ポリアモリー、スワッピング、ハーレム……etc.新しい恋愛スタイルを求めて全世界250万部超のベストセラー、ナンパバイブル『ザ・ゲーム』から約10年。 カリスマ・ナンパ・アーティストの著者が真実の愛と心の平穏を見つけるまでの苦悩と波乱に満ちた4年間の記録。音楽ライターとして活動しているニール・ストラウスは、身長165センチ、体型は貧弱で、頭も薄くなりかけており、女にモテることを夢見ながら、ほとんど諦めていた。だがあるとき、スゴ腕のナンパ師たちが世界中のクラブ、ストリート、ホテルで得た情報や体験談、ナンパの傾向と対策などの情報を交換し合うウェブサイトを発見。なかばヤケクソでこの世界に仲間入りした彼だったが、次々とナンパのテクニックをマスターしていき、やがて世界最高のナンパ師‘スタイル’として名をとどろかせるようになった。この様子は『ザ・ゲーム』で記している。非モテから一転、理想のオンナを必ずオトすテクニックを身につけた著者は、次々とナンパに成功し複数の女性と関係を持ち続けていた。そんな中、生涯の伴侶にしたい女性と出会いモノガミー(パートナーと一対一の関係)をスタートする。そこで得られる満足感、喜びは「ゲーム」ではないことを悟る。しかし、二ールはパートナーの女友だちと関係を持ってしまう。浮気がバレて愛する人を傷つけてしまった彼は、健全な恋愛関係を築きたいのにできないことに問題を感じて、セックス依存症のリハビリ施設に入所。セラピーで両親との関係性を見つめ直して幼少期のトラウマに気づく。さらに、そこで下された診断は、アルコール依存共依存型セックス依存症愛情回避障害、強迫性障害、抑うつ症……etc.。別のセラピーでは、脳科学者から、脳の異常と注意欠陥障害という診断を受ける。収拾の付かない浮気心に悩まされながら、治療やセラピーを続けることは断念した。パートナーとモノガミーを続けることに息苦しさを感じた彼は、モノガミー以外の自由な男女関係を求めて、ポリアモリー(複数愛)、スワッピング、ハーレムなど、新しい恋愛スタイルを試してみるのだが……。最後に行き着くゴールはどこにあるのか。著者自身の苦悩と波乱に満ちた4年間の体験を赤裸々に描く。