絵と文で綴る、日本の’お付き合い’のかたち日本の’お付き合い’のかたちには歴史があります。人と人のお付き合いだけではありません。日本人は古来から自然や神さま、ことばやモノたちと独自の関係性をつくり、さまざまな作法でお付き合いを続けてきました。本書では、さまざまな’お付き合い’にまつわる話をご紹介しています。人をつなぐことばや場の整え方、自然や神さまとのお付き合い、季節のならわしなど、日常的に何気なく行われているさまざまな’お付き合い’の由来を知り、背景にある人々の眼差し、心の中に隠されたさまざまな思いに、あらためて目を向けています。一見不合理に思える作法やならわしについて、なぜ、なんのために行うのか、なぜ続けられてきたのかなどが、ものがたりとして理解できる一冊です。第一章 人をつなぐことばの力。・力の宿ることばを使う・敬語で場を整える 他第二章 場の整え方とおもてなし。・暮らしとお香・和服と暮らす 他第三章 気づかいのある身のふるまい。・日本人とはきもの・拍手のならわし 他第四章 食卓を囲むお付き合い。・お酒にまつわる話・お米と日本人 他第五章 贈り物をするということ。・お歳暮とお中元・「包む」文化 他第六章 和の心を尊ぶ儀礼と行事。・お正月のすごし方・日本人のイニシエーション 他第七章 自然とのお付き合い。・月の力をいただいて・石に宿る力 他第八章 神さまとのお付き合い。・家の中の神さま・占いとくじ 他