いた。近年、南北朝時代を再評価するムーブメントのなかで、足利尊氏への関心は飛躍的に高まった。新出史料を含めた発給文書1500点を徹底解析しながら、これまでになく新しいトータルな尊氏像を描き出す。『足利直義』:南北朝の動乱期に、武力によらない仏国土の理想郷を目指した足利直義。兄尊氏とともに室町幕府の基礎を築いたにもかかわらず、最期は兄に毒殺されたとも伝えられる悲劇の人物の政治・思想・文化に迫る。※本電子書籍は『足利尊氏』『足利直義 兄尊氏との対立と理想国家構想』を1冊にまとめた合本版です。
公開日: 2021/12/15
単行本・雑誌
 
日本国内のみならず海外からも人気の高い忍者。いつ生まれ、その実像はどのように変遷してきたのか? 忍者の通史を著した『忍者の歴史』。忍術書に書かれた哲学をまとめた『忍者の精神』。甲賀忍之伝を継承する甲賀伴党21代宗師家が、秘密のベールに隠されてきた実像を明かす『忍者の掟』。江戸時代、天下太平の時代に下級武士であった忍者の子孫たちはどのように暮らしていたのか、貴重な伊賀者の古文書を読み解く『忍者の末裔』。「万川集海」「正忍記」「忍秘伝」などを読み解き忍者の実像に迫る『忍者の兵法』。史料を丹念に読み解き気鋭の歴史学者がこれまでの戦国合戦研究を覆す『戦国の忍び』。近年の研究成果を反映し、これまでのイメージを覆す6冊の書籍合本版。※本電子書籍は『忍者の歴史』『忍者の精神』『忍者の掟』『忍者の末裔 江戸城に勤めた伊賀者たち』『忍者の兵法 三大秘伝書を読む』『戦国の忍び』を1冊にまとめた合本版です。
公開日: 2021/12/15
単行本・雑誌
 
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。●「世界の艦船」1月特大号:海上自衛隊 世界有数の海洋兵力に成長した海上自衛隊を多角的に特集。写真頁では現有全艦艇を一隻残さず編成別に紹介。本文頁では海上自衛隊の現況と将来,朝鮮・台湾有事と海上自衛隊,新鋭艦の戦闘能力など,興味深い記事を収録した。またカラー頁には公試を開始した新型護衛艦「もがみ」の斬新な艦影のほか,新造潜水艦「はくげい」の進水シーンも掲載した。※電子版は雑誌(紙媒体)とは一部異なる部分がございます。ご了承ください。※デジタル版は固定レイアウトとなっております。そのため、タブレットなど大きいディスプレイを持つ端末で閲覧することに適しています。また、文字の拡大や、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能は使用できません。ご了承下さい。
公開日: 2021/12/15
単行本・雑誌
 
【内容紹介】三谷幸喜原作・脚本の2022年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。その見どころとは?――芸能界No.1の歴史通にしてYouTuber、松村邦洋が、1年間を楽しみ尽くそうと、ひたすら’大河愛’’鎌倉愛’を無手勝流に、熱く熱く語り続ける!史上名高い治承・寿永の乱、源平合戦で家勝利を収めたのは、言わずと知れた源氏の一族。武家の頂点に立ったのは、その頭領・源頼朝だった。しかし、突如訪れた頼朝の死を境に、アウトレイジな御家人や幕府官僚たちが入り乱れ、血みどろのサバイバル・トーナメント戦が始まった!昨日の味方は今日の敵。仲間・親兄弟が入り乱れ、だまし討ち、謀殺、暗殺と何でもありのバトルが連綿と続く中で、最後の最後に勝ち残り、権力の頂点に立ったのは何と、マジメでおとなしかった’あの人’だった……。松村邦洋・談歴史好きのボクが、小学生の頃から観続けてきたNHK大河ドラマ。1979年の『草燃える』以来、ボクが一番好きな時代「鎌倉」を、2022年は久々にじっくり楽しめるんですよね。源頼朝亡き鎌倉幕府の中で繰り広げられた、血で血を洗うサバイバル・トーナメント。この一冊で何倍も深く、濃く味わうことができますよ!【著者紹介】[著]松村 邦洋(まつむら・くにひろ)1967(昭和42)年8月11日生まれ。山口県出身。日本のお笑いタレント。大学生の頃、バイト先のTV局で片岡鶴太郎に認められ芸能界入りし、斬新な生体模写で一躍有名に。ビートたけし、半沢直樹、’1人アウトレイジ’、阪神・掛布雅之、故野村克也監督など多彩なレパートリーを誇り、バラエティ、ドラマ、ラジオなどで活躍中。プロ野球好きで、大の阪神ファン。芸能界きっての歴史通で知られ、YouTubeで日本史全般を扱う『松村邦洋のタメにならないチャンネル』を開設。特にNHKの歴代「大河ドラマ」とそれにまつわる知識が豊富。著書に『武将のボヤキ』『愛しの虎』『ボクの神様-心に残るトラ戦士』がある。【目次抜粋】第1章 40年以上前の大河『草燃える』を今、見返してみた第2章 なぜ、ボクは「鎌倉時代」が一番スキなのか第3章 幕府を支えた頭脳派・武闘派(文官編・御家人編I)第4章 濡れ衣、謀殺、暗殺……普通に死ねなかった御家人たち(御家人編II)第5章 最後に勝ち残ったのは誰か(御家人編III)
公開日: 2021/12/11
単行本・雑誌
 
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 最新情報をもとに始皇帝の時代を生きた英傑たちを徹底解説! 美麗イラスト、人物相関図、最新研究情報で 「戦国七雄」を大解剖! 究極の人物録! <始皇帝が生きた春秋戦国という時代> 戦乱の時代に終止符を打ち、中国史上最初の統一帝国となる秦帝国を樹立した始皇帝。 彼はどんな時代に生まれ、そして生きたのか。 始皇帝が生まれた春秋戦国時代から、彼の死後に天下を取った劉邦が漢帝国を建国するまでの流れを簡単に紹介しておこう。 春秋戦国時代は東周時代ともいう。周は武王という人物が開いた王朝で、長きにわたる平和の時代を築いたとされる。しかし、その支配力は次第に衰え、同時に、斉、晋、楚、秦、宋などの領域国家が力をつけていった。 こうした状況が、周の王に代わって諸侯たちを統率する実力者「覇者」の存在を生んだ。 最初に覇者となったのは斉の桓公、以下晋の文公、秦の穆公、楚の荘王などが覇者として挙げられることが多い。これらの覇者たちが活躍した時代を「春秋時代」と呼ぶ。 さまざまな覇者が登場した春秋時代だが、やがて諸侯の臣下である卿や大夫が台頭。 彼らが君主をしのぐ力を持つ下克上の時代が始まるのである。 春秋時代は弱体化したとはいえ、周の君主を「王」とする伝統的価値観がまだ残っていた。 しかし、下位の者が上位の者を倒す下克上の風潮が強まっていき、前403年に大国の晋が三分され韓、魏、趙が誕生。これらの3国と斉、楚、秦、燕を合わせた7国が「戦国七雄」と呼ばれ、相争うようになる。これが「戦国時代」で、やがて各国の君主は自分たちも「王」を称するようになっていった。 戦国七雄で最初に強国となったのは魏だが、斉との争いに敗れ、徐々に衰退していった。 続いて商鞅の下で改革を進めた西の強国・秦が台頭。東の斉とともに突出した力を持つようになる。 しかし、斉は燕の楽がく毅き を総大将とする5カ国連合軍に大敗。その後、楽毅を失脚させて燕を破り、失地を回復したものの国力を大きく後退させることとなった。 一方、秦は昭襄王のもとで名将・白起らが活躍。東への進出を進め、前260年に起きた長平の戦いにおいて趙に大勝するなど勢力を大きく伸ばした。 かくして秦は戦国七雄の中で抜きんでた存在となった。 そして、前247年にのちに始皇帝となる秦王正が即位。秦は天下統一に向けて動き出すことになる。 【目次】 ■第1章 最強国家・秦の誕生 〜始皇帝が誕生するまで〜 ■第2章 ファーストエンペラーの登場 〜中国統一までの道のり〜 ■第3章 始皇帝の大革命 〜皇帝即位と巨大事業の数々 ■第4章 項羽と劉邦が天下を争う 〜秦の滅亡から漢帝国成立まで〜 ■コラム 始皇帝研究の第一人者・鶴間和幸氏が語る! 「新史料から見えてくる本当の始皇帝像」 「始皇帝陵、劉邦の時代の研究について」 ■始皇帝関連人物小辞典
公開日: 2021/12/10
単行本・雑誌
 
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。★ 鑑賞にやくだつ充実の資料つき! ★ 一度は拝観したい、あの仏像と出逢う旅にでかけませんか! ★ 鎌倉仏教の歴史/仏像の種類/関連人物の略伝ほか◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆☆ 鎌倉駅東口・金沢街道南側エリア* 浄光明寺(阿弥陀三尊像)* 圓應寺(閻魔王坐像)* 来迎寺(如意輪観音半跏像)…など☆ 二階堂・金沢街道北側エリア* 瑞泉寺(千手観音菩薩像)* 浄妙寺(釈迦如来像)* 明王院(不動明王像)…など☆ 大町・材木座エリア* 補陀洛寺(十一面観音像)* 妙法寺(一塔両尊四師)* 安国論寺(日蓮上人像)…など☆ 源氏山・鎌倉駅西口エリア* 海蔵寺(薬師如来坐像)* 葛原岡神社(日野俊基卿墓)* 薬王寺(日蓮上人坐像)…など☆ 由比ケ浜・長谷エリア* 高徳院(阿弥陀如来坐像)* 甘縄神明神社(石灯籠・石碑)* 光則寺(日朗上人坐像)…など☆ 鎌倉山・七里ヶ浜エリア* 青蓮寺[鎖大師](弘法大師坐像)* 龍口明神社(五頭龍大神像)…など☆ 腰越・江の島エリア* 龍口寺(日蓮像)* 満福寺(薬師如来像)* 小動神社(日露戦勝記念碑)…など☆ 北鎌倉エリア* 常楽寺(阿弥陀三尊像)* 円覚寺(宝冠釈迦如来坐像)* 東慶寺(釈迦如来坐像)…など※本書は2012 年発行の『鎌倉 仏像さんぽ お寺と神社を訪ね、仏像と史跡を愉しむ』を元に情報更新・一部必要な修正を行い、書名・装丁を変更して新たに発行したものです。
公開日: 2021/12/09
単行本・雑誌
 
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。★ 発行情報や御朱印帳、ゆかりの地の解説から関連する人物や歴史まで。★ 「鑑賞」&「収集」がもっと楽しくなる! ★ 魅力溢れるひと振りの個性を宿した朱印たち。★ すてきなデザインや豊かなバリエーションを数多く紹介。◆◇◆ 本書について ◆◇◆お寺や神社巡りをするときに参拝した証としていただく御朱印。近年、趣向を凝らしたデザインのものや、期間限定のもの、特別な行事の際の記念のものなど、さまざまな意匠の御朱印が増えています。今や寺社仏閣巡りの楽しみのひとつとして欠かせません。本書ではその中でも「刀剣」をテーマとして、有名な刀剣にゆかりのある寺社仏閣の御朱印や、刀剣自身の御朱印を紹介しています。授与していただける寺社の縁起や刀剣の由緒など徹底的に解説しています。通常授与される印に加え、イベント記念の限定版やバージョン違いなども掲載。また、寺社オリジナルの御朱印帳や、刀剣をモチーフにしたお守りやグッズも紹介しています。「刀剣」御朱印ガイドの決定版として、約100枚の印を収録しているので、お寺や神社に参拝に行く際、ぜひ一冊持ち歩いて、寺社仏閣巡りを楽しみましょう。◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆☆ 北野天満宮鬼切丸/助守 古備前/巴型薙刀/信濃守 國広/備州長船 師光/月山貞勝 小烏丸 造/青江 恒次☆ 建勲神社宗三左文字/薬研藤四郎/不動行光☆ 粟田神社小狐丸/三日月宗近/一期一振☆ 長円寺和泉守兼定☆ 藤森神社鶴丸国永鶴丸国永☆ 石切劔箭神社石切丸/小狐丸☆ 日光二荒山神社日光一文字/太郎丸/祢々切丸…など
公開日: 2021/12/09
単行本・雑誌
 
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。★ 世界に誇る自然の神秘と、日本人の心から生まれた結晶の数々。★ 日本にあるすべての文化遺産・自然遺産を美しい写真とわかりやすい図解で徹底解説します。◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆* 日本の世界遺産25カ所* 世界遺産とは* 世界遺産の登録基準* 世界遺産の分類* 世界遺産に登録されるには* 世界遺産登録までの流れ☆ 奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島が世界遺産に登録されるまで☆ 奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島☆ 北海道・北東北の縄文遺跡群☆ 百舌鳥・古市古墳群古代日本の墳墓群☆ 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産☆ 「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群・☆ ル・コルビュジエの建築作品近代建築運動への顕著な貢献☆ 明治日本の産業革命遺産製鉄・製鋼・造船・石炭産業☆ 富岡製糸場と絹産業遺産群☆ 富士山 信仰の対象と芸術の源泉…など
公開日: 2021/12/09
単行本・雑誌
 
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。日本の感染症対策は柴三郎の時代から!小学校の社会科の教科書にも載っている北里柴三郎。名前は聞いたことあるけれど、何がスゴイのかよく分からないって?それもそのはず、柴三郎の功績は多岐にわたり、聞き慣れない専門用語も多いため、いまいちピンとこないのです。彼の功績をあえてひと言で表すなら、細菌やウイルスなどの「目に見えない敵」と戦う武器を見つけたことです。ときは明治時代。病気の原因がまだよく分かっておらず、細菌やウイルスの存在すらあまり知られていない時代でした。そんな時代にあって、柴三郎は「破傷風」という厄介な病気の治療法を発明します。それまでの医学は病気の症状をやわらげるていどでしたが、柴三郎は原因そのものを取り除く画期的な治療法を見つけたのです。それが、こんにちも目にする「血清療法」です。血清療法はのちに改良されてワクチンになります。この功績で、柴三郎は第1回ノーベル医学・生理学賞の最終選考まで残りました。細菌という存在を熟知した柴三郎は、手洗いや消毒、マスクの着用など、さまざまな感染症対策を日本で広めます。それは、新型コロナウイルスに直面した私たちが、日々実践している対策に活かされているのです。(底本 2021年12月発行作品)
公開日: 2021/12/09
単行本・雑誌
 
2013年NHKの大河ドラマ「八重の桜」で初めて明らかになる八重の最初の夫・川崎尚之助の波乱の生涯!はじめに川崎家家系図と年表序章 「逃げた男」から「一途の男」へ第一章 出石藩出石という土地柄出石藩と仙石騒動出石藩の幕末出石の学問第二章 出石藩川崎家出石藩川崎家に至る経緯川崎家の歴史川崎家の幕末第三章 蘭学修業はじめに蘭学の勃興と蛮社の獄西洋砲術の台頭尚之助の師匠・杉田成卿と大槻磐渓大木忠益第四章 会津藩会津若松の成立保科正之の統治会津藩の改革第五章 会津藩山本家と結婚会津藩山本家山本権八山本覚馬覚馬の帰郷と尚之助の招聘山本八重第六章 京都守護職会津藩京都へ尊攘の嵐と八・十八政変禁門の変と大政奉還京都の山本家第七章 戊辰戦争鳥羽伏見撤退負のスパイラル戦争回避の途絶第八章 会津戦争へ破局のはじまり奥羽越列藩同盟の結成と崩壊新政府軍会津へ第九章 会津城下の激戦会津城下の攻防戦会津市街戦悲壮なる戦い尚之助と八重、籠城す籠城という名の戦い尚之助と八重、最後の戦い第十章 会津藩解体会津藩降伏ヤーヤー一揆藩主たちの護送八重と尚之助の別れ第十一章 戦後の会津八重たちの生活遺体埋葬の格闘蝦夷開拓と再興第十二章 斗南斗南という地域松平家再興川崎尚之助、斗南へ第十三章 函館函館という街川崎尚之助、函館へ疑獄第十四章 八重、米沢から京都へ八重、米沢へ生きていた山本覚馬京都、離縁、そして……最終章 終焉過酷な環境死去、そして余波生家の顕彰あとがき本書によせて 川崎修解説 北垣宗治参考文献
公開日: 2021/12/09
単行本・雑誌
 
世界の偉人たちの真実の人生を描く伝記読み物。好評シリーズ重厚充実の第2弾。ニュートン、ゲーテ、モーツァルトから、フロイト、イサム・ノグチ、ゲバラ、マッカートニー、ビル・ゲイツ……などなど、古今東西30人の偉人たちの意外な素顔、実像を描き、人生の真実を解き明かす。夢の実現法、成功するためのヒントなど、役立つ人生アドバイス満載。人生に迷ったときの道しるべとして。また、人生を一緒に歩む友として手元に置きたい一冊。
公開日: 2021/12/08
単行本・雑誌
 
ヒトラーは、古代スパルタを「歴史上、最も明らかな人種国家」として称揚した。優生学に基づいた人種主義政策をはじめ、いわゆる「スパルタ教育」に範をとった教育政策、「北方人種」神話、さらに「祖国に殉ずる死」の美化にいたるまで、第三帝国の政策には、さまざまな形でスパルタが影を落としている。「スパルタ」は国家社会主義者にとって一種の合言葉であった。日本ではほとんど紹介されることのなかった、第三帝国におけるスパルタ受容の諸相を明らかにし、そのような事態を前に、人文主義者と呼ばれる古代ギリシア・ローマの学者たちが、ナチズムとどのように対峙したのかを描き出す、かつてない試み!「優れた詩人、哲学者、音楽家を輩出した文化大国のドイツが、なぜナチズムのような危険思想の台頭を許したのか?」 第二次世界大戦後にナチス・ドイツの蛮行が明らかになって以来、いまだ答えの出ない問いである。著者は、ドイツ人が18世紀後期以降、古代ギリシアに抱いた特別な愛着にその答えを求める。日本がユーラシア大陸の高い文化を輸入して自国の文化や国家を形成していったように、ドイツは、古代ギリシア・ローマを熱心に探究することで、独自の文化や国家を形成していった。これらの研究・教育に携わる人々は「人文主義者」と呼ばれた。失業と貧困に喘ぐヴァイマル共和国の下、古代ギリシアに対するシンパシーのモデルが、アテナイからスパルタに転じた時、人文主義者たちにも大きな転換点が訪れる。彼らは、スパルタを模範に据えたナチズムといかに向き合ったのか。研究に没頭することで傍観した者、人文主義存続のために協調した者、学問の自由を賭けて抵抗した者――三人の人文主義者の生き方を通して、人文主義とナチズム、さらに学問と国家のかかわりを問い直す意欲作!【本書の内容】序 第1部 人文主義者とナチズム――傍観、協調、抵抗第一章 傍観:イェーガー――「政治的な人間の教育」第二章 協調:ハルダー――人間性の擁護から人種主義へ第三章 抵抗:フリッツ――「学問・大学の自由」の擁護補 論 古典語教師の往復書簡に見るナチズムへの傍観 第2部 第三帝国におけるスパルタの受容第一章 スパルタについて第二章 ナチズムの世界観・政策とスパルタ第三章 第三帝国のスパルタ受容に対する国外での賛否第四章 第三帝国のスパルタ受容に対する国内での批判 第3部 第二次世界大戦後の人文主義者第一章 イェーガー――人文主義からキリスト教へ第二章 ハルダー――人種主義からオリエンタリズムへ第三章 フリッツ――「学問・大学の自由」の擁護から啓蒙主義へ結 語注/文献目録/初出一覧 あとがき
公開日: 2021/12/08
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カザフ・ウズベク・タジク・キルギス・トルクメンの、いわゆるファイブスタン=中央アジアは、中国・ロシア・アフガン・イランに囲まれた地政学的な重要性にくわえて、豊富な地下資源と近年の経済発展で、ますます注目度を増している。長く「東西文明の十字路」として興亡を繰り返し、さまざまな民族が行き交った旧ソ連領中央アジアの複雑な歴史を手軽に知る入門書。紀元前5千年紀、農耕文化はどのように始まり、牧畜はいつ、遊牧に移行したか。アレクサンドロスの東征や、張騫の西使は何をもたらしたか。仏教やゾロアスター教の文化・芸術を、イスラム教はどう変容させたか。チンギス・カンの軍隊が破壊した都市はいかに再生したか――。新石器時代の原始農耕から、サマルカンドを中心に栄えた15世紀のティムール帝国まで。スキタイ・エフタル・匈奴・烏孫・突厥・ソグド・モンゴルなど、砂漠と草原を往来した遊牧民の世界を、遺跡と遺物を手掛かりに説き明かす。巻末解説を、『スキタイと匈奴 遊牧の文明』の著者・林俊雄氏(創価大学名誉教授)が執筆。〔原本:角川書店、1963年刊〕
公開日: 2021/12/08
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源頼朝と後白河法皇。中世の幕を開けたふたりの真実平家、義仲や義経は京を制圧しながらも敗れ、頼朝は遠く東国で幕府を樹立できた。頼朝が獲得した正当性とは。鎌倉幕府成立論の名著。源頼朝が幕府を樹立するためには、幾多の謎がある。挙兵直後に惨敗しながら、なぜ次々と武士が結集したのか。平家の追討軍に勝利しても、なぜ三年半も鎌倉を動かなかったのか。源義仲は京を制圧しながらなぜ敗れたのか。弟義経はなぜ逐われたのか。頼朝にとって後白河上皇はどのような存在なのか――。鎌倉幕府成立論に新たな地平を拓いた名著。解説・三田武繁
公開日: 2021/12/07
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教科書に書かれた日米戦争は、虚構である。本書では、「最後通牒となったハル・ノート」「真珠湾攻撃」「ソ連の対日参戦」など、第二次世界大戦前後における歴史上の重要トピックを年代順に取り上げ、それを『教科書に書かれた通説』と『真実の歴史』と対比させて見せていく。歴史がいかに捻じ曲げられてきたか。「インテリジェンス戦争」で敗北した日本。その歴史の真実を明らかにする。
公開日: 2021/12/06
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困っている人がいたら手を差し伸べる――それは普通のことです。1984年よりパキスタン、アフガニスタンで支援活動を続ける医師・中村哲。治療のために現地へ赴いた日本人の医者が、なぜ1600本もの井戸を掘り、25.5キロにもおよぶ用水路を拓くに至ったのか?「天」(自然)と「縁」(人間)をキーワードに、その数奇な半生をつづった著者初の自伝。〈目次〉はじめに――「縁」という共通の恵み序章 アフガニスタン2009年◆第1部 出会いの記憶1946〜1985第1章 天、共に在り第2章 ペシャワールへの道◆第2部 命の水を求めて1986〜2001第3章 内戦下の診療所開設第4章 大旱魃と空爆のはざまで◆第3部 緑の大地をつくる2002〜2008第5章 農村の復活を目指して第6章 真珠の水―用水路の建設第7章 基地病院撤収と邦人引き揚げ第8章 ガンベリ沙漠を目指せ◆第4部 沙漠に訪れた奇跡2009〜第9章 大地の恵み――用水路の開通第10章 天、一切を流す――大洪水の教訓終章 日本の人々へアフガニスタン・中村哲 関連年表
公開日: 2021/12/04
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大東亜戦争は非常なる興亡の大戦争である。筆を持つ者が、後世のために、何らかの筆跡を残すことは、その義務である。すなわち書いたことのない日記をここに始める。将来、大東亜外交史の資料とするためである。神よ、日本を救え。昭和十八年十月一日 清沢 洌***日本人はもう二度と戦争などするはずがない。恐らく日本人のほとんどはそう考えているだろう。しかし、その確信は極めて頼りない、むしろ大きな勘違いであることは、清沢洌の『暗黒日記』を読めばわかるはずだ。清沢の日記に綴られている戦時下の日本人とその社会の姿は、驚くほど現代と似ている。まるで我々の現在のありさまが清沢に見透かされていたかのようだ。相手変われど主変わらずというが、何かひとつきっかけを得たならば、日本人はたちどころに、戦前のような好戦的な国民になってしまいかねないという危惧さえ覚えずにはいられない。戦争というのは、どこまで行っても手段のはずだ。それも非常手段だ。目的ではない。にもかかわらず、戦時日本では、いつの間にか手段であるはずの戦争が目的となってしまった。なぜ我々は、いや権力者は、殺し合いの決断をしてしまったのか。なぜ我々は戦争国、神の国日本への橋を渡ってしまったのか。なぜ300万人を超える犠牲者を出すまで戦争をやめることができなかったのか。そして、今の我々日本人のどこがその後変わったと言うのだろうか。問題の答えも、また『暗黒日記』の中にある。――はじめにより
公開日: 2021/12/03
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第2次世界大戦で親を失った戦災孤児・戦争孤児は、戦後70年にあたる2015年まで多くを語らず、「沈黙の半世紀」「沈黙の70年」を生きてきた。彼・彼女たちはなぜ沈黙してきたのか。これまでの人生で何を経験してきたのか。なぜいま、自らの足跡を語れるようになったのか。これまで沈黙してきた戦争孤児の当事者たちにロングインタビューをおこない、浮浪生活、自殺を考えるほどの親戚宅での冷酷な処遇、教育にアクセスできない困難、就職の難しさ、家族をつくることの願いと拒否感など、これまで歩んだ生活実態を明らかにする。戦争孤児が自らを語り、社会的な承認を求める契機になった東京大空襲集団訴訟などについての思いも聞き書きして、「戦争で親を失った子どもたち」が、抱え続けてきたスティグマとどう向き合い、自らの来歴をどのように語るのかを検証する。
公開日: 2021/12/01
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