◎人間は合理的な行動をいつも取るか?◎「企業の寿命は30年」は本当か?◎男女の相性を数値化するには?博覧強記の数学者、柳谷晃の日常は数学で溢れている。なぜなら、数字は言葉であり、式は文章だから。そう、カリスマ数学者の目に映る世界は、数字という表現で彩られた芸術に満ちているのだ。しかし、残念ながら数学はわかる人にしかわからない学問。数学嫌いの凡人は、どこかで限界を感じ、そんなふうに諦め、自分を納得させてきたのだ。けれども、数学嫌いの凡人だって、数学への憧れはある。本当は、数学者の目に映るキラキラした世界や、「わかる」という疾走感を味わってみたい!そんな数学嫌いさんの夢をかなえるのが本書です。カリスマ数学者の目に映る景色を、数学嫌いさんにわかるように説いてゆく。博覧強記の数学者の手にかかると、数学の本もどこか文学的で人生訓のよう。日常に溢れる数学の本質を感じられる1冊です。